勤め先の施設にて、今日はティッシュカバーづくりをしてきました。
A宮さんは86才の方。
足を怪我して3か月入院し、そのごセンターを利用することになりました。
両手にて杖をつきながら、ゆっくりと歩かれます。
耳は、ほとんど聞こえないくらいの難聴。ですので、大声と筆談で会話しています。
ですが、他はクリアーです。頭も言うことも、しっかりとしています。
で、必ず何か覚えて帰ろうとします。手を動かすことが好きなのです。折り紙・手芸なんでも。その作品は、大切に持って帰り、家で待つヒコ(孫の子ども)に教えてあげて一緒に作ったりするんだそうです。
昨年は折り紙の星飾りを一緒に作ったり、折り紙の箱を作ったりしました。そして、クリスマスリース作りもしました。
今年に入り、私が来る日を心待ちにしてくださるようになりました。ほとんどの作業は、私としているので、また何か教えてほしいというのです。
今日作った「洋服の形のティッシュカバー」は、利用者の方の奥様が手作りしたもの。それをお借りして型紙を作りました。
ね、素敵でしょ。この生地もいいんですよね。
それを、先週から布を切り、みなで一緒に下準備をしていたもの。今日はいよいよ縫う作業です。
さて、午後になりました。待ちかまえていたA宮さんと一緒に作りはじめましょう。
ではA宮さんモデルをよろしく。
さて、まずは先週の下準備・・・。写真の型紙を写した布を、ぬいしろをとって切ります。
襟一枚、袖2枚。
本体の後ろ一枚、前2枚です。
こちらは、襟になります。袋に縫い、表に返して、両端を折り、本体に縫いつけるのです。
一枚。
本体前の部分は、片方だけを三つ折りにして、ぐし縫いしておきます。
これを2枚。
写真はありませんが、袖は一枚の布を半分にし、また半分に折ったものを、そのまま本体につけます。
後ろ布を上を表に置き、その上に、襟、両袖、前部分を2枚おき、マチ針でずれないように細かくとめて、
ぐるりと縫い、袖の余った三角部分を切り取っておきます。
袖の部分や襟のところが厚みがあり、縫うのが少し力がいります。
ずれないように、丁寧に縫っていきます。
縫い終わったところで、表に返して完成です。
表に返すまで、みながドキドキでしたが、なんとか無事に仕上が り大満足です。
大満足のようです。
「また作りたいわねぇ・・。また新しい布を持ってこようかしら。教えてもらって作りたいわ。」
「ね、いいでしょう?。」
「いいですねぇ。」
所要時間1時間半。
結構、簡単で、それでいてカワイイ、ティッシュカバーの出来上がりでした。
次はどなたと作りましょうか。順番に作ってます。
ぜひ挑戦してみてくださいね。
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