のんのん太陽の下で

初めての一人暮らしが「住民がいるんだ・・・」と思ったラスベガス。
初めての会社勤めが「夢を売る」ショービジネス。

静かだなぁ

2007-03-31 | KA
 二回目のショーが始まるので地下の待機場所に行きました。
「なんだか今日は静かだな。」
 そのうちに、ショーが始まる前に客席へ行くアーティストたちの声が聞こえ、地下に自分が来たのがいつもより早かったのだと思いました。いつものようにストレッチをして待っていると、火が上がる音が少し違う感じに聞こえます。少し気になりながらも、合図が出たので舞台に入りました。
「こんなに静かだったっけ。」
 そう思いながら、舞台の中で軽くストレッチをしながら目を瞑りボーっとしていました。揺らしているからだが心地よく、今にも寝そうになってしまい、はっと我に返りました。
「こんなに長く待ったかな。」 
 するとステージテクニシャンしかいないと思われる方向から、森にいる獣の遠吠えのような声が聞こえます。私はステージの奥、客席からは見えない位置にいるので半分外に出て見てみました。彼らでした。
 その後すぐにお客様に向けて放送が入りました。問題があるので始まりが遅れているとのこと。そして、隣窓にいる山男役のマフテンが近づいてきました。何があったのか訊くと、
「サウンドのコンピューターがクラッシュしてしまったそうだよ。大丈夫みたいだけど時間が必要らしい。ほら、みんながいろいろな声を出していたでしょ。音がないからステージマネージャが何か音を出すように指示していたのだよ。」
 と。なるほど、静かだったわけです。
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台所の片隅で

2007-03-30 | 日記
 12時前におにぎりを作っているときのことでした。ドンドンドンと玄関のドアをたたく音がして、ドアを開けると、ヒップホップが似合いそうなお兄さんが立っていて
「カーペットクリーニングです。」
 と。
「あの、午後とお願いしたのですが…。」
「ああ、それはすまないね。」
「あの、中もこんな感じなんですが。」
「ああ、まあ、どうにかなるでしょう。」
 ひょろっとした白人の子分を連れて太いオレンジのホースをどんどん持ち込んできました。私は急いであちらこちらにあるものを台所やパティオに運びカーペットの部分が出るようにしました。彼らが液体の洗剤をまいたので、私は靴下を脱いで作業を続けました。それから彼らはそれを吸い取る作業を奥のベットルームから始めました。ベットルームには物をあまり置いていないのでいいとして、その間、リビングルームのカーペット上のものを退かすことに専念しました。幸い、彼らがリビングルームに来る頃には、移動できるものをほぼ移動し終え、私は台所に待機できました。
 親分が吸い取る作業をし、子分はブラシで足跡を消しながらカーペットの毛並みを整えていきます。親分は何か気付くことがあると低い声で子分に指導をしています。必ず「おい、わかったか。」と言う言葉を添えながら。
 お尻から後ろ向きに玄関のほうに向かい、玄関ドア下の一番汚れているところを丁寧に洗うと親分の作業は終了。玄関外に足を置きブラシでその部分を整えると子分の作業も終了。その頃親分はもういなくなっていて、子分は「終わりました。良い一日を。」と言いながらドアを閉めました。初めてみた子分の笑顔でした。
 ほぼ何もない状態になったリビングルームは広く見えました。私は物でいっぱいになった台所の片隅に座り、きれいになったカーペットを眺めました。
 玄関のドアに鍵が掛かってないことが気になります。でも濡れたカーペットの上を歩くと押しつぶされて、せっかくきれいに整えられた毛並みもつぶされてしまうことでしょう。踏み出せずにいました。でもこのまま狭い台所で過ごすわけにもいかないのです。
 広がる新雪の上に足を踏み入れるような感じでした。なるべく少ない歩数で行き着くように大股で6歩。鍵を掛け、足跡がついたところを戻るようにして、台所に待機。
「あああ、跡が着いちゃった…。」
 いつになったら乾くのだろうと思いながら、台所の片隅で紙に日記を書き始めました。そのうちにトイレに行きたくなりました。今度は違う方向。また足跡をつけることになります。そんなことを気にしていたら、大股でバランスをとりながら進めるような状態ではなくなってしまい、近い距離なのに先程よりたくさんの足跡を残してしまいました。
 台所の片隅に戻り、動きが取れない自分を笑いました。
「このままここに座っているわけにもいかないでしょ。」
 カーペットを何度も手で触り、どう考えても数分で乾くようなことではないと充分に理解し、活動を開始することにしました。それでも乾くまで物は極力置きたくないので、台所のものを整理し、パティオに出したものを移動しました。それから出勤の支度をして、しなければいけないことを部屋の奥から終わらせるようにして、私もお尻から後ろ向きに進み、手を熊手のようにして足跡を消しながら玄関に向かいました。
 自分がしている行動がおかしく、笑いました。それでも帰ってきたときのきれいなカーペットを見ると、『努力の甲斐あり』と思えたものでした。
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アパート更新

2007-03-29 | 日記
 月曜日にアパートの更新に行きました。「マーカーを引いたところが新しい内容です。」と言われたので、そこだけ確認して、紙を何枚も何枚もめくりながらサインをしていると、途中で名前が“ノリカ”になっていることに気付きました。もちろんマーカーは引いていないのでたまたま見つけました。どこでどう間違えたのか。
 そのため今日は手続きのやり直し。良かったことは“ノリカ”になっていたとき見た新家賃より99セント安くなっていたこと。何故かはわかりませんが、サインしてしまえばこちらのもの。スーパーでのお買い物のような値引きですが、それでも嬉しいことです。
 
 今日は影絵のところのリハーサルがありました。主には双子の男の子役に対しての小さな変更。マリー・エレンさんは“間”というものを大事にしていることが良くわかりました。そして女優の彼女ならではの指導に「なるほど。」と何度も思いました。
 
 劇場を散歩していると、マイケル・カリーさんをお見掛けしました。彼はKAのクリエイターのお一人で、カニさん、カメさん、ヒトデくんなどをパペットを担当している方です。ミュージカル、ライオンキングなども手掛け、その道では大変有名な方です。私はそのシーンに関わらないのであまりお話したこともないのですが、お見掛けした横を2歩通り過ぎてから思い切って戻り、もうお化粧をしていたので、アーティストの一人であることぐらいはわかるかと思い、ご挨拶してみました。そして彼は快く応じてくださいました。
 一回目のショーが終わリトレーニングルームに向かう途中、エレベーターをお待ちになっている彼にお会いしました。「良かったですよ。」と声をかけていただき、私はビックリして近づくと「ショーの中で私の好きなところなのですよ。友達が来たときも良かったと言っていました。」と、話してくださいました。その後もエレベーターが来るまで気さくに話してくださり、ショーの前に思い切って挨拶したお蔭で、思いがけない言葉をいただけたような気がしました。
 
 二回目のショーにはジュリが観に来ていて、終わってから私たちのお気に入りの小さなホテルに行くことになりました。ストリップから外れた北の方にあるので自転車で行くには少し遠く、到着したらもうみなが帰る様子でした。そうなるだろうと思いつつ、それでも少しでも参加したかったので行きました。素敵なホテルでほんの少しの素敵な時間を過ごしました。
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Chita Rivera

2007-03-28 | セレブリティ
 ブロードウェイの大スター、チタ・リヴェラさんがいらしてくださいました。一回目のショーが終わってトレーニングルームに入ってくると、目を輝かせながらアーティストたちのほうに向かい、手をたたきながらながら「本当に素晴らしかったわ。」と興奮気味におっしゃってくださいました。
 さらに近づきながら「私はね、本当に疲れてしまったの。このままでは帰れない、何か心動かされることをしないと、と思ってこれを観に来てみたのよ。そしてあなた達はそれをしてくれたのよ!!!」
 何て素敵な人なのだろう、何て素敵な言葉なのだろうと、彼女を見ながら目を潤ませていると、「ああ、泣けてくるわ…。」と彼女も目の涙を手で抑えていました。そして「ありがとう。」と。
 チタ・リヴェラさんは70歳を超えた今なお舞台に立っているダンサー。2006年のトニー賞・最優秀ミュージカル主演女優賞にもノミネートされています。
 更衣室を出たときに、偶然、お帰りになる彼女にもう一度お会いすることが出来ました。彼女は「あら。」と言って手を差し出し、私の右手を握りながら「アリガトウ。」と日本語でおっしゃってくださいました。私は去り行く彼女を見つめながら、左手でその右手を握り、彼女にお礼を言いました。
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走る禁止

2007-03-27 | KA
「バックステージは走るところではありません。暗いところにステージテクニシャンもいて危ないですから走らないように。」
 うわ、それ、私だ…。
 私は身体の調子を保つために、急がないところでもショーの間中といっていいほど“無駄”に走っています。ミーティングで全体に言われた言葉でしたが、全てが私に向けて言われているようでドキッとしました。
 いつもしていることをしないようにするのは難しいことです。つい走ってしまって「走らないようにね、走らないようにね。」と言い聞かせながら、急いで歩いていました。

 一回目のショーには、日本にいたときに教えていた姉妹が、御両親と一緒に観に来てくれていました。4人に温かく見守られ気持ちよく舞台に立てました。最後のお辞儀のときに、この辺りかな、と思って見た先に、まずは華やかなお母様が、そして並んでご家族が立ち上がって手を振ってくれているのが見えました。明日、お会いすることになっているので楽しみです。

 二回目のショーにはゆかさんと旦那さまのイヴさんがいらしてくださいました。イヴさんはシルクのキャスティングの方なので何回かショーを観ていますが、ゆかさんはKAがモントリオールでクリエイションをしていたとき以来初めてです。
 ショーが終わると楽屋口の扉が閉まりそうなのを押し開けて「のりこさーん…。」と口を手で押さえながら入ってきました。「もう、本当に良かったです…。」目には涙を潤ませて。
 ゆかさんはエッチングの版画をしているアーティストであり、旦那さまはシルクに勤める前には劇場の仕事をされていた方で、彼女自身いろいろなものをご覧になっています。感想をたくさん語ってくださいました。
 ゆかさんには本当にお世話になったので、こうして出来上がったものをご覧いただけて、喜んでいただけることは本当に嬉しいことでした。
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ストリップを見ながらおにぎり

2007-03-26 | 日記
 レッドロックに行く予定で、5種類のおにぎりを作り、冷茶やオレンジ、あられなどを用意して、友達からの連絡を待っていました。車に初めてお客様を載せるので、車も少しきれいにしました。黄色の花粉が積もっていました。
 待っていた友達は、モントリオールでのクリエーション時、ミーティングがあるごとに通訳をしてくださっていた、ゆかさんと旦那さま。12時45分ラスベガス到着の予定でした。
 ところが待っても待っても連絡がなく、ホテルに電話をしてみてもまだ到着していないとのこと。インターネットでフライトを調べてみると2時間遅れていました。私はおなかがすいたので作ったおにぎりを食べました。
 ちょうど食べ終わった頃に連絡が入り、ホテルに向かいました。久しぶりの再会。彼女はラスベガスという町に相当ビックリして「典子さんが5月にモントリオールに来たときに町を歩きながら不思議なことを言うと思いましたが、良くわかりました。」と、普通でないこの町を実感していました。
 もうレッドロックに行く時間もなかったので、ウインホテルのカフェで語らうつもりが、私が持って行ったおにぎりを今食べたいということになり、場所はどこでもいいと言う彼らの言葉通り、一番初めに見つけたベンチ、ファッション・ショーの前に腰掛けました。そこはラスベガスのメイン通り“ストリップ”沿い。ファッション・ショーは人気のショッピングモールで、大勢の観光客が行き交っています。おなかがペコペコだとはいえ、こんなところで包みを広げてくれる友達、大好きです。
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ベス

2007-03-25 | 日記
 メグとジョージは以前KAで働いていたステージテクニシャン。毎月彼らの家で開いてくれていたパーティーはまだ続いています。彼らが今月のパーティー日を今日に決めたのは、ベスが戻ってきているからです。
 特にジョージが、私が持って行くものをいつも楽しみにしてくれることは分かっていたのですが、今日はなんとなく腰が重く、ベジタリアンのベスのことも考えておにぎりにしてしまいました。野沢菜と、鮭と、しそわかちりめんの三種類。おせんべいが入っていたきれいな箱に詰めました。
 着いてメグに会い、箱を取り出すと「今日は何を持ってきてくれたの。」と覗き込み「おにぎりしか作れなかった。」と言うと「普通、怠惰なときはこんなにきれいにして持ってこないわよ。」と。
 ジョージに挨拶に庭へ行くと、ジャグジーに入っていました。そしてまた「何か作ってきた?」と。「ただのおにぎりです…。」
 そこへこの家に泊まっているベスがおにぎりを食べながら「ノリコ!これがあったから来てると思ったわ。」と出てきました。彼女はクリエイションのときから去年の11月までKAにいた歌手です。私のソロのところも彼女が歌ってくれていました。ちなみに今は彼女のように高い声が出る人が見つからず、ボーカルなしになっています。
 彼女が大きなトラックで来ているということをジュリから聞いていたので、早速見せてもらいました。彼女の家、トレラー・ハウスを牽くために大きなトラックを買ったそうです。運転するのは大変だけど、ガレージが増えたようだし、キャンプにこの車で行けばいろいろなものを積めるし、お気に入りだとか。かっこいいです。
 KAを辞めてから仕事が立て続きようやく休みが取れたとも言っていました。喜太郎さんとまた仕事をするかもしれないということも、それとは別に今年は日本でパフォーマンスが出来るかもしれないということも。彼女がいなくなって私はとても寂しいですが、彼女がとても生き生きとしていて、これが本来の彼女なのだ、それでよかったのだ、と思えました。 
 ジュリもジャニンも到着し、プールサイドに座りながらいろいろなことを話しました。日が落ちて、プールに明かりが点きました。ちょっぴり肌寒く感じる風がそよ吹く中、のんびりと楽しい時間を過ごしました。
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9時半出勤

2007-03-24 | KA
 朝の9時半にMGMに行くというのは、普通の生活なら決して早くないことなのでしょうが、時間がずれた生活をしている私にとっては、早出でした。
 メイクアップデザイナーのナタリーが丁寧にメイクをしてくださり、カツラにはあまりピンをつけないようにして、羽がまだふわふわの新しい衣装を着て、写真撮影です。シルクドソレイユのキャスティングで使う写真を撮りたいとか。
 写真撮影には、去年私のキャラクターを社内のミーティングのプロジェクションに使うことに決めてくださったピエールさんがいらしていました。お話を伺っていたら、彼は私がフルートを回すところをとても気に入ってくださっているようで、今回の話もそれでいただけたようでした。
 まずはライトの位置を下に設定してあるので低い姿勢でバトンを回して欲しいと言われました。床に座るとそれよりは高くと言われ、かなり深めのランジに。バトンは衣装にかぶらないように身体から離れたところで、と。とても無理のある姿勢でした。私はバトンが回っている写真を撮ることがいかに難しいかということを、長年バトンをしておりますのでよく分かっていました。だから彼らの要求することに精一杯応えても思った通りにはいかないだろうと分かっていました。でもとりあえず彼らがどういうものを撮りたいのか感じたかったので言われた通りに動いていました。
 今はどういう風に撮れているのか、コンピューターの画面ですぐ分かるので便利です。私が観る限り、かなりおかしな姿勢…。でも彼らはバトンが回っている軌跡を撮りたいようで、そこにこだわっていました。またある人は、首で回しているところを撮ってほしいと。それは写真にしたら、全く面白くないだろうな…と思いながら、私はみなさんがどういうところに興味を持っているのか知るのに、とても楽しい時間を過ごせました。
 その後、私の経験からしてこうしたほうがバトンが回っている写真が撮れるのではないかということを伝え、見た目にも無理のない姿勢を提供しました。どの写真を彼らが選ぶのか分かりませんが、バトントワラーやダンサーが見たときにおかしくないものを選んでくださることを願います。
 同じ姿勢を長い時間保っていたので、明日は筋肉痛になりそうです。
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14%

2007-03-23 | KA
 昨日は双子の男の子役が代役の日でした。彼は手に相当の汗をかくのでフルートのすべり具合に神経を使いました。パウダーを直前まで持って歩き、すべり過ぎないぎりぎりで調整。相手の手の汗の加減がどうなっているのかなど私には全く分からないことなので、代役の日はいつもドキドキします。
 今日は代役ではないので安心していました。ところが本番までにプルートがだんだんとベトベトになってきてしまい、パウダーを持ち歩かなかったことを後悔しました。もう戻れないので、「とりあえず回せているので大丈夫。」と言い聞かせるしかありません。
 舞台では手に持って回すだけのことがやり辛いぐらいベトベトでした。貼りつくように手から離れず、あまりきれいにバトンが回っていなかったように思います。
 終わってトレーニングルームの湿度計を見るといつもより14%高い35%。パウダーを毎日持ち歩く習慣を再開させます。


 日本ではバトンの大会が始まりましたね。みなさんのバトンがきれいにまわり、キラキラと輝きますように!!!
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ギー・キャロンさん

2007-03-22 | KA
 廊下を歩いていると、突然現れたのはギー・キャロンさん。クリエーションのディレクターです。全く予期していなかったので、本当にビックリして大きな声を上げてしまいました。彼はあちらこちらにキスをして再会を喜んでくれました。
 ドラリオンも手掛けたギーさんは、日本から戻ってきたところだそうで「日本公演はうまくいっている。」と大変嬉しそうにしていました。友達がたくさん観に行っていることと、その感想を伝えると満足そうに大きくうなずいていました。
 二回目のショー、ソロの直前に舞台裏でお会いすると、「一回目観たよ、良かったよ。」と、またキスをしてくれました。一回目の「ブラボー!」は彼だったのかしら…。
 その二回目のショーは、振り付けを変えざるを得ない状況になり、いつもと違うことをしました。その後偶然にも二人のジュリがそれそれ感想を話してくれました。心に響いたという二人、その時観た私の動きを再現しながら心の動きを説明してくれました。二人の感じたことの違いは二人とも違う恋をしてきたからなのかしらと興味深く思い、何かが伝わることは素敵なことだと思いました。
 モントリオールから戻ってきているジュリは、ショーの後みんなで行った居酒屋で話してくれたので、女優ジュリの私よりも感情の入った説明にみなで笑いました。
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