のんのん太陽の下で

初めての一人暮らしが「住民がいるんだ・・・」と思ったラスベガス。
初めての会社勤めが「夢を売る」ショービジネス。

ストリップで大晦日

2008-12-31 | KA
 大晦日のため、ショーの開始は早く、4時半と7時半にショーをしました。遅い時間にショーが終わると、毎年行われているカジノ屋上からの花火を見るために人々が流れてしまい、お客様があまり入らないので時間を変えたのだと思います。
 今年は、折角早くショーが終わるので、ショーの後はすぐ家に帰って、年越しそばを食べてゆっくりしようと思っておりました。ところが、MGMに着いてから、毎年一緒に年を越している友人から電話があり、そうもいかなくなりました。
 一回目のショーの始まりと二回目のショーの始まりに3時間の差があるので、いつもより一回目後の休憩時間が30分長く、本当にゆっくりできました。12月の誕生日ケーキを食べながらゆっくりと友達と話す時間もありました。
 今日はシュウチンがデビューし、そして今年最後のショーは、ポリナにとって最後のショーでもありました。最後のお辞儀で、彼女はクレベーフの後ろからぴょこんと出てきて、少し恥ずかしそうに、そして、とてもかわいらしくお辞儀をしました。
 私もお蔭様で、今年最後のショーを無事に終えることができました。
 MGMカジノ内は、一昨年より混んでいませんでした。きっと移動した時刻が早いからなのでしょう。あの時は、KA劇場からニューヨーク・ニューヨークへ渡る橋へ行くのに45分位掛かりましたが、今日は混んでいるだけで普通に歩けました。
 MGM内のレストランにて6名で食事、私は混雑を避けたいのでそのまま帰るつもりが、花火を結局は見ることになり、「今年はモンテルロで火災があったから、花火はカジノの屋上から上がらないよ。」と言っているにもかかわらず、私の英語が良くなかったのでしょうか、みんなはいつまでも花火は屋上から上がるものだと思っていて、メイン通りのストリップへ行き、花火を見ることになりました。
 ストリップはビンを持ち込んではいけないようになっていて、ビンの飲み物を持っている人は、警備員の前で飲み乾すか、プラスチックのコップなどに入れかえて通りに出なければいけないようになっていました。私達はビンに入ったシャンペンを隠し持っていて、ストリップへ出ると、それをコップへ注いで年明けを待ちました。
 年明け25秒前位に、MGMの看板のところにあるスクリーンでカウントダウンが始まるのを発見。通りに居る人々が、次々に声を上げてカウントダウンをし始め、年が明けると歓声と共に花火の音がしました。
 ところが、花火は見えません。友達を含め人々は、カジノ上空を見渡しキョロキョロていますが、花火はあがりません。「だから、カジノ屋上から花火はあがらないって言ったじゃん…。」そのうちに、トロピカーナホテルの先にあがっている花火をかろうじて見られることが分かり、半分だけ見える花火を楽しみました。
 ストリップは車だけでなく、人も横断禁止になっていて、長く柵で仕切られています。花火を見たところからトロピカーナ通りまで歩き、そこでストリップを横断してニューヨーク・ニューヨークの駐車場へ行きました。今日は車の規制が厳しいことが分かっていたので、私は自転車にしました。駐車場出口には、予想通り長い車の列が見られました。
 家に帰ると“年越しちゃったけどそば”をお椀にほんの少し頂きました。

 2008年も充実した日々を送れたことに感謝いたします。
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案外大変なのです

2008-12-30 | KA
 ケイジの扱い方を、教えました。「これ、大変だって言った方がいいですよ!!!」と、あいちゃん。私もクリエイションの時は、左腰に大きなあざを作りました。しばらくは、あいちゃんも我慢して頑張ってください。
 この練習も終わる頃、私の父役になるアーティストがトレーニングルームを覘きに来ました。挨拶をすると、とても感じのいい方でした。背格好はオリジナルの父役と同じくらいです。もっと大きくて、厳つい方かと思っていましたが、優しそうな方でした。
 彼がKAに来るのは1月の休暇明けということなので、私ももう一息、父の仕事を頑張ってしなければならないようです。

 お辞儀をしに前に出ると、一番前にお座りの男性が、込み上げるものを堪えて拍手を送っている姿を目にしました。私の胸も熱くなりました。
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彼女が元気になるように

2008-12-29 | 日記
 6日勤務をしたので、休みは1日だけ。そして、休暇前1日だけの休みは貴重な休みです。
 やりたいことはたくさんあります。車を見に行くこともそのうちの一つでした。思いがけず、人生初の試乗。隣にお店の方が乗っているのは試験管のよう。運転テストのようで本当にドキドキしました。この車は、今乗っている車に比べると、とても軽くておもちゃのようでした。
 夜はジャージーボーイズを観に行くと、続けてレボリューションへ。夜中1時の始まり予定が30分遅れました。私は明日仕事があるので、早く帰りたかったのですが、満員の店内、ステージに一番近いところにしゃがんでいたので、出ることはもちろん、身動きすることさえできませんでした。
 ここでのショーは、病に罹ってしまった元“O”のアーティストのために行われました。ラスベガスで活動しているアーティストの有志達が、小さなステージでパフォーマンスをすることによって観客を集め、入場料を治療費となるように寄付したのです。
 彼女は舞台に立ち、涙を流しながらお礼を言いました。私達は拍手を送り、励ましました。誰もが温かい気持ちになって、みなが一つになって、本当に素晴らしい時間でした。
 小さな、本当に小さなステージでのパフォーマンスはどれも工夫されているものでした。このステージに合わせて出来ることを考え、練習し、リハーサルをし…。出演者は、この日のためにたくさんの時間と労力を費やしたことと思います。私は今回、観に行くだけのことしかできませんでした。ここでパフォーマンスをした仲間達のように、今度はもう少し協力できるようになりたいです。
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失恋バージョン

2008-12-28 | KA
 昨日、MGMに自転車を置いてきたので、天気も良く気持ちの良い今日は歩いていくことにしました。長く歩くのは久しぶりで、歩き出すとすぐにワクワクしました。
 バス停に着くと、バスがすぐに来そうな気配。もしもの時に用意した1ドル25セントを取り出すと、すぐにバスは来ました。バスに乗るのも久しぶり。これもワクワクします。乗車すると運転手さんが親切な方で、気持ち良くバスでの数分を過ごしました。
 ニューヨーク・ニューヨークでランチ。1年振りにいらして下さった方に、いろいろなお話を伺うことができ、とても楽しいひとときでした。
 その方々がご覧下さっていたこともあり、楽しく舞っていたのですが…。

「ノリコ!」

 今日は何度も、名前を一度呼ばれてから、あいちゃん命名“失恋バージョン”のことについて“語られ”ました。こういう時、本当にたくさんの仲間が私の踊っている場面を見ていることが分かります。
 時々創作しなくてはならない時があり、“失恋バージョン”になってしまうことはあるのですが、今日のはいろいろとタイミングが良かったようで、良いのか悪いのか、大好評でした。
 中には、カウンセラー役のミロとの関係を織り込んで物語にして、そこで観たものをジェスチャーを交えて“語って”くれる人もいました。
 あいちゃんは「こっちの方がいいですよ。」などと言ってくれるのですが、やはり私は幸せに終わりたいのです。それに、同じ創作を2回続けてやることは、新鮮ではありません。2回目は、さらに緊張しました。そして、良かったのか、或いはみなさんには期待はずれになってしまったのか、普段通りにできました。

 6日間の勤務、今週はいろいろとありました。
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あいちゃんデビュー

2008-12-27 | KA
 予定通り、あいちゃんがデビューすることになり、嬉しそうにしていました。今日はビーチのシーン前の鳥、バードパペットと、最後のお辞儀だけだったようです。一回目のショーでは少し緊張している姿が見られました。
 時に、練習をしていないことなのに「はい、じゃあこれ出て。」と言われてしまうこの世界、あいちゃんは、練習したものをまずは一つだけというデビューで良かったです。
 彼女が緊張しているのならと、私も少し違うことをしてみました。私はほんの少しの変更も時間を掛けてしてしまうのですが、今日は潔く、一回で変えました。あいちゃんのデビューに感謝。
 
 明日がある5日目、身体の調子を整えに行こうと思うと、今日はクラスがないというので、早めにMGMへ行って、少し長めのストレッチをしました。お蔭で昨日より身体が軽くなりました。
 今日は、お客様を迎えていました。お一人は、もう6回も足を運んで下さっているそうです。お会いすると、みなさん本当に喜んで下さって、明日の6日目のショーを行うエネルギーを十分に頂きました。
 三人の中のお一人は、カウンセラー役のヨークの大ファンで、前回は彼がヘルニアから復帰した日にご覧下さって、そして今回は代役の予定であったところ代役にならず、本当に幸運な方です。ヨークは一度衣装を脱ぎかけたところ、また着て一緒に写真を撮ってくれました。ありがとう、ヨーク。
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軽過ぎ

2008-12-26 | 日記
 久しぶりに晴れました。洗濯をし、少し片付けることもできました。外は風が吹いて寒いです。
 昨日帰宅するときに、車のヘッドライトが点いていないことを指摘されました。確認すると、警察に止められた時とは違い、きちんと最後までひねっています。どうやら、また車に問題があるようです。車をしばらくは使えないと思っていたところ、友人が「直せるかも。」と、今日見てくれることになりました。そして、仕事の合間に、駐車場で凍えそうになりながら直してくれました。本当に有り難いことです。

 少し痩せてしまった気がして、体重を量ると軽くなっていました。試しに、ショーが終わってからまた量ってみると、さらに500グラム程軽くなっていました。これは本当に良くないことです。もっともっとたくさん食べないと、どんどん体力も落ちていくことでしょう。真剣に、早急に対策を練らないといけません。

 影絵の時に、本当にかわいらしい子供の声がしました。彼の笑い声に合わせて、私も笑いました。
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クリスマスとは

2008-12-25 | 日記
 雪ではなく、風雨のクリスマスになりました。
 お昼をいつものように食べていると、「クリスマスは祝ったの。」とエイドリアン。特に何もしていないことを言うと、「僕はね、クリスマスが嫌いなんだ。母親によく、自分が10歳の時にテレビを観ながら言ったことを言われるの。『世界にはこうして食べるものがなくて困っている人がいるのに、どうして僕等はクリスマスを祝うの。』。困っている人々に自分が出来ることを分け与えてあげることが、クリスマスにすることで、高価なプレゼントを買ったり、自分の生活の支払いが大変なのに見栄で何かをするのは違うと思うね。実際、クリスマスがプレッシャーになって、ストレスを抱えている人がたくさんいるんだよ。」と。
 自分を振り返り、クリスマスがプレッシャーにはなっていないけれども、楽しみ半分、ストレス半分にはなっていたかもしれないと思いました。ここ数日、とても忙しく過ごしてしまいました。でも、手作りのカードはおおむね好評で、時間を掛けてそれを作り上げたことを分かってくれる人がいると本当に嬉しくなりました。
 舞台に立ちながら、エイドリアンの話をまた思い出していました。私はこの舞台に立っているけれども、KAを観ることなどできない人は、それこそたくさんいるのです。KAを観て、みなさんの心が豊かになって、その心が近くにいる人に幸せにし、そこからまた幸せが大きく広がっていくように、そう願いながら踊りました。それが私に出来ることでした。
 エイドリアンが着ていたジャケットは新品に見えたのですが、13年も着ているそうです。そういうものを息子に与えたい、このジャケットだって、いずれは息子が着るようになるかもしれない、と言っていました。それを聞き、ふと、小学生の時にサンタさんにもらったハサミを思い出しました。その頃大好きだったキティちゃんのハサミ、バトンの練習に持ち歩いていた救急セットにはいつも入っていて、もちろん、ラスベガスにも一緒に来ています。私のサンタさんは、素敵な贈り物を届けてくれました。
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やっぱり100%

2008-12-24 | KA
 昨日のミーティングで、「金曜日にショーを観ましたが、とても良かったです。あれだけ良いショーを今週6日間、そしてこれから休暇までの間続けるのは大変だと思います。そうですね…これから2週間、85.6%の力で行きましょう。」と、アーティスティックコーディネイターから話がありました。日本人にはあまりない発想な気がして、面白いと思いました。
 85.6%ということが何度か頭に浮かんで、「どこで力を落として85.6%にするのだろう。」と思いながら昨日はショーをしていました。それが分からずにいつものようにショーをしていた私ですが、結果はその数字ぐらいの出来になってしまったかもしれません。
 今日は、そんな数字も忘れて普段通りにショーをしていました。そして、その結果も舞台上で表れるととても気持ち良く、100%で臨み、力を出し切ってこそ次へのエネルギーが生まれてくることを実感しました。やっぱり私は100%。

 アーチャーズデンでのフルートの音はジングルベルのメロディーにしていました。クリスマスなので客席に子供達も多いようです。笑い声が聞こえると嬉しくなりました。
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警察がらみ

2008-12-23 | 日記
 警察に車を止められてしまいました。たくさんのライトを屋根に付けているパトカーは本当に明るくて、眩しくて…。夜中の3時も近い時間でしたので、車の通りも少なかったのですが、幸い、ということもないのですが制限速度は守っていました。何故???。
 若い警察官が運転席まで来ました。
「ヘッドライト点けてないよ。」
「え、点けていませんか?」
「これはね、最後までひねらないと…。」
 ひねりが足りなくてライトが点いていなかったようです。免許証をみせて、保険証をみせて、車の登録証をみせて。それで終わりかと思ったら、
「これらを控えておくから。」
 と免許証と登録証を持ってパトカーへ戻って行きました。免許証と車の持ち主の名前が違うからか、それとも、やはり“交通違反”なのでしょうね…。友人に迷惑が掛からないことを願います。
 あらら、と思いながらようやくアパートへ戻ると、ゲートで
「今日は強盗が三軒あったから、戸締りをしっかりして気を付けてね。僕も車を盗まれたし。」
 と。今、部屋は強盗が入ったかどうか、すぐには分からないほど散らかっています。玄関を開け、中に入るのが怖く、しばらく様子をうかがって、玄関を大きく開けたまま、中を確認しました。でも、そうしているうちに玄関から誰かが入ってきたらと気付き、玄関を急いで締めました。ああ、もう、本当に怖かったです。
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サンタ準備中につき

2008-12-22 | 日記
 クリスマスカード作製途中のもの、クリスマスプレゼントラッピング途中のもの、リビングルーム中が一日中散らかっていました。足の踏み場もないというのは正にこういうことです。
 友人に車を出すと、かぼちゃの煮物を頂きました。彼らは若いのに、日本の風習を大切にしていて嬉しくなりました。
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