のんのん太陽の下で

初めての一人暮らしが「住民がいるんだ・・・」と思ったラスベガス。
初めての会社勤めが「夢を売る」ショービジネス。

五日連続十回のショー

2012-01-14 | 仕事に復帰中
 少し早目に出てチケットを買いました。いつもの時間までに出来ることを済ませて、通常に戻りました。昨日より身体は良い感じでしたが、ゆっくりと時間を掛けて身体を動かしました。一回目は外に放つというよりは内に込めてという感じでした。守りという訳ではありませんが、これからは体力的にこういう踊りになっていくのかしら、どう表現されているのかしら、それで自分自身は納得しているのかしら、などなど考えました。
 ジュリが最後の日でした。まだ若いジュリに悲しい終わり方はしたくないと思い、無理矢理ハッピーエンドにしました。
 五日連続十回のショーを終え、なんだかすっきりしていました。本当に辛かった四日目は、もう続けられないのではと思いました。いろいろ負担が大き過ぎると思いました。十回のショーが終わると、たくさんの課題はあっても一つのことを乗り越えたという事実にすっきりしていました。まだまだ“完全復帰”とも言えず、やるべきことはたくさんありますが、やるべきことがあるというのは楽しいと思えました。怪我をする前の状態に戻すことが出来なければ、その先は無いと思います。課題があり、目標があり、嬉しいことです。
 カツラを外しながら、お世話になったゲイルには、改めて楽屋を訪れて、今日が連続五日目であり、十回のショーを無事に終えられたことの報告をしようと思っていました。するとカツラを外したところでゲイルが、
「足が治ってから初めての帰国ね。」
 そういえばそうです。そう思いながら十回終えたことの報告とお礼をその場ですると、涙が出てきました。フィジオで一番お世話になったジャーミーにもお礼をしました。
「良く頑張ったね。良いお手本だよ。」
 マリレンはジュリの最後のショーを観に来ていて、会えなかったのですが、電話にメールが届いていました。
「とても素敵だったわ。怪我以来初めて一週間やったのよね。私も嬉しいわ。」
 本当にたくさんの方にお世話になり、励まして頂きました。そして、お蔭さまで、ここまで回復できました。これからも時間は掛かりそうですが、一歩でも半歩でも進んでいけば遠くに行くことが出来ると思います。ゆっくり進むことも、回り道をすることも好きなことですから、小さな変化を楽しみながら、少しずつ歩んでいきたいと思います。
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皆勤賞がデキタ

2012-01-10 | 仕事に復帰中
 ぼろぼろと瞼から剥がれる糊を見ながら、そうね、瞼くんにも今週は五日間頑張ってもらわなくてはと思いました。
 新しくデビューさせたフルートの表面加工がもう剥がれていました。去年の今頃もフルートの問題で不安を抱えていたと分かったばかり。毎日同じにならないところが面白いのでしょうが、しばらく安定と安心が続くような毎日を送っていないので、時にはそういう日々も欲しいと思うところです。
 ミスティアの演目が新しくなります。それに伴い、残念ながら辞めなければならないアーティストが十九名居ます。明日で最後となるそのアーティスト達に、みなでポスターにサインしました。それを写真に撮ってカードにしたものや、ポスターを十九に刻んでパズルにしたものを、オリジナルのポスターと共に差し上げるように作って下さったようです。ミスティアはラスベガスに最初に創られたシルクディソレイユのショー。みなの思いを代表して、アーティスティックコーディネイターが長い手紙を書いて下さったそうです。
 昨年の皆勤賞が発表され、ダラン、ジェイソンH、ヤフイにTシャツが渡されました。ヤフイは代役なしで、全てのショーに出たそうです。去年私は初めて仕事を休みましたが、その年から皆勤賞が出来るとは、何とも面白いと思いました。
 今日のお化粧は、何となく違いました。身体も、何か違いました。早い時間の練習では、単に休日後で少し動きが鈍いのかと思いましたが、ショーの前に動いていると、そうではない気がします。そこに、シェリーの演技が微妙に違い、上手く自分を整えられませんでした。
 二回目は、踊っているうちに気持ち良く舞えるようになっていきました。少し重くなり過ぎたのかと体重計に乗ってみましたが、それも違うようです。身体の調整と、フルートのこと、それから最後に投げる問題。
 一回目のショーで、ジェニファーのバトルフィールドのラインに問題があり、二回目は双子の女の子なしでバトルフィールドをしました。その問題は、ラインの劣化のようですが、すぐに換えることが出来ないということで彼女は出ないことになりましたが、出るか出ないかの判断を彼女にさせるのはどうなのかと思いました。
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ディスカバリーチャンネル撮影最終日

2012-01-07 | 仕事に復帰中
 元旦から穏やかな暖かい天気が続いていました。このまま春を迎えるのかと思うほどでした。そして今日は、春一番のような風が吹いていました。
 ディスカバリーチャンネルというテレビの取材が来ているのですが、トレーニングルームでストレッチをしていると、撮影したいと言われました。そしてインタビューもしたいと言われたので、インタビュー用のTシャツを衣装部屋に取りに行き、戻ると、しないことにしたと。アーティストのみなさん、彼らにいろいろ振り回されていることは聞いていたので、驚きもせず。そして、私はテレビで観たものをすぐに信じてしまうのですが、撮影しているところを見ていると、注意してみないといけないと思います。どんな風に番組が出来上がるのでしょうか。
 私は、新しいフルートをデビューさせようと決めていたので、緊張をしていました。ディスカバリーチャンネルの方々は、新しいことや、緊急事態を撮りたいようでしたので、それにはもってこいかもしれないと思いましたが、秘かにしていました。
 シェリーも何かを新しくしていると思います。彼女は、一ミリの違いもなく演技をする人ですが、このところ少しずつ違うところが見られます。落ち着くまで、シェリーだからと安心せずに舞台に臨むようにします。
 太ろう作戦の成果が出ているのか、身体がしっかりしてきたように思います。体力に少し余裕が感じられました。年明けの今週はいろいろと大変な一週間でしたが、最終日は良い一日でした。
 年末の六日勤務の週、月曜日始まりでしたから、四日間連続でショーに出るということが出来るかと思っていましたが、何故かまた四日目に代役の日となり、舞台復帰後の連続出演日数を更新することが出来ませんでした。今週は五日間連続なのかと思っていましたが、一日はショーに出ない日でした。このまま休暇まで一日は代役の日が入るのかと思いきや、来週の配役をみると全日出演ではありませんか。楽しみと、緊張が走りました。今日の身体でしたら、出来ると思えます。そんな状態の時に五日間連続となり良かったです。足首がだいぶ動くようになってきたのは良いことですが、そのためでしょう、今日は痛みを感じました。気を付けて使い、無事に五日間を務めたいと思います。
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