のんのん太陽の下で

初めての一人暮らしが「住民がいるんだ・・・」と思ったラスベガス。
初めての会社勤めが「夢を売る」ショービジネス。

ミラさんのお言葉

2016-05-31 | セレブリティ
「写真見たかしら。セレブリティが来たでしょう…。」
 昨晩見せてもらった写真かと思い、
「多分見たけれど、しっかり見なかった…。」
 彼女は、
「嬉しいお言葉、有難く励みになるわ。」
 などと言いながら、電話でそのページを開くと見せてくれました。写真は同じでした。でも、ミラ・ソルヴィノさんの言葉が添えてありました。どのように探されたのか、私の名前も入れて下さっていました。昨日は、舞台裏のご案内があり、写真をチラッとしか見ることが出来ませんでしたが、こんなに素敵に書いて下さっていたとは。
 送ってあげたいけど、どうしたらいいか分からないという彼女。検索してみたらいいかしらと、検索してみても、写真だけしか出てこないのです。しばらくして、それは昨日見たTwitterではなく、彼女のInstagramだということが分かり、見ることが出来ました。

"mirasorvino As part of the big 10th #birthdayweekend we got to experience the amazing @cirquedusoleil show #KA with Noriko Takahashi, terrifically talented not only at #batontwirling but projecting delicate emotions to an enormous (impressive stage design!) theater. Thank to all the folk at Ka for receiving us so graciously backstage #cirquedusoleil#cirque #performer #beautifulsmile#stagemakeup #gracious"

 様々な闘いや模索が続く今日この頃、とても励みになりました。ミラ・ソルヴィノさん、ありがとうございます。神様、ありがとうございます。
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Mira Sorvino

2016-05-28 | セレブリティ
 動きが遅れると思っていた日中の練習でしたが、ショウの前までに回復しました。それどころか、踊りだすとゆっくりたっぷり。友人の言うように、大好きなバトンを舞台で披露出来る、そして、ミラ・ソルヴィノさんに、アーチャーズデンや影絵の演技がたとえ上手く出来なくても、バトンはご覧頂くことが出来る、そう思いながら舞台に立っていました。でも、喜びが満ちていたものの、実際は少々硬い演技なってしまいました。
 今日は、アカデミー賞助演女優賞を受賞されたことのあるミラ・ソルヴィノさんが一回目のショウにいらして下さり、終演後にトレーニングルームで写真撮影をしました。私は、アーチャーズデンのことやいろいろと納得いかないことがあり、フルートも伸びやかに回せなかった気がして、写真撮影では隅の方に居ました。ミラ・ソルヴィノさんは、特にみなに何かを言うこともなく、ご主人と彼が抱いていらした四歳のお嬢様が主役のような感じでした。
 その後着替えてトレーニングルームに行くと、ご家族はまだそこにいらっしゃいました。ご主人が、直ぐ私に気付いて声を掛けて下さり、お嬢様と話しながら近付いて来ました。するとミラ・ソルヴィノさんもいらして、
「Incredible。」
 それから小さなお嬢様に、
「分かるかしら。ケイジの中に居た緑の人と彼女が恋をしていたでしょう。」
 ご家族がトレーニングルームに入って来られたとき、一番年上と思われるお嬢様が私の方を見て笑顔を送って下さったことを覚えていました。彼女は又、ドキドキしているように恥ずかしそうに私の方を見ていました。
 そして、写真撮影を頼まれました。カツラは外す時間が無く着けたままでしたが、衣装は着ていないので、本来写真を撮ってはいけない姿でした。ステイジマネイジメントに許可を頂いて、お子様方と、そして、ミラ・ソルヴィノさんも加わって写真を撮りました。すると彼女は、少し涙目で話して下さいました。
「こんなに大きな劇場の後ろまで届くほど、言葉無しに人の心を動かせるのは素晴らしい。」
 私も涙目になりました。
 衣装に着替えて、カツラの確認の為に衣装部屋へ行くと、今度はそちらでお会い出来ました。ミラ・ソルヴィノさんは、私に気付き、
「衣装を着ているのなら、もう一度写真を撮っていいかしら。」
 彼女は、大きな立派なカメラをお持ちで、数枚撮影して下さいました。…
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Cynthia Gregory

2013-03-21 | セレブリティ
 「日本人が来ているよ。」と教えてくれるアーティストが居て、緊張しました。
 影絵の場面で「クレイジー。」と何度も言っている方がいらっしゃいました。その方は、喜びで溢れてしまったのか、犬の後に拍手。
 フルートを回す場面、音がとてもゆっくりに聞こえました。自分はとても焦っていたので、大変助かりました。最後の方には余裕ができたのか、「ロシェルの歌声!」と嬉しくなりました。
 ふくらはぎをとても痛めてしまい、二回目のショーに、アメリカン・バレエ・シアターの元プリンシパル、シンシア・グレゴリーさんがいらして下さるのにと思って落ち込んでいると、いらしたのは一回目のショーでした。
 ストームと呼ばれる場面の前、音が変でした。
 ふくらはぎが痛く、また落としました。
 エピローグで着る衣装の帯結びが外れました。先週危ないことがありましたが、今日は着る前に衣紋掛けから外した時、スナップとホックで付いている帯結びが外れました。八年で初めてのことです。
 最後のお辞儀で、一生懸命に手を降って下さる方、一人でお立ちになって手を叩いて下さる方の姿が見えました。
 帰り掛け見えた月は、とても大きかったです。
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土屋アンナさんとお食事会

2013-01-29 | セレブリティ
 十年以上昔のことだと思います。海外へ行くに際して、日本円のトラベラーズチェックを用意しました。残っていた四万円を換金しようと近所の郵便局へ行くと、
「外貨は扱っていません。」
 最寄り駅の大きめな銀行へ行っても、
「外貨は扱っていません。」
 お店では使えないにしても、日本円なので銀行ならどこでも現金にして下さるかと思っていましたが、ここの二箇所の銀行でも換金出来ず。対応はみなさん丁寧で、横浜駅まで行けば何とかなるでしょうとのことでした。
 母の見舞いに行くと、様子がいつもと違いとても心配でしたが、父が来ると私は出掛けなければなりませんでした。
 夜は、先日ラスベガスに取材にいらして下さった土屋アンナさんと取材班のみなさんと、東京でお食事会でした。撮影が入るかもしれないということでしたが、撮影は無く、お食事だけになりました。
 土屋アンナさんは、本当に素敵な感性をお持ちで、それを言葉に綺麗に表せるところも素晴らしいと思いました。私の印象に残る映画が、彼女のお勧めの映画の一つで、私は詳細を覚えていませんが、彼女は場面の細かいところまで語っていました。いろいろなお話を伺い、お料理もとても美味しくて、時間のことなど考えてもいませんでした。会は六時半に始まったので、それほど遅くならずに帰宅するつもりでしたが、ふと時計を見るともう十一時近く。私は、ホテルがあれば泊まろうかと考えていましたが、土屋アンナさんの一言で、タクシーで帰ることになり、午前一時ぐらいまでお店に居ました。アンナさんを囲むみなさんも愉快な方々で、本当に楽しい時間でした。
 テレビのみなさまには、いろいろとご迷惑をお掛けして申し訳ありませんでしたが、それでも諦めずに、良いものを作ろうと一生懸命になって下さったこと、本当に有難いです。そして、土屋アンナさんとの出会いに感謝します。
 放映は、二月十一日午後九時からということです。
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Jean-Paul GAULTIER

2012-03-27 | セレブリティ
 昨日、電気屋さんに居る時に、電話がありました。修理に来たのだけど入れないと。玄関のドアの鍵を替えた時に、合鍵を作るのを忘れたそうです。そして、その時の約束通り、今朝修理の方がいらっしゃいました。
 洗濯機に水が溜まっていることを指摘されたので、使用し始めるとそこで止まったと伝えました。コンセントニヶ所のことも言い、コンロにも影響があると言うと、それは別のことと言われてしまいました。一人は洗濯機の枠を外し、調べていました。一人はコンセントを見ていました。簡単に直ると思っていらしていることは分かりました。そして、私の予想通り何も掴めないようで、苛立っていく方を上手くなだめ、気持ち良く仕事をして頂けるように願いました。
 私は出発しなければいけない時間となり、私が持つもう一つの鍵を渡すことになりました。そのことを話している時、一人の方が電気メーターに問題を見付けたので、電気会社に電話をするように言いました。私は、そんなところに問題はないだろうと思いましたし、それは私がすることなのかと思いましたが、話している時間もなかったので、一応返事をして出掛けました。
 フルートを新しいものにしようかと思いましたが、どうもバランスが悪く、やめることにしました。今まで使っていたフルート、今日の湿度は中でしたが滑りました。
 何となく重い感じでしたが、いつも笑顔で迎えて下さる亜梨ちゃんのお母様のことを思い出すと、気持ちがすっとしました。たくさんのみなさまがいらして下さって見守って下さっていることを思い出すと、気持ち良く踊ることが出来ました。
 二回目は、ファッションデザイナーであり、マドンナさんの衣装なども製作したことのある、ジャン=ポール・ゴルチエさんがショーをご覧下さいました。バックステージにもいらして下さり、
「Thank you for good work.」
 とおっしゃってから、
「ああ、workではなくてartだね。」
 とても嬉しいお言葉でした。彼は、KAが一番好きだと言い、明朝ラスベガスを離れフランスに戻るのだけど、直前に素晴らしいものを観ることが出来て嬉しいと。
「必ずまた観に来るからね。」
 とても気さくでいて、素敵な雰囲気に溢れた方。お会いした後、誰もが彼のことを話していました。今日ショーが出来たこと、お会い出来たこと、光栄に思います。
 それから亜梨ちゃんのお母様方がお戻りになり、お食事に誘って頂きました。たくさんのみなさんと、楽しい時間を過ごさせて頂きました。
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山本寛斎さん

2011-01-13 | セレブリティ
 お化粧が上手くいかず、白を塗り直したほどでした。
 一回目のショーが終わるとライアンが、
「山本寛斎さん知っている?」
「知っているも何も…。」
 五時半に、彼を舞台裏にご案内したそうです。
「探そうと思ったけれど、練習中だと思ったから…。」
 一時間掛かることでもないので、探して下されば良かったのにと思いました。今日はお客様がいらしていて、そのことを話すと、四名様揃って
「えーっ!」
 と大きな声。本当に、「探して下さい!」です。
 その二組のお客様をお迎えしていた為の緊張でしょうか、二回目のショーは、咳き込んで、吐きそうになるほどでした。
 夜は、いろいろとお話をして下さっていたので、遅い帰りとなりました。
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Ashley Tisdale

2010-10-02 | セレブリティ
 頂いたDVDプレイヤーを頂いたテレビに繋いで、DVDを再生してみました。きれいに映りました。テレビを観ない生活をしているので、何かが画面で動いているのは不思議な感じです。
 一回目のショー、キャプティビティのシェリーと私の演技に、台詞を付けたいような人がいました。とてもうるさい感じでした。踊っている時も、最初のうちは話をしているのが聞こえました。他のお客様に迷惑と思われ、気になりましたが、話声は途中から「ヒュー、ヒュー。」という掛け声に変わりました。
 踊り終わると、ディズニー・チャンネルに出ているというアシュレイ・ティスデイルさんがいらしていることが分かりました。彼女はバックステージにいらして下さる予定のようでしたが、結局いらっしゃいませんでした。
 脚が上手く動かないというのか、身体を切り返す時に痛みます。痛みの場所は、骨盤左側全体。さらに、湿度が高いためか床が滑らないので、一生懸命に動いていた感じで、優雅の“ゆ”の字も見られない演技になってしまったと思います。
 痛みのある部分をなるべく動かさないでいたので、舞台上でということでなく、舞台裏での動きが、いつもよりも少なかったのか、楽な感じで二回のショーが終わりました。今日は出ませんでしたが、最近しばしば本番前に咳き込んでしまうのは、心身ともに究極の状態にもっていき過ぎているのかしらと思いました。今日の私もいつもと同じに一生懸命に取り組んだのですが、これが精一杯で、こんな感じで毎日のショーをしていたら、満足感が次の日のエネルギーを生み出すような良い循環はないと思いました。
 今週は月曜日に写真撮影があったので六日勤務でしたが、身体に使えない部分があったので、すぐに終わってしまった感じです。今日はいつもよりゆっくりたっぷり身体をほぐして帰りました。久しぶりの二日間の休みとなります。
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Rihanna&Katy Perry

2010-09-18 | セレブリティ
 新しい電話、メッセージが送れないのでお店に持って行きました。その後、ギネスの挑戦を見に行きたかったのですが、時間が足りませんでした。電話は、お店で直ったと思っていましたが、まだ直っていませんでした。いつまでも調子の悪い“新しい“電話です。
 一回目のショーに、リアーナさんがいらっしゃるというお知らせが出ていて、歌手であり、モデルもされる方と聞いていました。ところが後から、「リアーナの隣の人ってさあ…。」ということになり、お知らせには何故かありませんでしたが、ミュージシャンのケイティ・ペリーさんもいらして下さっていました。お二人ともすらっとしたきれいな方でした。
 二回目は、短い森のシーンになりました。バトルフィールドの前のドラムもないとアナウンスがあり、すぐにいらして下さっているお客様のことを思い出しました。彼は、時々ドラムの真似をしているそうなのです。
 今日も、目眩がしました。血が足りないような、酸素が足りないような…。衣装の羽をフルートと一緒に掴んでむしってしまい、羽に紛らわされフルートを見失いそうになりました。スカートはまた回ってしまいました。二回目はお腹が空いて、一回目よりも余計に回ってしまうのかしらと最近思います。
 お客様とお食事をご一緒させて頂きました。お店の方に親切にして頂き、おいしい物をたくさん頂きました。いろいろなお話が出来、楽しいひとときでした。
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Lady Gaga

2010-08-14 | セレブリティ
 8月になると、秋を感じるような風が吹くことを思い出しました。まだ気温は摂氏40度ほどありますが、なんとなく涼しい風が吹いています。自転車通勤も楽になります。
 ふと、ジェニファーは競技をしていた時、お姉さんより上手だったのかしらと思い、尋ねました。すると彼女は、事細かにいろいろと話してくれました。年齢別では同じ部門にならなかったり、諸事情で一概には言えないようなのですが、感心したことは、彼女は必ずお姉さんを立てるのです。「始めた年齢も自分の方が有利だし、今姉は身体よりも頭を使っているから、私は頭をあまり使えないから、それで姉妹のバランスが取れているのよ。」などと言っていました。
 身体はとても元気でしたが、フルートを回す感覚がおかしいような気もして、緊張していました。トレーニングルームで練習をしている時に、最後に投げ上げるフルートは、普通に投げられたと思っても、ぶつかりました。
 中指と薬指の爪が剥がれそうになっているので、絆創膏を貼ることにしました。まずは中指に。そして気付いたら、反対の手の中指に絆創膏を貼っていました。身体を動かしたり、バトンを回したりする時に、いつも左右のことを交互にするので、考えないでいるとこうなってしまうのかと思いました。そして、どこか抜けているのかもしれないから、気を付けようと思いました。
 一回目が終わると、足首が痛くなりました。テーピングをすることにしました。そして、絆創膏…、なんと同じことをしてしまいました。これはもう、単なる馬鹿です。大きな声で笑ってしまいました。
 レディ・ガガさんが、ショーを観にいらしてることが分かりました。彼女の歌を聴いたことはありますが、歌っている姿を拝見したことはありません。レディ・ガガさんはダンスをするのかしら、などと考えながら舞っていましたが、なんと彼女は、ショーの途中で帰ってしまったとのこと。一緒にいらしていた30名ぐらいの方々とごっそり中座されたようで、お座りになって居た辺りの客席は、気が付くとがらんといていたとのことでした。
 一回目のショー、アーチャーズ・デンで父役の所へ行くと、彼はいつもと全然違う感じでした。もしかすると、亜梨ちゃんと間違えているのかな、などと思っていましたが、その後もいつもと違います。身体にいつもより触れるのです。私はとても心地悪く、セクシャル・ハラスメントで訴えられると思うほど。最後には、本番中と判っていながらちょっと避けてしまいました。誰かに何か言われたのかと思い、アーティスティック・コーディネイターに尋ねると、アーティスティック・ディレクターが、子供ではなく大人にと思って演技をするように言ったそうです。これから先、いつもこのようでしたらストレスになります。たとえショーの為の演技といえ、触れられ慣れていないからでしょうか、我慢できない気がします。でも、まだ彼も演技を探っているところと思い、頑張って二回目に臨みました。少し増しでした。
 明日はショーがないので、ショーの後は思い切り練習ができました。一回目に通した時は、凄い息切れ。でも、十回目ぐらいにには、何とかなってきた気がします。
 どこでも生きていけるように、なるべく人の手を借りずに生きていけるように、逞しく育ててくれた両親には感謝をしますが、「あなたは極端に人を頼らない。」などと男性に言われると、「あなたはかわいくない。」と言われているようで、少し気になります。
 爪が剥がれそうなところはまだ痛いですし、手がカサカサだと思ったら、夜の湿度はたったの9パーセント。そして涼しい夜でした。
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レコーディング

2010-07-02 | セレブリティ
 KAのミュージシャン、バンドリーダーのリチャードさんにご招待頂き、レコーディングに立ち会わせて頂きました。場所に着き、スタジオに入ると、もうレコーディングは始まっていました。そして、私はその様子を見た瞬間に涙が出そうになりました。
 スタジオは大きく二つに分かれていて、間がガラスで仕切られています。ガラスの向こうでリチャードさんが指揮をし、一人のチェロ奏者が演奏しているのが見えました。リチャードさんが作曲し、演奏し、録音をして持ってきた曲に、今日は音を重ねて下さっているのです。私が入った部屋は大きなスクリーンが有り、そこに録音された音が波形となって現れていきます。その後バイオリンの演奏が加わり、そして、バイオリンだけの録音もしました。短い部分を何度も何度も真剣に演奏し、奏者が納得をした演奏でありながら、音色が作曲家の思い通りの表情となるようにしていきます。演奏が終わると、大きなスクリーンのある部屋で録音をした音を聴き、私には到底聴き取れないような音の違いを論議して、一番良い演奏を選んでいらっしゃいました。
 今日は、この曲を作り上げるために、たまたまここに居ることができましたが、他の曲もこのようにして作られていることを考えたら、ひとつひとつの曲がとてもありがたいことと分かり、もっと音楽を大切にしたいと思いました。そして、そんなことを考えていたら、例えば演奏に使われた楽器だって、彼の手に渡る前には職人さんが真剣に作り上げていることにも気付きました。そうやって過去を辿っていると、木の成長する年月のことまで考えられ、さらに胸が一杯になりました。
 スタジオを離れ難く、また思ったよりも車を走らせるのに時間が掛かったので、MGMには予定より遅く着き、ショーの支度をするのを急がなければなりませんでした。でも、本当に良い経験をさせて頂き、心は満ちていました。
 明日、ジュリが来ることになり、彼女の席の手配をするのに、私はショーの間いつもよりも駆け回っていました。そして、活力があり良い感じで踊れた気がします。
 二回目のショーの前、リチャードさんにお会いして、今日のレコーディングのお礼など、少しお話することができました。気持ち良く始めたショーでしたが、多分踊りは一回目の方が良かったと思います。踊り始めた途端に、今日のレコーディングの様に途中で止めてやり直しをしたいと思いました。でもそれが出来ないのが生の舞台なのです。
 このショーに、映画『アバター』の主人公、ジェイク・サリー役をされたサム・ワーシントンさんがいらしていたのですが、お会いできず、お帰りになってしまいました。みなとても残念がっていました。
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