のんのん太陽の下で

初めての一人暮らしが「住民がいるんだ・・・」と思ったラスベガス。
初めての会社勤めが「夢を売る」ショービジネス。

60針 !

2007-10-31 | KA
 昨日に続き、デュエットの通しが同じ場面からありました。昨日と違い、衣装をつける必要がなく、公開とは言っていたものの、観にいらしている方がいらっしゃらなかったので、私は今日のこの機会をステージでの練習として使わせて頂くことに決めました。
 本番と同じ状態のステージで、新しいことを試せる絶好のチャンスです。振付家のジャックさんもいらっしゃるのでご覧頂けます。
 新しいことを試しながら一曲踊り終え、駆け上がり、今日もデュエットを観ていました。
 中盤、ファイアフライボーイの着地がうまくいかず、舞台縁に片足をついたかと思うと客席の方へ一瞬落ちました。彼のフライイングを操作するリガーのタイミングがほんの少し悪かったようです。
 彼はその後も何事もなかったかのように続けていましたが、途中でステージマネージメントからストップがかけられました。衣装のすねの部分が まっ赤になっていて、舞台にも血が落ちていたようです。
 今日予定されていたデュエットの初日は中止になりました。
 彼は病院に行き、中を40針、外を20針縫ったそうです。3日間は確実にアウト、初日は火曜日に延期ということですが、60針も縫って、そんなに短期間で戻れるのものなのでしょうか。
 早期回復を私は祈ることしか出来ません。
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本番3回

2007-10-30 | KA
 新しくなる森のシーンの一番大きな変更は、デュエットが追加されることです。今日は、そのシーンを衣装もつけ、本番と同じ状態で行い、公開しました。
 舞台転換のこともあるので、森のシーンの前の私が踊るところから始めることになっていて、曲だけ流すよりは…と、ありがたくも舞台に立つチャンスを頂きました。
 私は言うなれば、前座なのですが、とても緊張して、いい“本番”ができました。踊り終えると階段を駆け上がり、客席からデュエットを観ました。とてもきれいなシーンに仕上がっていました。

 今日は3回の“本番”になります。3回目にはお客様をお迎えしていました。バトンを始めたときの先生のご友人です。その方のお名前を伺った時、すぐに合宿にいらしてくださった方だと分かりました。小学生だった頃のことだと思います。
 舞台ではその方の姿を思い浮かべ、その頃の自分を思い出し、「私は果たして成長いるのだろうか。」と、考えながら舞っていました。

 ご友人に温かく見守って頂いたお陰で3回目の本番も元気に終えられました。        
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パソコンと奮闘

2007-10-29 | 日記
 コンピュータのサポートセンターに電話してみました。30分待つことを覚悟していましたが、すぐにつながりました。  
修理担当。気持ちの良い対応でしたが、担当が違うようで掛けなおし。
 操作担当。丁寧に応対して下さろうとしている気持ちは充分に分かります。でも今一つ。

 今日は、アダプターを使わないと少し長く使用できるということと、動きが悪い時にキーボードを縦位置にすると動くようになることを発見。
 とりあえず、やりたい最低限のことは出来ました。
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期待なし

2007-10-28 | 日記
先週は連絡なし。もっと言ってしまえばその前も連絡なし。昨晩は、直前でも都合が悪くなった、と言われたからまだいいとしましょう。さて、今日は? 
 ここまでくると、もう半分以上期待なし。彼は誰にでもこうなのかしら、よく友達を失わないな、と思いながら、自分も仕方ない友達の一人と気付く。
 5時、連絡なし。15分待って電話を掛けてみる。留守電に残すメッセージを考えながら。すると、つながりました。約束どおりに会うことに。
 ドラッグストアで買物をして、変った巻き物を すし&さけバーで4皿食し、シャンプーを買いながら「デザート食べに行こうか。」。99セントでトランプを買い、ベネチアンホテルのフレンチのビストロへ。
 トランプ、久しぶりです。ジンの10本勝負。2皿もデザートを頂きながら。3勝負残して閉店。続きはプールサイドで。297対38で大敗。彼はもちろん上機嫌。
 この人中心に、この人が世の中をまわしていたような数時間。私はその流れに身を任せていたので、それもまたいいのでは、と思える変な余裕。
 期待なし、だから気楽に物事は過ぎていきました。
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今頃

2007-10-27 | KA
 あんなに言っても、あんなに痛めても、頑なとも言えるほどに変えてもらえなかったカツラが、今頃になって小さくなりました。デザイン的にそのほうがいいと、もうすぐショーが始まって3年経とうとしている今頃。
 100グラム軽くなるということで、首への負担はだいぶなくなります。
 でも今日のカツラのスタイリングは2つのコーンが離れすぎていて、キツネの耳のようでした。
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ひまわり

2007-10-26 | 日記
 今週はひまわりを飾っています。ラスベガスも涼しくなったので、部屋に生花を生けられるようになりました。花のある生活は、心を自然に微笑ませてくれます。
 ひまわりの花びら、触れてみるとしっかりしていてビックリ。こんなにしっかりしているとは今日まで知りませんでした。

 セーフモードでパソコンを起動してもひとりでにシャットダウンしてしまいます…。不便です。
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バカです

2007-10-25 | KA
 新しい振り付けをしました。踊り終えてすぐにジャックさんにお会いしました。にこやかに
「良かったよ。」
 と。私はビックリして持っていたものを全部下に投げつけて、
「全然良くなかったと思うのですが。」
 それでも良かったという彼に、
「それは親切でおっしゃって下さっているだけですよね。」
 と言ってしまいました。
 ドキドキしながら更衣室へ駆け込み、フルートを置き、出て行くと、彼にすぐ謝りました。
「やりたかったことが全部できなかったことは分かる。でも客席にいて、お客さんはそれに気づいていなかったと感じた。それに落とさないでできたじゃない。」
「あれは落としたよりもひどかったと思います。チケットを買って観に来て下さっている方々に失礼だと思います。」
「あなたはきっちりとやろうとしすぎている。そんなこと考えなくていい…。」
 そんなやり取りが続きました。十分な準備で臨んでも、失敗することはあります。でも今日のそれはそうではありませんでした。そして、全然良くなかったと思うのに、信じている彼に、慰めでもなく良いと言われ、毎日できる限りのことをしようとしていることも、少し否定されているように聞こえました。
 
「バカみたい…。」

 自分がずっとしてきたことは何だったのだろう。でもそれをしなかったら自分ではなくなる。他人がどう思うかではなく、自分が自分としてどう生きるかだから。

「バカだと思われているのは、分かっていることじゃない。」

 彼の言葉を頭から否定して、自分の感覚だけを信じて、まったく受け入れなかったことを反省しながら、そろそろ次の職場を探そうかと思い始めました。
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それをすることの意味

2007-10-24 | KA
 今日は代役の日でしたので2回目のショーのときにジャックさんといろいろな可能性を試しました。やりながら面白い部分と、疑問に思うことがあり、少し複雑な気持ちになっていきました。
 このショーは“サーカス”にしたくないと言っていたよね。
 私の踊りは技術よりも心を伝えて欲しいと言っていたよね。
 空中にフルートが上がればお客さんは喜ぶからと、単にフルートを手から離すことを増やすって、どうなのだろう。
 複雑な気持ちが顔に表れ始めたのか、彼に問いかけられました。

「私はこれをすることの意味を考えているのです。」

 彼は少しびっくりしたような表情をしました。クリエイションの時に一つ一つの動きに、こと細かに意味をつけていった、あの作業のことを彼はもう忘れているようでした。
 単にフルートを回すだけのことは、この舞台ですることではない。彼の要望に応えながらも、自分の中で信じてきたものができるように、そう願います。
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自分で考え、自分で行動する

2007-10-23 | KA
 考えた挙句、今日は新しいことをショーの中でしないことにしました。確率が悪すぎます。本番に一か八か試すようなことはしたくはありません。ジャックさんは、私の思い切りのなさにがっかりされているようでした。でも話せば少しは納得してくださいました。
 お陰で私は気持ちよく舞えました。
 一回目のショーには社長がいらしていて、終わってからお会いしました。ちょうどジャックさんと話している時で、社長に握手を求められ、社長やお連れの方々に声を掛けられている姿を見て、彼も喜んでくださいました。
 二回目のショーには、日本からのお客様をお迎えしました。六名のみなさんをバックステージにご案内しながら、ショーを楽しんで下さったのを感じ、嬉しく思いました。
 今朝知った、先日の母校でのシンポジウムのまとめ、『自分で考え、自分で行動する』。やらなかったことは後ろ向きなことではないと信じています。
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登頂

2007-10-22 | 日記
 朝起きると天気が良く、じっとしていられなくなりました。レッドロックへ行っても3時間で帰ってこられる…。「よし!」と、身軽に水だけ持ってすぐに出かけました。
 今日はいつもの場所よりも、ひとつ奥のビューポイントからスタート。行き先を決めずに進むのは楽しく、身軽なのでどんなところも登れます。
 この先行ったら降りて来られないかなと思ったところが、ちょうど見渡しのいいところ、平らな岩のところでしたので、ボーっとしてから、大の字になって大きく息を吸いました。目を瞑って、しばらく岩に身体をゆだねていました。
 すると、「よし!」と。
 あとは降りにくそうなところもかまわずに、上だけ見て登り始めました。登り続けると向こう側が見えました。念願の頂上に到着。
「気持ちいいね!」
 風が優しく髪を後ろになびかせ、胸を膨らませました。
 帰りは反対側から降りていきました。ちょうど一時間の岩登り、気持ちの広がる朝になりました。
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