のんのん太陽の下で

初めての一人暮らしが「住民がいるんだ・・・」と思ったラスベガス。
初めての会社勤めが「夢を売る」ショービジネス。

つるつる

2006-09-30 | KA
 床が良く滑りました。たぶんこれはその前のシーンの雪のせいです。雪は石鹸でできているので雪の量を増やすことになってからすべることを心配していました。でも、どちらかというと滑らないで突っかかることが多く、そのほうが危険ではないので特に何も言わずにいました。ところが今日はつるつる。一箇所は本当に氷上のようなすべり具合のところがあり、神経を使いました。そんなわけで私の左足の裏はカチカチになっています。
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ロベールさん、横切る

2006-09-29 | 仲間
 いつものように暗闇の中で出番直前にフルートを回していると、いつもと違う人の行き来を感じよく見るとロベールさんでした。「わあ、ロベールさん!」ロベールさんのほんわかやさしいやわらかい頬に久しぶりに触れました。出番直前までお話しをしていたのでアップは少し足りませんでしたが素敵な気持ちで舞台に立てました。
 ロベールさんがいらっしゃるときに彼を囲む会に参加できるのはケベック仲間と付き合っている特権でもあります。良く行くお茶屋さんに集まりました。彼は本当に気さくな方で、いろいろな話を楽しくしてくださいました。今回は彼の隣に座れたのでいつもより話ができました。それにしてもご多用な方です。2012年までもう予定があるとか。
 「今日はノリコと話したあと下手に行こうと思って歩いていて、チラッと横を見たらノリコがバトントワリングしているところが見えて・・・あそこ、カーテンしない場面だったってことすっかり忘れていたよ。急いで横切ったけど・・・」“バトントワリング”とすらっと言った彼に大感激。そして、ロベールさんのことを発見できたお客様はラッキーです。
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ジュリ

2006-09-28 | 仲間
 ジュリに「元気?」と訊くと「終わってしまったことだし、空に投げ捨てないといけないことかもしれないけど、よく考えたら強く言えなかった自分に腹が立って・・・自分が舞台に立ってロベールにみせることはわたしのキャリアには大切なことだった・・・それにこれが最後のチャンスだったことは間違いないし。今日は時間があるから彼にメールをしようと思うの。念のためあれは自分でないことを書き、あなたにみせたかったと。」

 昨日、バトンを二本同時に投げたとき「これはできない。」と思った直後「やってみよう。」と思い直し、無事できました。一瞬の迷いは禁物ではじめに思ったことをすべきなのですが、なぜか挑戦してしまいました。これは、観客席にいらしたディレクターのロベール・ラパージュさん、劇場デザイナーのマーク・フィッシャーさん、パペットデザイナーのマイケル・カーリーさんのお蔭と感謝したものです。
 そのことを更衣室に戻ったときにいたジュリに話すと「そうね、そうね。」と喜んで聞いてくれたあと、淋しい顔をしました。「私はね、今日はがっかりしているの。ロベールが来ているのに自分がメインでできなかった。ロベールが言わばお忍びのようなかたちで来るのはこれが三回目なのだけど、一回目はテウダの友達が来ていて、二回目はガブリエラの友達が来ていて、そして今日・・・二人のことは許せたとしても今日の代役はね・・・彼女のことはいい人だし好きよ。でも、あれが自分だと思われたら・・・彼女には優しく言ったのだけど断られて、私もそれ以上言えなかった。」(始まる直前で声をかけられなかったけど、そういえばジュリ泣いていた・・・)
 彼女の気持ちは痛いほどわかりました。同じような経験が同じようにある私なのに何もしてあげられなかった自分が悲しくなりました。そしてこの日はジュリの誕生日だったのに。
 ロベールさんは同じケベック出身の彼女にとって特別な存在。神様のような人。クリエーション時からいた彼女ですが次の契約更新をしなかったのでロベールさんの前でこの舞台に立てるのは確かにこれが最後のチャンスかもしれません。でも、それは確実ではありません。またチャンスがあることを願いつつ思ったのでした。
 あなたが強く言わなかったのは自分に対して腹を立てることではなく、褒めるべきことでしょう。あなたのその心の大きさや優しさは演技に出ているから、大丈夫、緊急時の代役と自分を間違えられるかもなんて小さなことは考えないで、心配しないで今まで通り素敵なジュリでいてください。
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バトンを小さな手に

2006-09-27 | バトン
 どなたが置いてくれたのか更衣室のテーブルに何かありました。読んでみるとMGMの従業員用に出されているお知らせのようです。今日の日付が入っていたので毎日出しているものなのでしょう。その一番初めに『日本の雑誌がKAのパフォーマーを紹介しています』とありました。それには“Crisscross News”というオンラインマガジンと書いてありましたが内容は“メトロポリス”と同じことのようでした。
 『もし娘さんが恥ずかしがり屋で人前に出ることに自信を持たせたいのなら、そっとバトンを小さな手に渡してみてください・・・』
 なんだか嬉しくなりました。
 私はいまだにシャイではありますがバトンのお蔭で人前に出る機会をいただいております。今日はいつもよりも恥ずかしがり屋の娘になってみました。私みたいな子供が観に来ていたら心にすっと光が射し込むといいなと、そんなことも願って・・・
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今週は楽しそう!

2006-09-26 | メディア
 広報の方が雑誌を持ってきてくださいました。“メトロポリス”。なんと自分の顔がカバーになっていて・・・そこには“ダンサーの・・・”と紹介されていました。
 約一ヶ月前に英語でのインタビューが電話でありました。日本の英語のペーパーといわれていたのでタブロイドの簡単なものかと思っていました。それがそれがカラーの雑誌でビックリ。週刊でこのような無料の英語雑誌が出ているとはまったく知りませんでした。掲載号は9月15日号なのでもう見つけられませんね・・・

 12時をまわると乳母役のジュリの誕生日。いつもの居酒屋に行って誕生会!わいわい楽しみました。ケーキを用意していなかったのでハニートーストを頼むと、デコレーションして、ローソクを立ててくださいました。お店の方に感謝。ジュリもビックリ大喜び。

 今日はいろいろ楽しいことがあって何度も「人生って面白い!!!」と思いました。物事をどう捉え、どう考えるか、自然の流れにどこまで身を任せられるか、それによってここまで変わるものかと。今週は楽しい一週間になりそうです。
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ウルディーの夢

2006-09-25 | 仲間
 以前もご紹介しましたが、ウルディーはハンガリー出身のアーティストで“White Palms”という映画で主演をしています。その彼が日本で仕事をしたいと言って私に頼んできました。私の国である日本に行ってみたいといわれるとなんとかお役に立てればと思いますが、残念ながら私に映画関係の知り合いはなく、唯一できるのがここで紹介すること。彼の映画のウエブサイトをブックマークに載せます。興味がある方がいらっしゃいましたらご連絡いただけると嬉しいです。ちなみにこのサイトにはKAのほかのアーティストが運営している会社のサイトがリンクされています。そちらも興味深いのでご覧ください。
 みなさん多才です・・・

P.S.ウルディーの本名はゾルタンです。
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55歳

2006-09-24 | 日記
 おっちょこちょいの私は地図を忘れて家を出ました。まあ、何とかなるでしょう。行きたいところのエリアには無事に到着しました。今日は日本人のご夫妻に招待されお宅に伺うことになっていました。地図が頭の中にあったので伺いたいお宅はの位置は大体わかりました。でも待ち合わせの場所があやふやで会うことができず、待ち合わせ時間から30分ぐらい経ってようやくお会いすることができました。
 ここはゴルフ場付のゲートコミュニティーです。まずはゴルフ場横の施設をご案内してくださいました。立派なダンススタジオつきのジム、久しぶりに見る泳ぐための四角い室内プール、ジャグジー、ビューティーサロンまでありました。そして週に一度は血液検査もしてもらえるとか。外には浅瀬付のプール、テニスとホースシューのコート。隣の施設には行きませんでしたが、ボールルームに図書館、ビリヤードや麻雀もできるとか。
 ここの家は55歳の人が買えるそうで、夫婦のうち一人でも55歳以上であればいいそうです。70代の女性が毎日水着を換えおしゃれにプールに行くとか、出会いを待ってかきれいにお化粧してプールで5時間過ごしている方がいるとか、いつまでも“女”として過ごしていると脳にもいい刺激がいきそうな気がしました。
 お家の周りは静かです。家にはたくさん窓があって明るく、中は楽しい小物がいたるところにあり、ユニークな家具があり、ご主人に似ているからとアンパンマンのぬいぐるみもたくさんあり、私ぐらいの大きさのくまのぬいぐるみもあり、面白い雑貨屋さんを見ているようでした。
 今日はステーキ一人二枚のバーベキューとおっしゃっていましたが、味噌をつけながらいただくサラダや彩りきれいな前菜やいろいろなものを用意していただき楽しい話とともにおいしい食事をさせていただきました。
 全くの別世界に触れ、私たちの55歳はどうなっているのだろう・・・と友人と話しました。
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嬉や恐ろしいや

2006-09-23 | KA
 一回目のショー、はじめから反応のいいお客様でした。そうは思っていたものの、最後にあそこまで盛り上がるとは。ほぼ総立ちはもちろんのこと拍手の大きさが今までにないぐらい大きく、出演者それぞれにエネルギッシュに最後まで拍手を送ってくださいました。異様なほどの拍手に最後には私たちは笑ってしまいました。
 二回目のショーは危険なことがあったそうです。落ちるべきではない場面でなんと人が落ちてしまった・・・しかもエアーマットがないところに。想像しただけでも恐ろしいことです。アーティストは無事でした。そしてバトルフィールドの場面でもフィールドから外れてしまったアーティストがいて、吊り下げられた状態で戻りようにもうまく戻れず何度も舞台に叩きつけられたとか。こちらのアーティストも無事でした。
 とにかく無事に一週間が終わってよかったです。
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椅子?人?

2006-09-22 | KA
 それは影絵の前に登場し、客席の通路に下りるときのことでした。飛び降りると同時に右手に持っていたフルートを何かにぶつけた、というより何かを殴ったかも。感触としては椅子。でももしかして人?本当は舞台上の人に見つからないように舞台下に下りてドキドキしながら隠れるはずが、もしかして人を殴ってしまったかも・・・と違う意味で本当にドキドキしていました。演技を続けるべきか、早く確認して、もしどなたかだったら現実に戻り謝るべきか。
 恐る恐る振り返ると・・・その席は空席でした。ああ、良かった!
 客席は暗いのでいつも少しの明かりを頼りに飛び降りています。自分の前の空間より、後ろの空間をもっと気にするべきだと学びました。フルートの持ち方も注意です。それにしても空席で本当に良かったです。
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アフリカンダンス

2006-09-21 | 日記
 アフリカンダンスのワークショップを受けに行ってきました。アフリカ人の男性の先生にジンベイ(私にはこう聞こえました。)というドラムの生演奏。先日ZUMANITYを観たばかりなのでイメージはあったのですが、彼女は“プロ”で私はど素人で・・・鏡を見ずに楽しんでいるのがいいような状態といったところでしょうか。
 基礎からしてくださるのでとてもわかりやすく楽しいワークショップではありました。始めは無の状態なのでリズム音痴の私もついていけました。ついていけなくなったのは頭を使い始めてからだと今になって思います。単純な動きを長く続けることは得意なので、座り込んでしまう人がいる中、私は久しぶりの持久運動を楽しみました。首を激しく振る動きが多く首の弱い私にとってこれは明日が心配なことです。
 歌も教えていただきました。歌詞が日本語みたいで発音しやすいものでした。歌声が響くとなぜかジーンとします。帰りがけも一人で歌っていました。
♪イヤオアエー イヤオアエー アエイヤオエー ヤマモト ナカマンデララ・・・

 昨日は太極拳のワークショップを受け、今日はアフリカンダンス。充実している今週です。
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