のんのん太陽の下で

初めての一人暮らしが「住民がいるんだ・・・」と思ったラスベガス。
初めての会社勤めが「夢を売る」ショービジネス。

ストレス

2008-07-31 | KA
 やらなければいけないことがいろいろと思いだされ、さらに、あっこれもだった、と思いだされ、頭の中がいっぱいになってきました。そして、ふと、人はこれをストレスと呼ぶのかもしれない、と。そうとは考えずに、今までいたことがおかしくて笑いました。
 今日はあまり良い創作ができませんでした。あ、これもストレスになるのかな。
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キウイ特売のお蔭

2008-07-30 | KA
 支度が早く出来たので、本日特売のキウイフルーツ8個で96セントを買って、ゲイルのプレゼントを買って、ネバダバレエでのリハーサルへ向かうことにしました。車を運転し始めると、ガタガタガタと。おかしいので、しばらくアパートの中を走ってから外へ出ることにしました。でも、すぐに運転し続けるのは危険と感じ、車を止め外に出てみると、パンク。それもペチャンコでした。ゲイルに遅刻の可能性の連絡をして、彼女のアドバイスで、すぐ裏のタイヤ屋さんに行くことにしました。
 運転し始めると、男性に呼び止められ、パンクしていることを教えてくれました。このまま走って大丈夫なものなのか訊くと、彼は「僕なら走らないね。」と。でも、スペアタイヤはあるのですが、ジャッキがありません。彼も大きな車体用のジャッキはないと言い、やはり、裏のタイヤ屋さんまで走ることにしました。
 タイヤ屋さんまでは無事に走ることができ、交換には45分から1時間掛かると言われました。車のレースなどでは数秒で終わるのに、そんなに掛かるものなのか…。でも、キウイの特売のお蔭で早く家を出たので、遅刻はしてもリハーサルには参加できそうです。
 ゲイルに報告をすると、もし、もっと掛かるようならストレスになるだろうからと、タイヤ屋さんまで迎えに来てくれることになりました。しかし、その後この車の持ち主にパンクの報告をしていると、私の車の番になり、作業は気持ちの良いくらい迅速に行われ、あっという間にタイヤは交換されました。
 ゲイルには連絡がつかず、結局タイヤ屋さんまで来てもらうことになってしまったのですが、彼女は本当に親切にしてくれました。
 自転車が好きなのは、自分でパンクでもなんでも直せるところ。車に乗るのであれば、車に関しての知識を身につけるべきですし、タイヤ交換に必要な物も備えておくべきだと反省しました。

 長い間KAでピラーティスを教えて下さっていた先生が、今日で辞めることになりました。家族で過ごす時間がもっと持てる新しい仕事を見付け、転職することにしたそうです。とてもいい先生でしたので残念ですが、お嬢さんは本当に嬉しいことでしょう。たくさんのことを教えて頂いた先生に感謝をしながら舞台に立ちました。

 今日は珍しく、双子揃ってオリジナルではありませんでした。パンが双子の男の子をするのは久しぶり。お蔭で私もとても新鮮でした。
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乳母痩せる

2008-07-29 | KA
 週頭の全体のミーティングで、土曜日にシルクドソレイユ創設者のギー・ラリベルテさんがいらっしゃると、お知らせがありました。今週は忙しい週で、その土曜日はダンスの本番があります。最後までいい緊張感を持たせてくれることになりました。
 今日から乳母役が少し痩せました。オリジナルの体型に合わせて作っていた衣装を、改めたのです。オリジナルのアーティストは、少しの間ブラジルに帰るという感じで居なくなりました。あれからどれ位の年月が経つことでしょう。衣装を変えたことにより、彼女はもうここへは帰ってこないということが明らかになり、分かっていたこととはいえ、淋しくなりました。
 金曜日のことを考え過ぎたのでしょうか、もしくは今週一週間のことを考え過ぎたのでしょうか、今日は必要以上の緊張をしていました。久しぶりに、何か違うことをしていました。
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時が経ち

2008-07-28 | 日記
 Dance in the Desert Festivalが行われるコミュニティーカレッジでリハーサルでした。もしかして…とは思っておりましたが、来たことのある劇場でした。数年前にKAの仲間がここで踊ったのを観に来たのです。それはどうやら、同じフェスティバルだったようです。その時は、自分が同じ舞台に立つとは思ってもいませんでした。車の運転もできず、遠いので友人が迎えに来てくれ、仕事前に一緒に観たのを覚えています。時が経ち、少しは自分で出来ることも増えました。
 今日はテクニカルリハーサルでした。4人のメンバー中、3名の参加。ゲイル作の衣装を身に着け、主に照明の調整を行いました。先週、一人リハーサルをした甲斐があり、落ち着いて今日のリハーサルに臨めました。今週は忙しい週になりますが、折角の機会を大いに楽しみたいと思います。
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9:30AM出発、3AM帰宅

2008-07-27 | 日記
 久しぶりのレッドロック。街よりは涼しいレッドロック。風の気持ちいいレッドロック。
 久しぶりのアイスホッケー。Mr.67番大活躍。勝って嬉しいアイスホッケー。
 久しぶりの絵描き。悩んで悩んで桜を咲かせ。彼らの素敵な新居にみんなの寄せ絵描き。
 初めてゆっくり話しました。居酒屋のマネージャーをされていた方、みんなに愛されて、みんなに惜しまれて、明朝、日本へ発ちます。5年間の充実ぶりが溢れ出て、素敵な笑顔の72歳。本当にお世話になりました。
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昨日か…

2008-07-26 | KA
 やはり昨日は変だった。踊り終えての感覚の違いがはっきり分かりました。
 今日は、居酒屋で少し遅れての誕生会を開いてくれました。居酒屋へ行くと、マネージャーの方が昨日いらしたと。昨日…。KAを観ずに日本帰国はないだろうと、機会を設けて差し上げたようです。昨日か…。
 見た目に大きく何かが違うということはいのでしょうが、自分の中では心残りのある演技。「とても感激したと言っていましたよ。」という言葉が、ちょっと身に沁みた夜でした。
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ピンの刺し方

2008-07-25 | KA
 カツラを着けに行くのが少し恐怖です。ピンの挿し方が、“刺し方”と書きたいほど。涙が出そうです。「新しい人達は練習が必要だから…。」あとどれ位したら痛いと言っていいのでしょうか。
 普通を装っていたのですが、コーチのエイドリアンは見抜いていたようで、「大丈夫?」と訊かれました。
 あまりの痛さに身体が硬直していたのか、我慢に心が委縮していたのか、それを動かすのに力が必要で、強い踊りになっていたような気がします。いつもと感じが違いました。
 大きく深呼吸をして出直しです。
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ちょっとしたことで

2008-07-24 | KA
 ダンスの練習を一人ですると、振付の一部がどうしても抜けてしまいます。5回ぐらい通すと、ようやく全てがスムースに入りました。8月2日の本番までに、どうにかなるのか焦ります。

 彼女は、更衣室の席が私の隣でした。でも、新しく入ってきて一週間もしないうちに、彼女の希望で少し広めの更衣室へ移動しました。すると今日、また同じ更衣室へ戻ってきました。私の隣ではありませんが後ろの列に。更衣室へ入ってきて、そのことが分かったアーティストは、みな同じような反応。彼女には分からないように、騒然としていました。
 彼女は、しばしば早く来て、一人で練習をしています。その道の人にしか分からないような細かいところにまでこだわって、綿密に調整しています。プロフェッショナルだな、と感心していました。
 でも、集団で過ごすのは少し苦手のようです。どちらもバランス良く備えている人は、稀なのかもしれません。約半年一緒に過ごした更衣室の仲間の希望で、移動させられてしまったようです。今度の席ではうまくいくでしょうか。

 目がゴロゴロしていました。このままにするか、コンタクトレンズを外して洗うか。踊る場面の前にあまり慌ただしく過ごしたくはありませんが、本番で目が見えなくなるよりは、事前に処置をしておいた方がいいに決まっています。時間をとって外して洗うと、すっきりしました。
 いつもより身体を動かす時間が数分短くなっただけなのに、焦る小心者の私。焦りは手元にも出ていました。そしてさらに焦る私。そんなところに、レオが「ビューティフル。」と言いながら通り過ぎていきました。ちょっと発してみただけの言葉とは分かっていながらも、心が落ち着くのが分かりました。ちょっとしたことで、人の心は安らぐもののようです。
 お蔭で舞台では気持ち良く踊っていました。ところが、フルートを両手にしたところで、脇に垂れている髪が長いまつげに絡まってしまい、視界が妨げられました。どうしたものか、と思いながら踊り続けていると、ふと気付きました。近くにある髪を見るから邪魔なのであって、遠くを見たら意外に物は見えるかもしれない。そう思って、そう信じて、投げたフルートを見ると見えました。 
 ちょっとしたことで焦ったり、落ち着いたり、忙しい私であります。

 ガソリンの値段が下がり始めてしばらくになりますが、今日はついに4ドルを切りました。今週末は少し遠出でもしましょうか。
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グリット見学

2008-07-23 | KA
 アリを確認すると、どうやら居なくなったようです。私がアブラムシを捕まえてしまったので、共生の関係が成り立たなくなってしまったのでしょうか。
 それにしてもあのアリさんは、本当に小さいのに、数日のうちに状況を判断して行動を変えることが出来るのですから、こんなに大きな私は、もっといろいろな事が出来ていいはずです。あのアリさんの中に詰まっているいろいろな機能が私の大きさ分あったら、相当賢く機能が働くはずです。まだまだ使っていない部分がたくさんあるような気がしてきました。

 今日は代役の日でした。コーチのエイドリアンが、森のシーンの“裏方”をしに行くところを見かけたので、私もついて行っていいか尋ねると、喜んで案内してくれました。
 まずは6階へ行くと、クライムの最後のアーティストが落ちるところでした。それからクリフデッキと呼ばれる舞台が90度よりもっと傾くと、上に居る双子の女の子役と、リガー達3名が見えました。7階からテントが下りて来て、クリフデッキに無事に取り付けられると、真ん中から双子の女の子が顔を出しました。そのシーンは、ほぼ目の前で繰り広げられました。
 鳥が飛ぶところは、もっと見やすいところ、客席の上のキャットウォークへ、リガーの一人が連れて行ってくれました。鳥についているケーブルは私が移動した場所の後ろまで繋がっていることを教えてくれ、とても長くそれが続いていることが分かりました。このケーブルはコンピュータで管理されていて、人が操っていないそうです。人が操っているのは、鳥にのっているアーティストによる、飛ぶ方向の部分のみだそうです。
 それから7階へ梯子で登りました。グリッドと呼ばれる、人々が行き来できる天井から吊り下げられた大きな部分は6階に下りていて、エイドリアンはそこへ乗り移りました。このグリッド8000ポンド、約3628kgもあるそうですが、上下に16フィート、約4.8mも移動させることが出来るそうです。
 今日はスイングポールでした。エイドリアンは、振り子のように振れる二つの棒の間を飛び交うアーティストに着けられた、ランジと呼ばれるケーブルを操る準備をしました。エイドリアンが操る部分は太いロープになっていて、彼は頑丈な手袋を手につけて、それをアーティストの動きに合わせて引きます。視界の妨げになる部分の安全柵の一部は、リガーによって外されていました。下の深さは25m以上あるでしょうから心配になり、あとでエイドリアンに尋ねると、「オー、イエス!!!もちろん僕も固定されているよ。」と。安心しました。
 森のシーンが終わると、グリットは7階に上がってきました。グリットにのっていたエイドリアンが下りて来ると、彼の“裏方”と私の見学は終わりました。思いがけず、楽しい時間となりました。
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悪い癖

2008-07-22 | KA
 スレイヴケイジ待機のために舞台袖に行くと、ステージマネージメントにスカートを貸して欲しいと言われました。今日は新しいアーティストがスカートを奪い、カウンセラーに着ける役をするそうで、練習をするとのことでした。いつものように、直前に。練習している姿を見て、今日はふと、スカートを奪うところは練習しなくてもいいのかしら、と思いました。大抵新しいアーティストは、上手くスカートを剥ぐことが出来ないのです。
 そして本番、今日デビューの彼は、上手く取れないどころか、どうしたらいいのか全く分からないようでした。そのため私は床に叩き落とされるような感じになりました。新しいアーティストの準備不足のために、私も初めてのリアクションが楽しめました。

 そのショーを終えて戻ると、アーティスティックコーディネイターが、今日初めてご本人が紹介された新しいカンパニーマネージャーと待ち受けていらっしゃいました。私を見るや否な、「とても良かったわよ。強いキャラクターが出ていたわよ。」と。
 彼女には、キャラクターを変えて欲しいと言われていました。以前の彼女希望の“強さ”は、上手く自分のキャラクターにはめられませんでしたが、今回の彼女の希望の“強さ”は、少し納得がいくもので、ほんの少しだけ変えたことがありました。10代の娘で、“悪”ではない強さを出すのは、簡単なことではありませんが、ほんの少し変えることで、見え方がずいぶんと変わるのだと、面白く、又、怖くなりました。
 カンパニーマネージャーはショーがとても良かったと喜んで、一人ずつに握手をして下さいました。

 二回目のショー、キャプティビティに上手から出て行くと、舞台のど真ん中に、上腕骨から指先までの骨が落ちていました。このままにしておくと、踊る時に邪魔になります。双子の男の子のほうへ駆けて行く時に、骨を舞台の後ろの方に投げました。この舞台、リフト5の後ろは、安全ネットも何もないので、強く投げ過ぎて下に落ちてしまっては危険ですし、その骨も壊してしまうことになるでしょう。軽く後ろへ投げて、彼に近づきました。近づいた途端に、ケイジに入った彼が、この後舞台の中央を横切って上手の方へ移動することを思い出しました。中途半端に投げた骨が、今度は彼の移動に邪魔になります。でも、もう一度戻って骨を移動させるのはおかしいことで、そうすることもできません。どうしようと思いながら演技を続けていると、双子の男の子役のシェリーは、いつもより少し勢いを付けて、舗装用ローラー車のように、骨の上をケイジで乗り越えて行ってくれました。「ありがとう。」と思うと同時に、骨は壊れていないか心配になりました。それから、自分本位に問題を解決しまったことを反省しながら「ごめんね、シェリー。」と心の中で何度も言っていました。反省は踊り終わってからすればいいのに、私の悪い癖です。そして、位置は変わったものの、まだ大きな骨が舞台にあるので、場所に注意して踊らなくてはいけません。心が散乱しているのが分かりました。
 戻ってからすぐシェリーに謝りました。すると彼女は「どうしようかと思ったけど、それ!って乗り越えられたから、全く問題なかったわよ。」と。
 ショーが終わってから、またそのことを話しました。すると彼女は「頭蓋骨でなくて良かったわ。それ程の厚みがあったら、乗り越えた時にケイジが傾いてケイジごと私は舞台の下に落ちてしまったことでしょうから。それに、あの位置に骨があった方が、あなたが踊りやすかったでしょう。」と。「ありがとう、シェリー。」
 私は、「願わくば、シェリーを捕らえた人達が、その骨を持ち去ってくれれば一番いいのだけれどもね…。」と言うと、「あの人達、真っ直ぐしか見ていないから…。」と、両手を顔の横に置き、指先を前に向けました。妹のジェニファーまでもが同じジェスチャーをしていました。
 トレーニングルームへ行く途中、ステーシィに呼び止められました。「ごめんね、骨…。」「私はいいのですが、シェリーに今、謝ったところなのですよ。でも、観ていて大丈夫でしたか。」と伺うと、彼女は、全く問題ない、というジェスチャーをしました。そして、シェリーに話した私の願いを同じように話すと、「彼らは何も見ていないからね。」と同じ返事。私は、人に頼ろうとは思っているわけではなく、そのほうがショー全体として見た目が良くなると思うのですが、期待できない人には期待も教育もしないみたいでした。
 私はまた一つ学習できたので、反省を次の緊急時に活かせます。悪い癖は直るでしょうか…。
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