のんのん太陽の下で

初めての一人暮らしが「住民がいるんだ・・・」と思ったラスベガス。
初めての会社勤めが「夢を売る」ショービジネス。

多分病気

2010-05-28 | KA
 このダンススタジオに来るのは久しぶり。恐る恐る使い掛けのカードを出してみると、まだ使えました。今日は、バレエのレッスンを受けました。
 MGMへ行くと、シェリーがとても熱心に日本語の質問をしてきました。“邪魔”に関する質問で最後の締めくくりとなったので、二人で笑いました。邪魔なことはなく、楽しいひとときでした。
 一回目のショーは、早いうちから吐き気があり、踊り始めると頭の中がぐちゃぐちゃでした。いつどこで大きな失敗をしてもおかしくない状態でありました。身体が良く動くことが、唯一の救いでした。これはもう病気だと思いました。内科的な病気のことはあまりよく知らないので、どういう病気でどういう症状が出るのか、調べてみないと分かりませんが、多分病気です。
 一回目のショーが終わると、偶然なのか、何かを感じたのかゲイルが話し掛けてくれました。そして症状を話すと「妊娠しているの?」と。私は「違うけれど、そんな感じ。」と言ってから、上手く英語で表現できていたか心配になりました。彼女は冗談で言ったことだとは分かっていましたが、私はこの症状が出るといつもつわりはこんな感じなのかしらと思っていました。そして、冗談を冗談で返していられないほど事態は深刻で、彼女に説明をしながら、私は少し涙を浮かべてしまいました。
 ひとつ、決めていながら実行できなかったことがありました。でも、二回目のショーをしながら思ったことがあり、実行しなくて良かったかもしれないと思えました。私は本来、人の笑顔を見ているのが好きなのだから、自分が我慢することで、それが得られるのなら、一人の我慢で済むのなら、そうしたらいいのではないかと思います。そして、そうすれば我慢も半分、いや、それ以下で済むことでしょう。
 二回目は、出来なかった所がありましたが、自分が何をしていたか分かりますし、自分自身のコントロールも出来ていました。演技自体はきっとこちらのほうが良かったと思います。
 ショーが終わると、ゲイルが心配してまた声を掛けてくれました。多分、自律神経失調症なのではないかと思うと伝えました。カツラを外した後も、彼女は親身になって話をしてくれました。彼女のことは信頼をしているので、何でも話せますが、思い付いたこともあるので、もう少し一人で頑張ってみると伝えました。休暇まで、あと二日。これを乗り越えられなかったら、私はもう続けていけないと思います。
 夜は楽しみなことがありました。この時を待ち望んで、今日を頑張りましたが、なかなか思い通りにはならないものです。でも、そう、笑顔の人がいるのなら、それでいいのです。