のんのん太陽の下で

初めての一人暮らしが「住民がいるんだ・・・」と思ったラスベガス。
初めての会社勤めが「夢を売る」ショービジネス。

お相手ナシ

2006-08-31 | KA
 フォーレストのシーンを変えるといいながらずいぶん長いこと、もしかすると一年ぐらいそれをしませんでした。それが突然のようにステージングが行われ、一回のステージングで変更をしました。うわさによるとギーラリベルテさんが新しいフォーレストを今日観に来るから・・・結局クリエーションをしていた時のように戻ったとのこと。「なんかおかしいね。」と、このシーンでソロをするイーゴーと話していました。
 そのイーゴーは明日手の手術をします。6週間掛かるそうです。どうかうまく行きますように。
 2回目のショーで最後のシーン、エピローグに向かうと双子の男の子役がいないと言います。双子の女の子役、イーゴーと3人で目をあわせ、出る順番をとっさに変えました。いつもは双子が先に出るところを、女の子とイーゴーがカップルで出て、その後私はお相手なしで一人で出てあいさつをしました。一番最後のお辞儀には間に合ったので衣装替えをしてない小さな恋人の隣でお辞儀をしました。
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セバスチャンと再開

2006-08-30 | 仲間
「セバスチャン、今駐車しているところだからすぐ来るよ。」とジュリが言ってから彼に会うまでどれだけ時間が掛かったことでしょう。ようやく会えました。彼に会うのは5月の休みにケベックに遊びに行った時以来です。サンディエゴまで演技をしに行きその帰りに寄ったとのこと。あの時と変わりなく元気で、もしかしたらそのときより生き生きとしていたかもしれません。今、もっと好きなことができているのでそれが現れているのでしょう。
 ちなみにセバスチャンはサーカスのアーティスト。頭にふたつ角を髪の毛で作っていてプチデビルといっています。私より背は低いですが全身が筋肉の塊のような身体つきで軽々と私のことを持ち上げられるぐらいです。KAに出ているときはヒトデとの演技やクライムで特にそのキャラクターを発揮していました。
(偶然、KAでヒトデと遊んでいる彼を見つけたのでこちらをご覧下さい。http://www.mgmgrand.com/ka/)グランドキャニオンのコロラド河を一緒に渡った仲間でもあります。
 来年は台湾に行く予定があるとか。帰りに是非日本に寄りたいそうです。そのときが私の休暇と重なることを願います。彼にもたくさんお世話になりましたから。
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予定は予定

2006-08-29 | 日記
 カナダはケベックの友人、セバスチャンからメールがあったのは一週間前のこと。それから彼に会う日を楽しみにしていました。いつもの居酒屋に予約をして準備万端。
 今日はほかに、知り合いのお姉さんの誕生日会にも招待をされていました。彼との約束の時間と外れていたのでこれもよし。
 ところがです。私が誕生会のことを間違って捉えていたことと、彼が観ようとしていたショーの時間を変更したことでてんてこ舞い。結局彼には全く会うことができませんでした。
 もう明日の夜、彼はラスベガスを発ってしまうのでその前に必ず会えますように。
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BODIES

2006-08-28 | 日記
 数年前に東京で“人体の不思議展”が開催されていて、行きたいと思いながら行けませんでした。それを今、ここラスベガスで観ることができるので行ってきました。
 人体標本といえば以前はホルマリン容器に入ったものでしたが、今は技術が発達して、生きた状態により近い形で保存するプラトミックという方法ができたそうです。これは生物標本を真空下におき、樹脂をしみこませ固める方法だそうで、水分を含まず、無臭で、耐久性に優れ、半永久に保存できるとのこと。・・・ということで色も実物に近い、細胞の構造も良く保たれた“本物”の人体標本を観に行ったわけです。
 行きたいと思ったときから怖さなどを感じることはなかったのですが、行ってみると全く生々しさなどを感じずに、ただただ興味深く人体標本を観るばかり。仕事が仕事なだけに骨、筋肉、神経がよく見えるものは顔を近づけてじっくりと観てしまいました。
 展示は身体全体だけでなく一部だけを取り出したものや、健康なものと病気のものの比較、思い切って身体を半分に切ったもの、身体全体を何枚にもスライスしたもの、皮膚だけ剥いだもの等々いろいろありました。血管の展示の仕方は光の使い方がとてもきれいでアートを観ているようでした。
 英語の説明をほぼ全部読んでいたら全部観終えるのに3時間以上掛かりました。しよう、しようと思ってしていなかった、身体の勉強の復習を再開するいいきっかけとなりました。
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手、腕の骨

2006-08-27 | KA
「昨日、今日で最後って決めたじゃない。いつかは替えないといけないのだから・・・」
 そう言い聞かせて、予定通り今日から新しいフルートに。表面の加工をどう調整するか。最近湿度が下がってきたので表面がすべるようになってきました。もう一本と同じにするよりは少しベトベトを残しておいたほうがいいかもしれない、いや、このままだとスライドがしにくいかもしれない・・・新しいフルートに替えるときはいつも緊張します。
 
 新しいフルートなのに、今日は観に来てくださる方がいてちょっと緊張していました。「大丈夫、いいエネルギーをくださるはず。」

 新しいフルートなのに、今日も「アブナイ。」が。そして何が危ないかわからない「アブナイ。」に、緊張度が高まります。「どこ?どこ?どこ?」と演技を続けながら思い当たるところをチェックし、「たぶん大丈夫、落ち着いて。」

 新しいフルートは、そう悪くはありませんがやはり少しスライドがしづらかった。もう一度調整。

 新しいフルートなのに、舞台に近づくと「何か落ちている・・・うわ、骨!」肘から先の骨・・・それもど真ん中!右に左に移動しながら、そのつど骨の位置を確認。「どこ?」次は「どこ?」次は「どこ?」今考えると、これは登場したときに処理すべきでした。

 新しいフルートなのに、そのことだけに集中しなくていい“何か”が起きてよかったのかもしれません。緊張しすぎた今日、そして明日はお休みです。
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歌手デビューの第一段階

2006-08-26 | KA
 ショーの初めのシーン、中国武術のシーンをしている時、私は宙に浮いた舞台の中に入っています。そしていつも歌を歌っています。人前で歌を歌うのは苦手ですし、カラオケでは絶対に歌いませんが、ここでは“ガンバッテ”歌っています。特に強いられていることではないので“ガンバル”必要は全くなく、しなくていいことですが、身体が冷めないようにそして「歌ぐらい歌えた方がいいのではないか。」と思い“練習”をしています。
 他のアーティストは暖かな衣装を身につけていますので、高さも幅も無い狭いこの場所での一番いい体勢、寝ています。隣で寝転がっている山男役のウルディーに
「ノリコさー、毎日歌っているということはもう800回近く歌っているわけでしょ?今度のタピルージュ(ミーティング)のとき僕の頭についているマイクを使ってノリコはこのシーンで歌えるってことを発表しようよ。」
 と言われました。さらに
「その前に練習。ここにマイクがあるからここに向かって歌ってごらんよ。」
 ただでさえ恥ずかしいのにそんなに人の近くで歌うことなんてできるわけありません。私は何度も
「いいよ、いいよ。」
 と言いましたが、結局やってみることに。もちろんタピルージュで発表すると言ったことは冗談だとわかっていますし、マイクはあるだけで客席に声は流れないとわかっているのに、ものすごく緊張して、全く声が続きませんでした。がっかり。彼はそれでも
「うん、いけそうだね。」
 と優しく言ってくれました。
 何事にも本当に時間が掛かる自分を改めて感じました。
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ホットデート

2006-08-25 | 仲間
 フィジオ(身体を診てくれるところ)のトレーナーが怪我をしていて、彼が戻れる日まで新しいトレーナーが来てくれています。まゆみさん。丁度大学院を終え、日本に帰ろうと思ったところでこの話があり、残ることにしたそうです。
 今の彼女だけを見ているととても信じられないことですが、大学院の2年間は辛くて辛くて笑顔もなく日本に帰ることだけを考えていたと言います。そして今の仕事は「もう一回言っていいですか、本当に楽しい!!!」その明るさはフィジオに来るアーティスト達に光を与えてくれています。
 今日は彼女と、いつもの居酒屋に行きました。彼女いわく「今日はホットデートですよ!!!」話をしていると考え方や価値観が似ていることがわかり嬉しくなりました。いつまで彼女がここにいられるのかわかりませんが一緒に居られるこのときを楽しみたいと思います。
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ア・ブ・ナ・イ・よね

2006-08-24 | KA
 1回目のショー、またケイジの上にフルートをしっかりくっつけることができませんでした。今日はマグネットに付く感覚はあったのですが一番強い位置ではなかったようです。「お願いだからくっついていてね。」と願って始めたことは確かです。またもや反省。
 2回目のショーはそれを気を付けないと、と思っていたら、その前に「これは『アブナイ。』と言われるでしょう。」と思われることを目撃し、そして、恋人役から「アブナイ。」と。でも約一ヶ月前のことでしたでしょうか、あの時の「アブナイ。」とは違い、予想通りの展開でしたので頭の中をグルグルさせずに、ドキドキせずにすみました。ケイジの位置が私の踊る舞台、リフト5の端ギリギリにあったのです。はじめのケイジの置き方が舞台に対して斜めだと、恋人役がそこに入りケイジを転がしていくとだんだんと後ろに、舞台の端に行ってしまうのです。このリフト5の後ろは簡単な柵こそありますが、その後ろは約15メートルの深さがあり安全ネットはありません。重たいケイジごと落ちたら・・・
 恋人役のシェリーは、今日は本当に怖かったらしく、「私考えたのだけど、あれぐらいケイジが後ろに行ってしまうことにまたなったら、いつもの距離ケイジを転がさず途中でやめる。ケイジの位置がどこで止まることになるかわからないから、そのあとは、まあ、うまくやりましょう。」と言いました。
 一度、いつもは右にあるケイジが何かが起きて左で止まっていたことがありました。どうしようと思いながら振り付けを反対にして踊り続けました。丁度ギーラリベルテさんがいらしていた日・・・今ならもう少しうまく対処できるかもしれませんが“アブナイ”日が再び来ないことを願います。

 今日は、最後のお辞儀まで気づきませんでしたが、一列目に浴衣を着た方が数人いらしていました。その後ろにもまた右のほうにも日本人と思われるお客様がいらっしゃいました。こちらを向いて一生懸命に手を振ってくださいました。
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忘れ物はよくしました

2006-08-23 | KA
 一回目のショーのあとに呼ばれてアーチャーズデンというシーンの変更を言われました。確認で「前はこうでしたが今度はこうするのですね。」と言うと「忘れてしまったらなんとなくやってくれればいいから・・・」と。これはどう解釈したらいい言葉なのでしょう。『忘れてもノリコは周りの動きを見てうまく反応してくれる。』と思っていただいていると、いいように解釈することにしました。もちろん忘れませんでしたけど・・・

 今朝は週頭で元気に通勤したのですが、途中、いつも使っている道が通行止めになっていました。一ヶ月は通れないようです。これから通勤時間が少し長くなります。

 ちなみに一番多かった忘れ物はお弁当でしょうか。大きく名前を貼り付けてよく母が職員室に届けてくれました。
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ウイリアムさんのカード拾得

2006-08-22 | 日記
 実は先週の水曜日の1回目のショーでバトンの演技を終えた直後、腰の様子がおかしいことに気付きました。腰が動かなくなってしまったのです。痛いというより動かない、前屈できない、原因がわからずかなり不安でした。2回目のショーをどうこなせるか、ある知識をフルに使って何とかショーをこなしました。
 その後様子をみていました。そして今日はカイロプラクティックに行くことに決めました。その行き道でクレジットカードを拾ってしまったのです。
「ウイリアムさん心配しているだろうな・・・」
 早く届けたいのに拾ってからの行き道にはその銀行は無く、帰り道にもなかなか見つけられず、確か住んでいるところの近くにあったからと思っていたのに近づいたら忘れて家に帰ってしまい、もう一度自転車を走らせてそこまで行ってみたら違う銀行で、もう一度家に帰って電話帳で調べてみると近くにはありませんでした。自転車では行けそうにないので仕方なく送ろうかと封筒に宛名を書いてから思い立ち、インターネットでもう一度調べてみました。ありました!明日よりは今日のほうがいいだろうと行ってみると閉店していました。でも中をのぞくと数名残っています。銀行なのでドアを叩いたりはしたくなく、ひたすら気付いてくれないかとのぞき続けました。効果なし。裏口はないかと回ってみたところ丁度人がでてきてようやく渡すことができました。
「ウイリアムさん、お待たせしました!」
 やっとほっとすることができたので、その近くの図書館に寄りました。そういえばここに来たのは久しぶりです。“図書館にいる”というだけでも好きなことなのですが、今日は本を一冊読み終え満足です。
「ウイリアムさんのお蔭です。」
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