のんのん太陽の下で

初めての一人暮らしが「住民がいるんだ・・・」と思ったラスベガス。
初めての会社勤めが「夢を売る」ショービジネス。

ベラッジオで語り合い

2010-05-31 | 日記
 気が付くと、朝の5時。MGMのコンピュータで旅の手配をしていたら、この時間になりました。朝のお掃除の方がいらして、家に帰ることにしました。もう陽が出て明るい街。昨晩の喧騒が感じられる街も、お掃除をしている方がいらっしゃいました。朝日に映える山を眺めながら帰宅しました。
 数時間寝ると、活動開始。元気です。
 友達と買い物へ行きました。本当はスーパーだけに行くつもりでしたが、私がベラッジオにも用事があることを言うと、彼らはアイスが食べたいと言い、その用事も済ませに行くことができました。私はおいしいヨーグルトパフェを食べながら、少し似たところがある彼らとしばらく語り合いました。
 帰ると旅の支度。少し部屋も片付けて…。
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カウントダウン

2010-05-30 | KA
 6日目であることを感じないほど、元気でした。ところが、ショーが始まると頭がウニョウニョしてきました。待機場所に居る時は、涙さえ出そうになりました。今日はネバダバレエのメリーが来てくれています。
 昨日頂いたチョコレートを食べました。休暇が来るのを待ち望んでいたジーナ。ショーの回数を何日も前からカウントダウンしていた彼女は、「ノリコ、あと1回だよ」と。30分前のコールでは「あと2時間15分で休暇です。」と、シルバンによるアナウンス。思わず微笑みました。
 不安を抱えながらトレーニングルームへ行くと、心配で涙が出そうになりました。少しゆっくりと整えるようにして、それからは何とかなりました。
 エピローグの為に待機をしていると、「あと8分だよ。」と、またシルバン。そして、休暇前最後のショーが終わりました。
 終わるとたくさんやることがありました。いつものように机の上を片付ける前に、友達の間に入ってお手伝いできることがありました。電話でやり取り。そして、机の上を片付けると、日本から電話が入ったり、旅のことでも電話をしなくてはならなかったり。それから、ホテル探しが始まりました。
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回復の方向へ

2010-05-29 | KA
 ゲイルに「好きなことをして、リラックスしなさい。」と言われました。今朝はイタリアンブレッドを焼いて、彼女にお土産にしました。
 MGMに行くと、更衣室の机にはカードとチョコレートが置いてありました。それは、昨晩ゲイルと話していた時に横に居た人からでした。詳しくは分からないけれど、何かがあったのだろうという推測で、励ましてくれるものでした。涙が浮かびました。
 一回目のショーは、少し気持ち悪くなり、咳き込んでから出ていきました。幸い、舞台上では昨日のようにはなりませんでした。
 二回目のショーは、ZEDのバックステージテクニシャンの方々がご覧になっていました。亜梨ちゃんが来た頃付き添っていた通訳の方にもお会いしたので、彼もご覧になっているのかしらと考えていました。そして、正司くんと晴れて話しが出来ますように、と願いながら舞台に立ちました。大切な人のためにも。
 今日起きたいろいろなことを考えていました。良いことも悪いことも小さなことも大きなことも。全てのことは意味があって起きていることだとしたら、それぞれの意味は何なのだろうと。それが分かれば、人は大きくなれるのでしょうか。ちょっとしたことがありました。それでなんだか吹っ切れた気がしました。
 すっかり治ったわけではありませんが、昨日よりは調子が良いことを話すと、ゲイルもカードを置いてくれた方も喜んでくれました。
 メモリアルデイの週末。街はとても混んでいました。帰りがけ、また考えていました。いろいろな人がいて、いろいろな考えがあって…と思ってきたのに、また忘れていたようです。少し遠くから、心にゆとりを持ってみれば見えるものがあることでしょう。
 どこまで回復できたか分かりませんが、最悪の事態からは抜け出せたと思います。
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多分病気

2010-05-28 | KA
 このダンススタジオに来るのは久しぶり。恐る恐る使い掛けのカードを出してみると、まだ使えました。今日は、バレエのレッスンを受けました。
 MGMへ行くと、シェリーがとても熱心に日本語の質問をしてきました。“邪魔”に関する質問で最後の締めくくりとなったので、二人で笑いました。邪魔なことはなく、楽しいひとときでした。
 一回目のショーは、早いうちから吐き気があり、踊り始めると頭の中がぐちゃぐちゃでした。いつどこで大きな失敗をしてもおかしくない状態でありました。身体が良く動くことが、唯一の救いでした。これはもう病気だと思いました。内科的な病気のことはあまりよく知らないので、どういう病気でどういう症状が出るのか、調べてみないと分かりませんが、多分病気です。
 一回目のショーが終わると、偶然なのか、何かを感じたのかゲイルが話し掛けてくれました。そして症状を話すと「妊娠しているの?」と。私は「違うけれど、そんな感じ。」と言ってから、上手く英語で表現できていたか心配になりました。彼女は冗談で言ったことだとは分かっていましたが、私はこの症状が出るといつもつわりはこんな感じなのかしらと思っていました。そして、冗談を冗談で返していられないほど事態は深刻で、彼女に説明をしながら、私は少し涙を浮かべてしまいました。
 ひとつ、決めていながら実行できなかったことがありました。でも、二回目のショーをしながら思ったことがあり、実行しなくて良かったかもしれないと思えました。私は本来、人の笑顔を見ているのが好きなのだから、自分が我慢することで、それが得られるのなら、一人の我慢で済むのなら、そうしたらいいのではないかと思います。そして、そうすれば我慢も半分、いや、それ以下で済むことでしょう。
 二回目は、出来なかった所がありましたが、自分が何をしていたか分かりますし、自分自身のコントロールも出来ていました。演技自体はきっとこちらのほうが良かったと思います。
 ショーが終わると、ゲイルが心配してまた声を掛けてくれました。多分、自律神経失調症なのではないかと思うと伝えました。カツラを外した後も、彼女は親身になって話をしてくれました。彼女のことは信頼をしているので、何でも話せますが、思い付いたこともあるので、もう少し一人で頑張ってみると伝えました。休暇まで、あと二日。これを乗り越えられなかったら、私はもう続けていけないと思います。
 夜は楽しみなことがありました。この時を待ち望んで、今日を頑張りましたが、なかなか思い通りにはならないものです。でも、そう、笑顔の人がいるのなら、それでいいのです。
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アンドリアン、ホイール・オブ・デスにデビュー

2010-05-27 | KA
 風が強いので、新記録と思われるぐらい早くMGMに着きました。
 昨日のバトルフィールドの練習で、きっと腹筋が痛くなるものと思っていましたが、それほどでもなく安心しました。
 エクササイズをして身体を充分に動かしたからか、身体の動きは良いのですが、一回目から咳き込んでしまいました。二回目は何とかこらえられました。
 双子の女の子役のジェニファーは、私がキャプティビティのシーンで踊っている時、次の森のシーンの為に、上の方で待機をしています。今日は「いつもあんなに回っていた?」と訊かれました。毎日見守ってくれている彼女だからこそ、小さな変化にも気付いたのだと嬉しく思いました。
 KAの目玉、ホイール・オブ・デスに、アンドリアンがデビューをしました。彼はぐるぐる回るケイジの上で縄跳びをする人の下のケイジを操る役。ということで、縄跳びは、いつもその役をしているサブゥがしたので本当に怖かったです。
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バトルフィールド!

2010-05-26 | KA
 劇場のバトルフィールドの舞台で練習をさせて頂ける日が、いよいよきました。ベストを身に着け、リモコンのコードを腕に巻いて、リモコンを手に持つと準備完了です。私は一番右端のラインを使わせて頂くことになり、隣にバトルフィールドのキャプテンであるシャンがついてくれました。リモコンは、手を握ることでスイッチが入り、親指にあるボタンで上下させるようになります。またそのボタンを何度押すかにより、スピードが変わります。
 垂直の舞台に“立ち”、リモコンを操作してゆっくりと舞台を登って行きました。私はそれだけで嬉しくてワクワクしていました。
 バトルフィールドの舞台は長さ15メートルあります。この前いらして下さった方が、下から行く人より、上から来る人のほうが怖いのでは、とおっしゃっていましたが、確かにそうかもしれません。私は上を見て登っていたので、自分がどれほどの高さに居るかなど考えませんでした。ふと下を見ると、確かに高いです。
 上がる下がるをスピードを変えながら、歩いたり走ったりしていると、コーチのエイドリアンに「腹筋が使えていないので少し反ったような姿勢になっているから、腹筋が疲れないようにする“休みの姿勢”でリモコンに慣れる練習をしなさい。」と言われました。それは自分が吊られているケーブルを、方腕に抱え込む姿勢です。しばらくその姿勢で行いましたが、これは腕が疲れます。シャンにそれを言うと自分が疲れない姿勢でやっていいというので、反らないように気を付けながら元の姿勢に戻しました。
 1時間の練習中、途中2回の短い休憩がありました。休憩中、リモコンを休ませておくとスイッチが入らなくなるということで、時々手を握ってスイッチを入れるように言われていました。でも、私は習慣付いていないので、すぐ忘れてしまい、指摘されて動かすような感じでした。
 リモコンに慣れたので、歩く走るだけではなく、そのうちにジャンプをして移動をすることなども出来るようになり、今の自分にできることをいろいろ探して楽しんでいました。ところが、コーチが「もう降りていいよ。」と。でも、残されたのはあと数分のことでしょう。そして、もう今後この舞台に立つ、いや吊り下がることもないと思い、もし、このまま降りなくてもいいのなら残りたいと下に居るコーチに叫びました。そして、そのまま居させて頂けることになりました。
 その後、予想通り数分で練習時間が終わりました。降りて行くとコーチは、「疲れさせたくなかったから、降りるように言ったんだ。」と。私は、とても楽しかったことを伝えました。そして、劇場のバトルフィールドの舞台での練習は一度限りのことかと思っていましたが、次の練習にも入れて下さるとのこと。嬉しく、楽しみなことです。
 その後、ピラーティスを受けに行くと、いつもの先生の代わりにいらした先生が、突然思い出したように話し始めました。「『瀕死の白鳥』はバトンで出来るのかと思ったけれど、表現できていたわね。」バレエもされる先生からの嬉しい言葉でした。
 バトルフィールドの練習だけでは足りない感じでしたので、振付を少しだけ変えることにしました。ここは、振付家の方が「やってもやらなくても同じ。」とおっしゃっていたので、やらないでいたところ。ご覧頂く方に違いが分からなくても、私には刺激になります。この刺激で、今週が乗り切れますように。
 カンパニーマネージャーのダイアンさんがKAを去り、モントリオールへ行くことが報告されました。彼女はとても素敵な方で、みなに慕われていました。役職が上がるのでおめでたいことですが、私にとってはとても淋しいことで、話を伺い目に涙を浮かべてしまいました。それにしても、KAにいらっしゃるカンパニーマネージャーの方は、みなさん大昇進してKAを去っていきます。それだけ素晴らしい方がいつもいらして下さっているということでもあるので、私達にとっては有難いことなのでしょう。
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脳を支配するところは?

2010-05-25 | KA
 イタリアのお土産の蜂蜜を頂くのに、イタリアンブレッドを焼きました。中はもっちりとして外はかりっとして、簡単なのにとても美味しいパンに仕上がりました。
 あずきは、約半分の豆が煮えていません。量り売りでしたので、古い豆と交ざってしまったのかと思います。

 踊り始めると、頭が冴えていないのが分かりました。そういえば、今日は珍しく一点を見つめてボーっとした瞬間がありました。でも身体はとても良く動きます。こういう時が一番怖いのです。良く動く身体に身も心も委ねたいところでしたが、注意して動くことにしました。折角の良い身体を使え切れなかったような気がします。
 身体が良い調子でしたので、大丈夫かと思いましたが、二回目は、また吐き気に催されました。脳が支配出来ない自分を感じていると、さて、脳はどこで支配をするのだろうと思いました。脳のまた違う部分で支配をしているのかと思い、想像すると、支配している場所が近過ぎて、良く見えていないような感じです。手足のように脳から遠くにあるものだと支配がしやすいと思いました。
 今週は6日勤務。頭に刺激がないと、のり切れないような気がします。明日のバトルフィールドの練習がいい気分転換になるか、ならなければほんの少し振付を変えて刺激を入れるようにしようと思います。
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アメリカの包装紙

2010-05-24 | 日記
 包装紙を探しているのですが、なかなかいいものが見つかりません。派手な色か、はっきりした模様か、キャラクターなどが付いたものか、これはおしゃれかな、と思うと結婚祝い用だったり…そんなものしかありません。アメリカ人は、プレゼントを袋に入れることが多いのであまり種類がないのかしらと思っていたところ、「アメリカ人は、“包まない”じゃなくて、“包めない”のでは。」という意見もありました。何軒か回っても、あまり気に入ったものを見付けられず、結局自分で作りました。私はとても気に入りました。
 イタリアンに行きました。住まい近くにこんなお店があったとは。フレッシュパスタ、おいしかったです。
 水栽培していたジャガイモを、やはり土に植えることにしました。ジャガイモが出来るとは思いませんが、花ぐらいは見られますように。
 レオネルとクリスティンが何かをするというお知らせを思い出し、行ってみました。タウンスクエアにあるレストランの一角に舞台があり、そこで演奏をすることが分かりました。どうやらカントリーミュージックのテレビ番組の一部に出演するようです。彼らの出演は、予定よりだいぶ遅れましたが、その時までいろいろな方の演奏も聴くことができ、また、彼らの本番では仲間でとても盛り上がって、楽しいひとときでした。
 その後近くの公園に行き、ソフトボールの試合を観、少しのんびりしました。
 人を許せないことは辛いこと、許すことは大変なこと、でも許した時に新たな何かが見え、人は成長できる、そして、尊敬できる人に囲まれて育つことは大切なこと、そんな風に感じた夜でした。
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飲茶の日の空

2010-05-23 | 日記
 ネバダバレエとの企画『A CHOREOGRAPHERS' SHOWCASE』でお世話になったメリーが、KAを観に来てくれることになり、チケットを渡すために会いました。本番の日に渡したかったお花、あの時は忙し過ぎてその余裕がなく、今日落ち着いて差し上げました。メリーの人柄も作品も心地良く、また、素敵なダンサー達の仲間に入れて頂いたこと、改めて感謝しました。
 お昼は、友達と飲茶に集まりました。いつも楽しく話をしてくれるクーンから、彼がイギリスで体操のナショナルチームに入っていた時の事を初めて聞きました。正に朝から晩までの練習。休みもほとんどなく、練習場に隣接された宿泊所も森の中にあるので、貴重な休日も街に出て行けないような生活。そんな生活を何年もしていた彼だから、この人にはどこか心地良さを感じるのかもしれない、と思いました。クーンはこのお店の常連だったそうで、おいしいものを手際良く次々に選んでくれ、また、従業員の方がみなさん彼のことを知っているといった感じで、彼の好物を運んで来てくれました。クーンはKAを辞めてから結婚をしましたが、私はお祝いを渡す機会をいつも逃していて、今日ようやく渡せました。
 アパートに戻ると、カードを二種類作りました。工作はいつも楽しいです。
 寒い一日。夜は鍋物の様な食事になりました。
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少し破れたCD入れ

2010-05-22 | KA
 セーターを洗おうかと思った昨日、あまりにも風が強いので、今日にしようと思いました。しかし、今日は少し肌寒く、また着ることに。洗わず良かったです。 
 私のCD入れを見ている人がいました。少し紙が破れているところもありますが、まだ使えます。でも、ちょっと恥ずかしいので、「もう5年ぐらい使っていますが、まだ大丈夫かと思って。」などと言ってみました。すると「今まで日本の文化というものをそれほど知らなかったと思うけれど、あなたを見ているだけで日本の文化の全てを知ることが出来る気がする。」などと言われてしまいました。「少し日本人過ぎると思うこともあるのですが…。まあ、そこは“私”なのかな、と思うことにして…。」
 このCD入れ、広告を折った入れ物を畳んだまま使っているだけなので、何も特別なこともないのですが、これだけ長く使うとこのまま使いたい感じです。これは“私”。もしかすると直した方が良い“私”の部分です。
 今日のトレーニングルームでのバトルフィールドの練習を、やはりお願いできませんでした。私以外の人にとっては“余計”なことであり、先日のことがあったので、少し頼み辛かったのです。お昼に頂いたサンドイッチも大きかったので、これを食べてバトルフィールドの練習をしたら、お腹が大変なことになっていたかもしれないから、と思うことにしました。また、先日のミーティングでバトルフィールドのワークショップは休暇明けになるとも言っていましたし、まだ時間はあります。来週は6日勤務なので、上手く日を見付けて出来れば二回お願いしようと考えていました。ところが、来週の予定を見ると、劇場の舞台で行われるバトルフィールドの練習に私の名前がありました。ビックリしてコーチの所に行くと、彼は素知らぬふりをしようとしながら「えー。」と。でも彼の顔は明らかに笑っていました。そしてお礼を言うと、「びっくりさせようと思ったんだ。」と。私は嬉しくなって、弾み過ぎないように今日の舞台を務めなければと思いました。今日は二回とも吐き気をもよおさず、舞台を終えられました。
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