のんのん太陽の下で

初めての一人暮らしが「住民がいるんだ・・・」と思ったラスベガス。
初めての会社勤めが「夢を売る」ショービジネス。

ONE NIGHT for ONE DROP

2013-03-22 | Cirque du Soleil
 ベラッジオの植物園は、ONE DROPのイベントに合わせているかのようでした。
               
 世界水の日、『ONE NIGHT for ONE DROP』のドレスリハーサルへ。観ることが出来るのはたった一回ですから、良い席で観られるように、早目に出掛けました。もちろん、同じ考えの人はたくさんいて、開場前から入り口には人が溢れていましたが、中央の前から五列目の真ん中に座ることが出来ました。
 各ショーのクラウン達のアニメーションから始まり、ジェリーさんのご挨拶。彼は、どうしてこんなに余所行きの挨拶をされているのかと、話を聞いていましたが、途中で気付きました。このショーは、限られた人しか本番を観ることが出来ませんが、ONE DROP財団に五ドルの寄付をすると、三月二十五日から四月一日の間、録画されたものを観ることが出来るそうです。このドレスリハーサルと本番を撮影して、編集を行うのでしょう。
 “O”と同じように華麗に幕が開き、ショーが始まりました。シンクロナイズドスイミングのみなさんは、空中に何度も舞いながらの豪快な演技。魚のように去って行きました。
 人魚は、“O”のアーティストかと思うと、“プロフェッショナル・マーメイド”という方がいらっしゃるそうです。
 KAのトレーニングルームで実験が行われていたコントーションの場面、本番ではこんな風になるのかと、携わっていた人々の顔を思い浮かべていました。
 ストラップをしていた彼は、どこかで見たことがある、いや、話したことさえあると思っていましたが、どなたか思い出せません。後に、元KAのアーティストであったと分かりました。短期だったとはいえ、思い出せないとは情けないです。
 水を運ぶ女性達のダンスは、感情に溢れ、LOVEのシルビアの登場で涙が出ました。
 熟練されたエアリアル、ティシューを観ながら、友人がミスティアでの代役に決まったことを思い出していました。
 ガブリエルの笑顔は、お日様のようで、人々を笑顔にし、幸せにしてくれます。
 ペンギンのダンサー達は、ハンド・トゥ・ハンドが行われている舞台の後ろの方で踊っているのが勿体無いほどでした。
 今日一日ご一緒させて頂くことになった友人の旦那様は、体操の方ですが、このショーでは高飛び込みをするように言われたそうで、リオネルがギター演奏する中、見事に飛び込んでいました。彼女はほっとして喜び、私は目に涙を浮かべていました。
 リハーサルを見たクラウンの場面、今日はブライアンの絵がはっきり映し出されていました。舞台に上げられたのは、フロラン。私は、成り行きを知っていたので、声を出して笑ってしまいました。アコーディオンを演奏していたウベーフに、最後の最後で拍手を送れました。
 スペンサーは、やはり例の演目でした。
 最後にアーティスト達が子供達と出て来て、それぞれの演目を行いました。JJは子供達とウーシューをしていました。私の父役のグリシャが出て来たかと思うと、いつの間にか彼の肩に息子さんが立ち、その肩に立っていたのは彼のお孫さんでしょうか。ミスティアの八十歳のクラウン、ブライアンさんと一緒に演技をしていたのもお孫さんなのかしらと思いました。
 いつしか涙が頬を伝っていました。
 出演者は、毎日二回、仕事である通常のショーを行いながら、このショーの為のリハーサルを行い、この日を迎えました。バックステージテクニシャンのみなさまも、ボランティアで朝から働いて下さっているのだと思います。
 立ち上がってみなで拍手を送りながら、夜に本番を迎えるみなさんに声が掛かりました。私も声を掛けたかったのですが、胸がいっぱいで声が出ませんでした。
 私は、もしかするとオークションのお手伝いをすることになるかもしれなかったのですが、人手が足りたようで、ドレスリハーサルを拝見した後、帰れることになりました。そのため、友人とお昼をご一緒することができました。ロシア女性が中心の集まりは初めてでしたが、素敵なみなさんで、すっかり好印象。ZEDが閉まり、次にそれぞれが行ったショーも閉まり、と大変な時を過ごしながら、アーティストとして磨かれていったもの上に、さらに強く優しくなっていったのかしらなどと思いました。
 夜の本番がある旦那様に車の鍵を預けた友人を家に送り、帰宅をすると、ふくらはぎの手入れ。今週はあまり調子が良くないので、フィジオでマッサージボールを借りてきました。最後一日が良い調子で出来ますように。手入れをして痛みが減っても、時間が経つとまた痛みが戻っているので、何時間も手入れをして過ごしました。
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Cynthia Gregory

2013-03-21 | セレブリティ
 「日本人が来ているよ。」と教えてくれるアーティストが居て、緊張しました。
 影絵の場面で「クレイジー。」と何度も言っている方がいらっしゃいました。その方は、喜びで溢れてしまったのか、犬の後に拍手。
 フルートを回す場面、音がとてもゆっくりに聞こえました。自分はとても焦っていたので、大変助かりました。最後の方には余裕ができたのか、「ロシェルの歌声!」と嬉しくなりました。
 ふくらはぎをとても痛めてしまい、二回目のショーに、アメリカン・バレエ・シアターの元プリンシパル、シンシア・グレゴリーさんがいらして下さるのにと思って落ち込んでいると、いらしたのは一回目のショーでした。
 ストームと呼ばれる場面の前、音が変でした。
 ふくらはぎが痛く、また落としました。
 エピローグで着る衣装の帯結びが外れました。先週危ないことがありましたが、今日は着る前に衣紋掛けから外した時、スナップとホックで付いている帯結びが外れました。八年で初めてのことです。
 最後のお辞儀で、一生懸命に手を降って下さる方、一人でお立ちになって手を叩いて下さる方の姿が見えました。
 帰り掛け見えた月は、とても大きかったです。
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気合のみ

2013-03-20 | KA
 前屈すると、柔軟性があり、何でかしらと。三連休だったからかと思いましたが、真ん中の日は仕事でした。
 普段はどうでもいいのですが、ショーの時は、いろいろと整えなくては気が済まなくなります。しかし、今日はそれが緩い感じ。きちっとしなくても平気なのがおかしいのではなく、それを直さなくても平気なのがおかしいのだと思い、「気を付けて。」と言い聞かせました。こういう日は、何となく怖い感じ。
 サンディエゴでは全く平気だったのに、土曜日に弾いてしまったところ、体重をどちらに掛けるか分からなくなって、手首も硬くなってしまって、抜かしてしまいました。
 二回目もきっと出来ないと思いました。でも、何故だか分かりませんが、気合があり、それで思い切り良くやっていました。力強いということもなかったと思います。気合のみ。
 左腿の後ろに違和感があり、気を付けていましたが、案の定、ふくらはぎに降りてきました。でも、歩くだけならば大丈夫なほどでした。
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パンを焼いてサンドイッチ

2013-03-19 | 日記
 昼食は、サンドイッチにしようと決めて、一度外に出たのですが、自分でパンを焼けばいいことに気付き、戻って捏ねました。発酵を待つ間に買い物。
 帰宅するとパンを焼き、その間に立派に成長したバジルを摘んで、トマトとブリチーズを用意。気分は、フランスパンのサンドイッチでしたが、パンはそうならず。でも、可愛く美味しいサンドイッチになりました。
 捏ねたパンの半分は、シナモンロールにしてみました。今日は、疲れていて、頭も働かない感じですので、そのままクッキーも作りました。
     
 バラから芽が出そうでしたので、水に挿しておくと、出てきました。窮屈そうに丸まっていたので、少し大きな入れ物に。伸び伸びと育ちますように。
 映画を観に行きました。『The Incredible Burt Wonderstone』。手品、ラスベガスというキーワードには惹かれましたが、観なくても見逃したとは思わないだろうという感想。私は、きっとコメディが嫌いなのだと思います。誘われなければ観たかった『EMPEROR』。来週は、きっと観に行きます。
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CalTravel San Diego

2013-03-18 | イベント
 朝食後にリハーサル。舞台の使える部分が練習時よりも狭かったり、出入りの変更があったり。照明が気になりましたが、チェロの音調整の後、調整して頂けました。通し練習を三、四回したので、条件があまり良くないところでも、気持ちを落ち着かせられるところまで練習出来ました。
 三十分のリハーサル予定でしたが、倍以上の時間を費やし、急いで支度。休む間も無く本番でした。影絵、アーチャーズデンのデュオ、そして私のフルートを回す場面。
 終了後、私は花束をダイアンさんにお渡しする役目を頂いていたので、みなで楽屋に一度戻って荷物の整理を少しすると、すぐに舞台裏に戻り待機。
 朝のリハーサルの後に、
「私が今日プレゼンテイションで話そうと思っていることを、あなたはみんな備えている。あなたのことをプレゼンテイションに呼べないか、少し考えているところです。」
 感じの良い方が声を掛けて下さいました。私が花束を渡すために舞台裏に待機をしていると、彼はプレゼンテイションのために舞台裏に待機されていて、また、声を掛けて下さいました。
 帰り支度を全て済ませると、次の集合までに、二時間程ありました。美味しいものを食べて、景色を眺めてゆっくりしようかと思いました。同じ考えの三人で、ホテルのレストランへ行き、メニューを見ていると、コーチのアル。
「三時に出発のクルーズを見付けたよ。行く?」
 お腹も空いたことですし、元気もない気がして断りました。しかし、サンディエゴでしか出来ないことをした方が良いのではと、すぐに別の頭が働き、
「行きます。」
 手続きをしていると、あとの二人も来て、六人で行くことになりました。
 桟橋までタクシーを飛ばし、何とか間に合いました。木が艶やかで素敵な船。昼食は、船上でホットドックとなりました。こちら選択の余地無し。でも、お腹が空いていたので、美味しく感じました。
 最近買った動画編集アプリケーションを、素材があれば使えることに気付き、一時間のクルーズ、撮影をしていました。
 集合時間の四時半ギリギリにホテルに戻り、空港へ。空港では、出発の時間まで一時間以上ありました。でも、撮影したものの編集を始めると、いつの間にか寝てしまい、すぐに時間が経ちました。
 帰宅すると、案の定、編集に夢中になってしまいました。今週末は三連休。明日も休みで良かったです。
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のんびりゆったりサンディエゴ

2013-03-17 | メディア
 家を留守にするので、部屋を片付けました。MGMに忘れ物をしたので、取りに行きました。何となくのんびりしているのが良い感じでした。
 夕方の飛行機で、サンディエゴへ。サンディエゴはラスベガスより南に位置するので、暖かいと勝手に思って出掛けてしまいましたが、寒かったです。もしもの時のために持ったものも、明日の本番のために持ったジャケットも、みな着ることになりました。
 少し休むと、水辺にあるレストランまで十分ほど歩いて、六人で夕食。ホテルに帰ると、テレビを観ました。家では観られないので面白かったです。ゆったりとした夜でした。
 バトンの先生から、クレジットカード会社の会員誌に、『Michael Jackson THE IMMORTAL World Tour』に合わせて、私のことも書かれているとお知らせ頂きました。とても嬉しい記事でした。

 『あの突然の訃報から約3年。シルク・ドゥ・ソレイユが、マイケルの音楽と生涯を描いたアリーナでのステージが、ついに日本にやってくる。2011年10月、北米から始まったこのツアーは、マイケルがシルク・ドゥ・ソレイユのファンだったことから、生前に計画されていた。彼は、ラスベガスで上演中の世界随一のショーKAを観て、バトントワリング競技で世界チャンピオンだった日本人パフォーマー・高橋典子さんの情緒溢れる演技に感動し、自身のステージに参加してほしいという気持ちもあったと伝え聞く。』
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ほんの少しのことなのに

2013-03-16 | KA
 よく寝られない夜でした。
 MGMの桜は、葉が出ていました。
 背の右側に痛みがありました。昨日左脚付け根を調整している時に、同じところが気になりました。もしかすると、肝臓が悪いのかしらと思ったり。
 変えた方が良いことを舞台の上で突然思い出し、ほんの少しのことなのでやってみると、左手がケイジに置いたフルートに当たってしまい、そのフルートが床に落ちました。サンディエゴ出張の練習で、もう一本を床から拾うことに慣れていたのは、ありがたかったです。
 ふくらはぎに違和感。慎重に使うようにしましたが、痛めてしまい、動くのが大変でした。フルートが手に当たって床に落ちてしまったのは、動かない足の重心を、いつもの位置に置けなかったからかしらと考えていました。一回目のこともそうですが、ほんの少しのことなのに、大きな影響が出ました。
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下手

2013-03-15 | KA
 種から育てたバジルが、すっかり大きくなりました。
 ピラティスの時間、一緒にやりたいというアーティストが居ました。了解したのですが、昨日、三時半の予約が空いていることを確認し、早く行き、私が予約した時間は彼女に譲ることにしました。ところが、彼女は現れませんでした。それなら、私もゆっくり出掛けることが出来たのですが、まあ、良いことにしましょう。
 早く行ったお蔭で、衣装部屋の方にお願いしたいことも出来ましたし、サンディエゴの出張の練習時間までに十分な準備も出来ました。今日は、シニア・アーティスティック・ディレクターもご覧になっていたので、練習とはいえ緊張する中、十分に動く身体で本番のマットの上で試すことが出来、良かったです。柔らかいマットでありながら、表面は滑らず、それに加えて当日はもっと緊張するでしょうから、バランスをもっと崩すことでしょう。心して臨みたいと思います。
 昨日の自分の演技を観ると、下手。さかのぼって確認をすることになりました。すると、次々にアーティストが現れて、演技の確認をしていきました。私は、ショーに出ない日で余裕があり、アーティストが来る度に譲って、それぞれが納得するのを待ってから、また自分の演技に戻してということを繰り返していました。いろいろと、おもしろかったです。
 夜は、誘われてラーメン屋さんに。私は、冷やし中華を頂きました。暖かくなったものです。
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杖に縋って

2013-03-14 | KA
 外に出ると、暑いくらいでした。半袖半ズボンでも大丈夫なくらいだと思っていると、そんな姿で出勤してくる人が居ました。誰かが、
「今日は、九十度よ。」
 摂氏にすると三十二度です。
 気温が上がり、花粉も増えているのか、今日はくしゃみをたくさんすることになり、鼻がぼわっとするほどでした。目の痒みがそれほどではないのは、助かりました。
 一回目のショー、影絵の後の戦いにアーティストが一人来ませんでした。そのため演技がいつも通りではなく、吹き矢の前に、シェリーが倒れました。私は、立ち尽くしてしまいました。舞台袖に入って急いでシェリーのところへ行くと、彼女はいつものようにそこにいました。
「大丈夫?」
「ええ、一人目の人が来なかったから…。」
 私が問いたい意味が分かっていないような感じの返事。
「それは、分かっているけれど、大丈夫なの?」
 そこに、彼女と戦ったアーティストも来て、
「ちゃんと当たる前で止めているから、怪我はしないよ。」
 笑っていました。みなさん上手で驚きます。
 今日のお客様は、たくさん拍手を送って下さいました。お辞儀をして舞台が下がり始める頃にはたくさん方がお立ちになって下さいました。そして、最前列にいらした年配の方が、杖に体重をいっぱい掛けて、一生懸命立ち上がって下さる姿が見えました。私の目には涙が溜まり、しばらく人と話せませんでした。
 送風機の音が気になりませんでした。報告をすると、昨日は予定より早くから回してしまったそうです。幕も上手く閉まっているようで、良かったです。
 最近のふくらはぎの調子は良く、いつでも走り出せそうでしたが、そういう時に使い始め、痛みが再発していたので、慎重に使いながら完治を待っていました。今日は、平らなところは普通通りに走れるぐらいでしたし、ストレッチをしても違和感がないほどでした。しかしながら、痛みの再発は絶対に避けたいので、それでも慎重に使っていました。ところが、二回目のショーで踊っている時に、また痛めてしまいました。小さな痛みでしたが、落ち込みました。それに加えて、さらに落ち込ませることがありました。
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送風機、ゴー

2013-03-13 | KA
 今日は、暑いくらいです。モコモコから葉はすっかり出て、優しい緑が綺麗です。
 ピラティスで、跳ぶことになりました。体重の負荷なく出来ることを思い出し、ふくらはぎのリハビリテーションには、良いと思いました。でも、たくさん跳んだので、アキレス腱を断裂した方の足には負担が掛かってしまったようです。
 客席は、映画の宣伝のブレスレットが、今日も光っていました。赤い色が目立ちました。影絵の場面で出て行く時に、ペンライトのように左右に振っているお客様がいらしたようです。
 精神的に少し整えないといけないことはありましたが、身体の準備は出来て、調子は良さそうでした。ふくらはぎは、まだ気を付けて使わなければなりませんでしたが、使えるものは全て使って、気持ち良く舞えました。
 一回目のショーが終わると、ステージマネジメントに呼び出されました。最近、タタミと呼ばれる舞台前にある幕が、フルートを回す場面の後に上手く閉まりません。その対策の説明でした。キャプティビティの始まりが静かなので、いつも送風機を止めているそうですが、そのためにお客様の方から舞台に向かって空気が動き、幕が押されるのではないかと言うことで、送風機のスイッチを私が踊り出してしばらくしたら入れてみると。音が聞こえることはないだろうから、問題はないと思うが、もし何か問題があったら伝えて欲しいということでした。
 二回目のショーが始まり、一回目に少し違和感があった左膝に加え、大腿の後ろにほんの少しの違和感を覚えました。その心配と、送風機のことで、少し変な緊張がありました。しかし、キャプティビティで舞台に立つと、送風機のことはすっかり忘れ、フルートを回す場面になり、いつものように舞い始めました。すると、ゴーと大きな音が鳴り、送風機のことを思い出すことになりました。身体が急に縮こまり、緊張していくのを感じました。大丈夫と言い聞かせながら、ふくらはぎのこと、膝のこと、滑らない床も気になって、少しおかしくなりそうでした。しかし、音は消えていきました。誰かが音の確認をしていて、あまりにもうるさいので消したのか、それとも、送風機の回し始めだけ騒音となるのかと思いました。床は滑りませんが、フルートは扱い易くありがたいと思いながら、演技を無事に終えました。舞台を降りると、幕を見守る人々の姿が見えました。
 衣装部屋の方が、
「ああ、今日は大変なショーだったわね。明日は何事もないと良いわね。」
 クライムと呼ばれる場面で、指示が遅れて危険なことがあったようです。自分のことに夢中で、気付きませんでした。
 こちらでは、寄付を募ることがとても多いように感じます。ボーイスカウトのクッキーは美味しいので、みなが喜んで寄付をします。今日は、サラがみなが寄付のために注文した品々を運んできました。たくさんあるので、台車に載せて運んできたようです。私達は、お金を出すだけですが、子供のためとはいえ、注文を受け付け、運んで分けて大変なことだと思いました。私は、冷凍の春巻きを買ったので、夕食に頂きました。
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