のんのん太陽の下で

初めての一人暮らしが「住民がいるんだ・・・」と思ったラスベガス。
初めての会社勤めが「夢を売る」ショービジネス。

絶叫マシン

2007-04-30 | 日記
 新しいものは朝から使いたいので、ミキサーを使うのを今朝まで待っていました。朝食を食べ、スムージーを作り、飲みきれなかったものでアイスを作り、楽しんでいるところに電話。雑誌『プレジデント』の取材をして頂いたニューヨークの写真家の方でした。メールのお返事を忘れてました…。そこから一時間後にお会いすることに。
 今日は日本にいるときに教えていた姉妹とお父様がいらしてくださることにもなっていました。MGM宿泊。写真家の方との待ち合わせもMGM。MGMに着いたときに、もしかして…と探してみるとそのご家族がチェックインで並んでいるのが見えました。嬉しい偶然。
 まずは写真家の方とニューヨークニューヨークのイタリアンに。以前お会いしたのはどうやら一年ほど前のことのようです。あの時も話しやすい方だと思っておりましたが、今日も楽しくいろいろな話をしながら、料理をよりおいしくいただきました。
 彼は夕方から仕事があるというので別れ、その後日本からのご家族と会いました。どこへ行くのがいいか、いくつか候補を挙げると、中学生の妹さんが「絶叫マシーン!」というのでみなでストラトスフィアタワーに行きました。
 ここには3つの乗り物があります。それがタワーの一番上、エレベーターで110階以上、250メートル以上のところにあるのです。一番最初に乗ったのが“ビッグショット”。タワーの最上部にある乗り物です。時速70キロ以上で一気に上がり落下。初めは恐怖がありますが、あとは空にふわふわ浮いているようで気持ち良いです。二つ目が“Xスクリーム”。タワーから突き出るような乗り物で、シーソーのような動きをしながら前方に落とされていきます。これは怖くないです。眺めを楽しめます。最後に“インサニティ”タワーから回転ブランコが突き出され、回転が強くなるにつれて下の景色が見やすくなります。酔いました…。若者のお蔭で初体験ができ、楽しかったです。
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どう気持ちを入れ替えられるかが腕の見せ所

2007-04-29 | 日記
 日本からのお土産で頂いた“コシヒカリ”を炊きながら、もう寒くはなりそうにないので冬物の洗濯。“海へ”という環境に優しい洗濯洗剤を両親に頼んでいて、補充できたので心置きなく使えます。ドライクリーニングに出さなければいけない掛け布団も洗ってしまいました。今日のご飯の水加減もばっちりで、よりおいしくコシヒカリを頂くことができました。
 忙しくて散らかってしまった部屋の片付け。私は物を捨てられない性格で、何でも最後まで使いたいですし、取っておきたいのですが、こういうときは思い切って捨ててさっぱりと。もう20年は経つと思います、親友が初めてアメリカに行ってお土産に買ってきてくれた化粧品をまだ持っていました。バトンの選手時代はいつもそれを使っていました。よく先生に「化粧品も悪くなるのだから。」と言われながらも使っていました。片付ける最中に目に留まり、もう残っているオレンジや緑のアイシャドウは使うこともないだろうと思い切ってさよならしました。付いていた少し大きめの鏡を、何かが作れそうだと無理矢理はずして取っておいたところが私らしいところです。片付けると掃除機も掛けやすくなります。「清きところに天使は舞い降りる。」片付いてくると清らかになって、その通りだと思えます。
 夏物を出して、冬物をしまい、もう着ないと思われるものを寄付しに行き、念願のミキサー購入。これで暑い夏を楽しく過ごせます。ないだろうと思っていたツッパリ棒を見付け、台所の収納をよくしました。お昼はざるそばしか考えられないような気温。おそばも日本からのお土産。おいしくいただきました。
 夜はアイスホッケーを観に行きました。今日は友人が出ているほうのスケート場へ。アイスホッケーは体力の消耗が激しいので選手の交代を頻繁にしますが、ゲームが始まる直前に友人が来て、そのチームは人数が揃いました。しばらくしてもう一人現れ、ようやく交代が出来る状態にはなりましたが、相手のチームのように総入れ替えすることが出来ず、観ているだけで疲労が伝わってきます。それでも互角に戦っていたのですが、第三ピリオドになるとさすがに疲労はピークになり、その上反則で5人のうちの2人がペナルティーボックスに入れられてしまう時間もあり、最終的には大差で負けてしまいました。あまりにも恵まれない環境で諦めずに頑張る人々は素敵で、楽しい試合でした。汗びっしょりで出てきた彼は満足げに笑っていました。そして「ここには昔選手として活躍していた人が一人いて、彼は今45歳なんだけど選手を辞めてからもまだ頑張っているんだよね。レベルは違うけど僕はああいう風になりたい。あと10年ぐらいあるけど。」と話してくれました。
 家に戻ってからは3月に行われた全日本選手権の映像を観ました。みなさんバトンが上手で、私が今出ていたら予選落ちだろうな…と思いながら観ていました。そうならないように練習しよっと!
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光をください

2007-04-28 | KA
 毎年恒例のピクニックがストリップから離れたレインボーファミリーパークでありました。ラスベガスにあるシルクドソレイユのショーに関わる者、アーティストだけでなく裏で働いてくださっている方も含めてみなのために会社で開いてくださいました。今日は36度。太陽がぎらぎらで暑い日でした。

 さてさて一回目のショー、花火が「ヒュー、パーン!」とは上がったのですが、その後ぐるぐる回る機械から火が出てきませんでした。薄暗い中、ぐるぐると機械だけ回って大きな舞台は上がっていきました。最後の上下左右からの花火と中央の「シュー、バン!」というのはあるのかと、あってくださいと祈っていましたが、何もなく、ぐるぐると機械が回っているだけでした。この場面、高い部分を歌うミュージシャンのデビューの回に、寂しい終わり方でした。
 そして二回目のショー、私が踊る場面でまたまたライトが予定よりも先に消えていきました。今日は残念ながらフルートが見えませんでした。今日の創作に「涙が出そうになった。」という評価をもらっても、私としては今週はいろいろなことがありすぎて、最後の回に寂しい終わり方となりました。
 終わってから、「今日は新しいライティングの人で、時間をおいて二回に分けて押さなければいけないボタンを不慣れなため『トントン』と二回連続して押してしまった。」ということを聞きました。操作の仕方がそういうことだったとは初めて知りました。アーティストにいろいろなことが起きるように、ステージテクニシャンにもいろいろなことが起こる可能性があります。裏で起きたことに対して表に立っている者がカバーできなかったこともとても残念で、未熟さをしみじみ感じて一週間が終わりました。
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オルマーのすやすや

2007-04-27 | KA
 踊るシーンの前にトレーニングルームで動いていると、マットの上でアーティストが一人気持ちよさそうに横になっていました。あまりにも気持ちよさそうで、自分も安らいだ気がしました。
 もう一回踊ったら私もああやって横になれる…。

 父を助けに行くとくしゃみが出そうになり、耐えて耐えて耐えて…「クシャン!」舞台はお客さんから見えない位置まで下っていたのでぎりぎりセーフ。

 夜の街はとても混んでいました。春休みが終わり、訪問者が子供連れではなくなったということでしょうか。そして、夜も半袖で過ごせるようになりました。
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とどめは目

2007-04-26 | KA
 アーチャーズデンでカウンセラーの息子がたいまつをなかなか鍋に入れないので、長引かせる指示があるのだと思いました。その後のビーチのシーンをしているときに舞台袖で影絵のために待っていると、いつもは見えないテクニシャンが見えました。そして安全ネットが張られていないのがわかりました。カメは海に泳いでいくことが出来ず、全員で後ろに戻っていきました。ここで音楽が止まりアナウンス。
「問題があるのでしばらくそのままお待ちください。」
 この後は私の出から始まるので注意深く待っていると、ネットがすぐに張られ、ビーチの砂を受けとめる箱は思ったよりも早く用意でき、きれいに砂が落ちていきました。いつもと同じ音楽で出られそうだと思ったところにステージマネージメントのジュリが来て、エアーマットが用意できていないので待つように言われました。私は指示を聞く機械をつけていないので何かあったときのために来てくれたようです。音楽はどんどん過ぎていきます。これ以上待つことになったら客席から出ようか、という話も出ました。ようやく出られたときには砂はすっかり落ちていて、舞台はたてになり、曲も繰り返しが終わっていたので演技を短くカットすることにしました。
 森のシーンの終わりかけ、紙吹雪の時間が長いと思っていると、木が動かなくなっていることを知りました。ここはしばらく、動かない木を見ながら音楽を聴くことになりました。
 その後の父を助けに行くシーン、ステージに飛び移って父の所に駆け寄るとき、双子の男の子のフルートにぶつかってしまい、そのフルートが彼の手から離れ、リフト5と呼ばれる舞台の裏に落ちていきました。幸い、下にいた人にぶつかることはなくほっとしました。でも、機械仕掛けの問題だけでなく、事を起こしてしまって申し訳なく思いました。
 たくさんのことが起きましたが、この私の失敗が今日のとどめだと思っていました。そしてたくさんのことが起きましたがお客様は温かく拍手をしてくださいました。
 二回目のショーは始まりこそ遅れたものの、順調に進んでいたと思います。…私の目にフルートが当たるまでは…。フルートの端が右目に直撃しました。衝撃で一瞬何がなんだかわからなくなりました。バトントワラーとしては身体にバトンをぶつけることはよくあることなので、その痛みは避けられないとしても、大丈夫だとはわかります。でも、目が開けられない私の様子を見て、本人よりも周りが大ごとに捉え、ただ走るだけの次のシーンに出ることさえ大丈夫だろうかと心配してくださいました。
 お化粧を落としてからもう一度フィジオに行くように言われ、そのようにすると、ぐるぐる回るカゴの上で縄跳びをするフランシスコがいました。彼はかかとを着くことが出来ない状態になってしまったようです。あのシーンの代役はまだ充分に準備が出来ていないので、彼が出られなくなると大変です。彼の奥さん、マリナも横のベットにいて、明日はクライムに出られないと話していました。
 私は痛みこそあるものの大丈夫であると何度も言いましたが「そんなに目が開かない状態で大丈夫ってこともないでしょ。」と丁寧に確認してくださいました。
 「どうしたの?」と心配してくれる仲間に、「フルートがぶつかったのだけど大丈夫。明日は顔写真の撮影を行こうと思ったけどやめておこうと思って。目の周りが真っ青になったすごい顔を見るのを楽しみにしていてね。」と笑って言いました。
 
 帰りがけ、昨日友人に言われたことを思い出しました。「大変な週だね…。」私は「そんなこと言わないで。まだ二日しか終わっていないのだから。」そう言い、本当は一日半、まだ3回のショーしか終わっていないということに気付きました。
 今日のことを考えると、彼の発言は予言のようでした。でも大変な“週”にはならず、大変な“3日間”で終わることでしょう。
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膝打撲

2007-04-25 | KA
 ショーの前にいつもと違う動きを練習していたら、左の膝に思いっきりフルートをぶつけてしまいました。冷やした方がいいとわかっていながら、冷やしたら動かなくなることもわかっていて、本番までに時間がないのでひたすらに動かし続けることにしました。ショーとショーの合間も時間がないので2回目のショーが終わるまで。
 全て終わって冷やそうと思ったところ、自転車に乗ることに気づき、やめました。おにぎりとサンドウイッチを食べてから自転車に乗ると、その間とまっていたので動かすのが痛いこと、痛いこと。
 家に着いてようやく冷やしました。明日は青痣間違いなしです。
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最後の夜に

2007-04-24 | 日記
 こんな風になったのは初めてでした。なにも私の目の前に4人が座っているときに起きなくても…と思いながら、毎日いろいろなことが起きて、時にはこんな大変なことも起きて、その中でできる限りのことをして何とか乗り越えて過ごしている、という姿も見ていただけて良かったのだと思うことにしました。
 ショーが終わってからよく行く中華レストランに行きました。今回は車があったので、ホテルから外れたお店に行くこともできました。おいしいものをたくさん食べて最後の夜を楽しみました。
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食事会

2007-04-23 | 日記
 私のことを20代だと思っている人がいまだにいるので「何年バトンをしているの?」と訊かれたときは「20年以上。」と答えていました。それが「25年以上。」と言っても間違えではなく、もっと正確に言うと「30年。」になっていました。「30年。」と言うと必ず「何歳から始めたの?」と訊かれます。そのときはちょっぴりごまかして「母のおなかにいるときから。」と言っています。
 30年…歩み続けた30年。30、それは数字としては区切りでも私の中では通過点で、30周年にどんなことが起こるのか、静かに見つめていました。お世話になったたくさんの方々を思い出しながら…。30年とわかっている自分自身へのプレゼントとして密かに企画していた二つのことはひとつだけ出来ました。
 その出来なかったほうの企画の話をしているときに、確か古谷野先生がバトンを教え始めたのと私がバトンを始めたのと同じくらいのときだったと思い、確認するとそうでした。そしてこの30周年記念の旅となったわけです。先生のお蔭で飛行機の乗換えが不安な両親も来ることができました。
 今日は記念の食事会。私がバトンを始めたときに母もコーラスを始めたので彼女も30周年記念。MGMのイタリアンレストランで、おいしい食事をいただきながら楽しいときを過ごしました。
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のんのんの車でラスベガスの大自然へ 

2007-04-22 | 日記
                                  古谷野先生 記

 7回目となるラスベガス訪問、初めて山に行きました。ネオン、カジノ、エンターテイメント・・・街の様子とはかけ離れた世界。こんなに近くに、こんな自然が・・・ラスベガスっていい所ですね!Mt Charleston・・・砂漠の山ってこんな感じなんだ!と感動。高級別荘が立ち並ぶ中をドライブ、この家が素敵!あの家がいい!と真剣に購入するような気分で充分満喫、うっすら雪が残る山を眺めながらのんびりティータイム、途中雨、雪、あられが降りましたがすぐに止み快適なドライブとなりました。もちろんのんのんの運転も快適でした!
 夜はアーチストの仲間が家に招待して下さり、中国の鍋をご馳走になりました。
エンターテイメント、自然、素敵な仲間、たくさんの素晴らしいものに囲まれショーが続けられるのんのん・・・そんな姿を見ていると私も元気が出てきます。これからも見に来て下さるたくさんの方が感動して頂けるよう、自分を磨き続けて下さい。



 長い道のり、110キロ以上出しての高速道路、慣れない運転に、JJとズラの家から帰るとすぐにホテルに戻っていった両親の思いやり、ここに泊まってマッサージをしてくださった先生の思いやり…大事にしていただいています。 のんのん

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古谷野先生 生出演 Ⅴ !

2007-04-21 | Weblog
 忙しい日本の日々・・・ぽっと休暇に来られる海外の場があるのは嬉しい事です。MGMに到着すると懐かしい感じさえする私です。今回はのんのんのご両親、トレーナーの志村先生と4人旅。それぞれ、思い思いにラスベガスを楽しんでいます。私は相変わらずka三昧!微妙に変化するショー・・・初日は無意識のうちに、変わった場面や配役の変化に95%神経を使ってみていたようです。ショーの感動に浸ったのは二日目。のんのんの演技は安定して、あまりドキドキせず見られるようになりました。もう少し変化を加えられそうだね、と会話が弾み休みの日に練習してみることに。前回練習中だったケージ(のんのんが一緒に踊る丸い籠)の技はステージ上の安全確保が難しいため却下されてしまったとの事。とても良かったので残念・・・次なる案を楽しみに!



 ベットがひとつ空いているのでMGMに宿泊しました。お蔭で朝から先生と両親と買い物に行ったり公園に行ったり、いつもと違う時を楽しめました。 のんのん
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