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のんのん太陽の下で

初めての一人暮らしが「住民がいるんだ・・・」と思ったラスベガス。
初めての会社勤めが「夢を売る」ショービジネス。

2010 Pr"O"ject Runway

2010-05-01 | 日記
 朝起きてありの観察に行くと、テーブル上のデイジーに黒いほどにうじゃうじゃと。ランキュラスには数匹。歩きにくそうなカーペットを3メートルぐらい、ありは行列を成していました。ここまで進出するのはさすがに許せません。ごめんなさい、行列を壊しました。それにしてもこんなところにあるお花をよく見付けること。そして、そのままありを観察して無駄な30分を過ごしてしまいました。今日は家賃を支払いに行ったので、駆除をいよいよお願いしました。
 太っているよりはやせている方が良いと思われる世界で過ごしてきたので、自分が今太らなくてはいけない状態にあっても、やはり“太る”という言葉は聞こえが良くなく、体重が増えたことを本当に喜べるのだろうか、などと思っていました。今日はお昼に分厚いサーモンのサンドイッチを頂いて、もちろんその前にご飯も食べていて、それだけで1キロぐらい胃にたまっていそうな気がしたので、体重を量ってみました。しかし、まだ100ポンド以外の錘は必要ありませんでした。昨日もあんなに食べたのに…。とりあえず、あと一日で今週は終わります。無事に終わるように願いました。今日は舞台の上で倒れてしまう自分、さらに死に至ってしまうまでの自分が想像されました。
 二回目のショーには、二組のお客様をお迎えしていました。日本語と英語でご案内することになると思っていたので、少し緊張をしておりましたが、一組のお客様が一向にいらっしゃらず、いらして下さったお客様をご案内したり、もう一組の方が遅れていらっしゃるかどうか確認したり、バタバタとして、いらして下さったお客様には落ち着かないご案内になってしまいました。それでも、ショーと共に楽しんで頂けたようでしたので、良かったです。
 急いで帰り支度をすると、『2010 Pr"O"ject Runway』を観に、“O”の劇場へ向かいました。これは、シルクデュソレイユ各ショーの衣装部屋のみなさんが腕を揮うファッションショー。お題が72時間前に与えられ、それをイメージして作品を創り上げるということでした。
 劇場に入るとびっくり。“O”の劇場であることを忘れてしまうほどの変わりよう。そして、ショーが始まるとまたびっくり。単に作品が披露されるだけではなく、その前に“O”のアーティスト達による華やかなオープニングがありました。彼らは相当力を入れて、この準備をしたそうで、それは見て十分に分かりました。また本題のファッションショーの間にも、それを華やかに盛り上げるような演出がなされ、特に、友人が作ったドレスは素敵で、みなの注目を浴びていました。
 さて、今回のお題は“砂漠の野生生物”。レザーとレースを使い、さらに、卵ケース、トイレットペーパーの芯、ビンの蓋、新聞紙、電球などを再利用しなければならないということでした。そして、みなさんよく考えること。とても素敵なドレスがたくさんありました。優勝したのは、モデルと同じか大きいほどの大きな爬虫類の頭が、モデルの左肩にのってこちらを見ているようなデザインのマント。ビン蓋で鱗を表現していて、とても気持ち悪く、私は好きではなかったので、優勝の発表後はがっかりしました。
 数年前にも同じようなことをしていたそうですが、今回はもっと大々的に行ったようです。そして、その時は“O”のみなさんが対象であったようで、私は全然知らずに過ごしてしまいましたが、今回観に行けて、とても楽しく、良い気分転換になりました。