伝承のくす玉―こんなに楽しい折紙があった (レッスンシリーズ) 価格:¥ 1,370(税込) 発売日:2006-09 |
素敵な実用折り紙―暮らし、はなやかに。 (実用BEST BOOKS) 価格:¥ 1,260(税込) 発売日:2007-03 |
最近、勤め先の小規模センターにて、利用者さんと折り紙に取り組むことも多くなりました。
やはり何も準備がいらずに、手軽に出来る魅力があります。
もともと、トランスパレントなどで、星づくりを行ったりしていて、好きなんですね。(以前の記事ですトランスパレントの星で)。
いつも拝見している遊工房さんのブログでも、お雛様があるとついつい参考にさせてもらったりして(まだ未完成なんですけど・・あと少しです)。
折り紙は、センターでは、職員が持ってきていた本などを参考に折っていましたが、もう少し実用的で飾ってもきれいなものを作りたいと思うようになってきたわけなんです。
きっかけは、以前に息子羊が学校で教わってきたコマづくり。これは複雑そうに見えるのに、単純でしかもきれい。回すと、うれしくなってしまいます。(その時の様子です)
それで、施設でも利用者さんと一緒に作りました。7枚折るのに、最初はしぶしぶ、面倒くさい顔をしていた利用者さん、出来上がるとみな、ニッコリ。
いつもは、手をださないような男性利用者さんもうれしくて、回して楽しんでらっしゃいました。(コマの回っている様子はこちら)
そして、持ち帰っても家族に大きい顔ができたらしく、大喜びでした。
一緒に折り紙をすることで、利用者さんの現在の状態もとてもよく把握できることにも、気が付きました。いつもはできるのに、今日はできない、なんでだろう・・・。すぐにわかります。
また、しっかりしていそうに見えて、記憶があやふやなのも、手に取るように分かります。手の動かす機能が落ちているということも。だからと言って、その利用者さんを叱咤激励して折らせるなどということも、しません。あくまでも目安ですね。
また、小規模には珍しく、しっかりとしたおばあちゃま、83才のA宮さんが利用されるようになり、私もボヤボヤしていられなくなりました。
と、いうのも、この方、昔から向上心のある方で、何か覚えたい、ぼーっとしていたくないのです。私の顔を見ると「何か教えてちょうだいね」と、話されます。見習いたい方です。
そして、ここで覚えた折り紙や切り紙は、家に帰ってからヒコ(ひ孫さん4才)と一緒に教えながら折るのだそうです。
センターに来るようになってから、家族の中でも会話が増えたと聞くと、うれしいものです。会話のきっかけに、何かを作って持ち帰っていただくのが一番なんです。
話しだけだと、やはり御年、忘れていたりうまく言えなかったり。でも、作品があれば、それで家族がわかりますし。
それで、この間から羊飼い、書店では折り紙の本ばかり見るようになりました。どれも気になる本ばかりで迷うこと迷うこと。
で、ようやく今日求めた冒頭のこの折り紙の本。こちらはおすすめです。中級というところ、それでなかなか実用的で、ちょっと挑戦したいなぁと思うような作品がありました。
施設にかかせない、壁面作成のために便利な花など、季節ごとにあるので、こちらも使えそうです。奇をてらわない日本古来のものをうまく生かしてある感じの作品です。
早速、家でも試し折りを。
折り紙3枚を使用する、本格的な花のコマづくりに挑戦しました。
これがうまくできたので、大満足です。いかがでしょうか。回すのが気持ちいいんです。
娘羊と一緒に、悩みつつ完成です。
せっかくなので、ひとつだけ、ちょっと作り方のご紹介をしたいです。
花のコマの作り方
座布団の基本形から作り始めます。
次には、真ん中の部分を作っていきます。
ここは結構簡単ですね。
ここから、一番下の回る部分を作ります。3番あたりがちょっとだけややこしいです。
でも、写真でわかりやすく説明してあるので、大丈夫ですね。
このあたりは、折っていても楽しいところです。折り紙ならではの魅力のある部分ですね。
これで、3つのパーツが完成しました。あとは組み立てるだけ。
こんな感じで完成ですが、詳しくは本を見ていただくとして、折り紙など利用者さんといろんな取組みをしていく中で、何がいいのか、探っていきたいです。
そして、何よりも自分が楽むのが一番。そんな雰囲気が伝わりますから。きっと。
現在は、60個のパーツを使う、くす玉づくりにも挑戦しています。出来上がったらご紹介いたしますね。
そんなわけで、自分の趣味としては、くす玉づくりに惹かれてきています
*ところで、全く知らないうちに、絵文字が使えるようになっていたんですね。気がついたので、使ってみました
まだまだですが。
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