劇場ロビーでタピルージュ

　久しぶりにトレーニングルームに一人ぼっちで、静寂の中、本番に近い空気に包まれながら練習することができました。
　今日のミーティングは、劇場のロビーで行われました。その中で、先週ショーを観たアーティストに感想が求められ、「バイグーは泣いたんだよね。」と誰かに冗談っぽく言われた後、ボビーに振られると、彼は「ぼくはノリコの時に泣いた…。」と。彼は遠くに居たので、私は彼の声がよく聞こえませんでしたが、私の隣に居た人が私のほうを見て微笑んでいたので、ボビーがショーを観た日に私に話してくれたことを、その場でも言葉にしていたのだと思います。胸が熱くなりました。
　いつもはトレーニングルームで行われるミーティングを、劇場のロビーでした訳は、レオネルとミロが新しいハープの演奏を練習しているので、それを見せてくれるということからでした。私はハープの目の前に座っていたので、とても良い位置でしたが、その演奏は、私には少し耳障りに聞こえました。
　昼食を少しとり過ぎたことと関係があるのかないのか、今日は一回目から咳き込んでしまいました。しかし、客席に多田先生がいらして下さったので、優しく舞えました。二回目も、咳き込んでしまいました。でも、今度は多田先生とご友人達もご覧下さっていて、優しく見守って頂けたお蔭で、気持ち良く舞えました。
　多田先生は、古谷野先生から話を聞いたところには行ってみたいという、かわいらしいところがあります。そんな訳で、今晩は、近くの韓国料理屋さんに行きました。みなさんいろいろなものを注文をされていて、凄いと思ったら、日本語の表記もあったそうで、それを伺って笑いました。楽しいみなさんと、たくさん笑ってたくさん食べて、嬉しいひとときを過ごさせて頂きました。