小学生と１２３４５ゲーム

　午前中に、100名近くの小学校１年生がKAの劇場に来てくれました。音響、照明、美術など、各部署の方々が、それぞれの立場からショーのことを説明をしました。私が劇場に入った時は、大きな舞台、クリフデッキが上がってきて、みんなが大騒ぎをしているところでした。クリエイション時、私達が初めてクリフデッキが動くのを見た時のことを思い出しました。私達も、彼らと同じように大騒ぎをしたものです。最後にアーティスティックの番となり、まずは衣装もメイクもカツラもつけたジェスター役が紹介され、彼は舞台でカポエイラを披露しました。それから普段着の4名のアーティストが紹介され、私達は4つのグループに分かれた子供達と遊ぶことになりました。私は先日考えた『12345ゲーム』をしました。紙に数字の“12345”を書き、発音の似た“itch,knee,sun,sea,go!”も書きました。みなに、「こんにちは。」を教えると、1から5までの日本語を、それと発音の似た英語のジェスチャーと共に教えました。子供達はとてもかわいくて、こぞって大きくジェスチャーをしてくれました。短い時間でしたが、素直な子供達に触れられ、とても楽しいひとときでした。
　遊びが終わると、山の人達の格好をした3人が出て来て、１人の先生を舞台に上げました。そして山の人達の１人が跪き、帽子やメガネを外すと、「ぼくたちつきあって3年、正確に言うと3年と１週間になるけれど…」と言い始め、プロポーズをしました。音響担当の方が今日は衣装を着て、最後の最後まで本人であることを隠し、訪れた学校の先生である彼女に不意打ちでプロポーズをしたのです。彼女は彼が衣装を外すまで全く気付かず、完全に驚かされていました。
　子供達は、疑問があると元気良く手を挙げて、質問をしていたのですが、この時ある子は「これは本当なの?二人は本当に結婚するの?」と。とてもかわいかったです。

　少し時間があったので、車の保険を掛け直しに行きました。１ヶ月につき50ドルは安くなると言われていましたが、本当でした。まだまだ高い支払ですが、だいぶ楽になります。

　一回目のショー、舞台に立ち踊り始めると、少し様子がおかしいことに気付きました。どこかで修正しないと、と思いながら踊っていましたが、修正が出来ませんでした。舞台に立つとより繊細になるのでしょうか。舞台ではすぐに感じることが、トレーニングルームでは感じられないのです。いつも思います、舞台に立つ前にそこまで感じられるようにならないものかと。
　何がおかしいのか考えていました。筋肉が動かないというよりも、無いような感じでした。そういえば、ただ歩く時に少しふらついていました。今朝早かったから、ということとは関係がないと思われる“おかしさ”です。
　一回目のショーが終わると、サルサコンテストがありました。今日は“シンコデマヨ”。Cincoは5日、de Mayoは５月を表し、8000人のフランス軍がメキシコに攻めて来て、4000人のメキシコ軍が勝ったと言う日だそうです。サルサを試食して、1番に投票すると、それからアーモンドを食べました。今日の身体に必要そうなもので手持ちのものは、アーモンドしかありませんでした。
　トレーニングルームに行くと、体重を量ってみました。あら、何と軽いこと…。今日は朝食も食べて、子供達と遊んだ後に出たサンドイッチも食べて、さらにお昼も食べたのに…。
　そこで「病気かもしれない…。」と言うと、「病気そうには見えないよ。」と。そう言いながらも「病院には行ったの？」と訊かれました。行っていないことを伝えると理由を聞かれました。返事に困っていると「『うーん。』て何よ。」と。2週間経っても体重が戻らなかったら、病院に行く約束をしてしまいました。
　コールが掛かったので、待機場所へ行こうとすると、カンパニーマネージャーが「どう?」と声を掛けてきました。私は「子供達に元気をもらったので。」と言ってから、そうだ、と気付きました。そして、二回目はその子供達のことを思い出していると、久しぶりに、本当に久しぶりに、気持ち悪くならず二回目の舞台に立てました。最近の目標がそれでしたので、本当に嬉しいことでした。

　今日は駆除の方が来る日。ありが居なくなっているはずでした。しかし帰宅をすると、ありさん達は活発に活動していました。豆腐パックを三つ、他のものとは少し場所を離して置いたのですが、ありさん達はその離れた所まで来ていました。この三つの豆腐パックは外に出すことにしました。明日の朝はどうなっているのやら…。