のんのん太陽の下で

初めての一人暮らしが「住民がいるんだ・・・」と思ったラスベガス。
初めての会社勤めが「夢を売る」ショービジネス。

ありがとう、エリカ

2008-04-30 | メディア
 舞台に上がって行く直前、今日双子の女の子役のエリカに「グッドショー」と声を掛けると、彼女は「あのね、今日インタビューがあったの。その時『ショーの中で一番素晴らしいと思うところはどこ。』と訊かれたので『ノリコ・タカハシ。』と答えたのよ。」と早口で言い、「グッドーショー。」と言いながら出て行きました。
 今日はそのことを何度も思い出しながら舞台に立っていました。
 ショーが終わってから、エリカにもう一度お礼に行きました。彼女はハグを求め「そう言うことは本当に自然で、すぐに出てきたわ。『彼女はチャンピオンだから一度観ると単にすごいと思うかもしれないけれど、二回観ても三回観ても四回観てもその時々にその細かな表現が伝わってきて味わえるのですよ。』とインタビュアーに話したら『ふーん。』と興味深そうにしていたわ。」と。
 エリカはさっぱりしている女の子。でも心の中の温かさをいつも感じます。


 4月30日付の産経新聞、文化面に掲載して頂きました。
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ボク達のことも使ってよ

2008-04-29 | 日記
 身体の様子が違います。悪くはないと思いますが、何かが違います。動かしてみても悪くはないので、何だろうと考えていました。出番の前に動いていて閃いた答え、“今まで使われていなかった細胞がジャイロトニックをして活性化され、「ボク達のことも使ってよ!」と叫んでいるのに、まだ私の身体はそれをどうやって使っていいのか分からない”。もしこれが本当ならば、ジャイロトニックをしたのはほんの少しなのにすごい効果。気を付けてトレーニングを取り入れていかないと感覚がおかしくなりそうです。
 練習の時もそうでしたが、舞台に立つと余計に曲がゆっくりに聴こえました。今までもそういうことはありましたが、今日が一番ゆっくりでした。2回目のショーのほうが少し慣れていたようです。もしくは、ショーの前に足首を捻挫しかけたので、そちらを気にして様子が違ったのかもしれません。足首は念のため、ショーの後に良く冷やしました。全く問題はなさそうです。


 今日は32度まで上がりました。夜も半袖で帰れました。
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旅行屋さん

2008-04-28 | 日記
 久しぶりに一人で過ごせる休日、久しぶりに部屋を片付けることができました。こんなに長い間部屋が散らかっていたことは、ここへ来て初めてのことかもしれません。明日からはすっきりと暮らせます。
 あとは旅行屋さん。5月休暇の旅の準備に費やしました。日本語のガイドブックがあったら早いのでしょうが、インターネットで調べながら作業をするのは時間が掛かります。それでも、ようやく行き先の様子が分かってきました。
 こういうことをするのは大好きなので、いつまでもしていたいのですが、そろそろ寝ないと、と思って最終的にメールを見ると、今朝一番に予約をしたB$Bから返信有。今日唯一決定したことでしたが、残念な結果。やり直し…。
 一人旅ではないので、早目に作業を開始しています。骨組はできているので何とかなることでしょう。
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ジャイロトニック

2008-04-27 | 日記
 ゲイルに誘われて、ジャイロトニックのレッスンを見学しに行きました。到着するとそこは普通の家、と言ってもアメリカの大きな家です。その家の一室をスタジオにしてジャイロトニックの木製のきれいなマシンを二つ置いていました。
 すでにゲイルのレッスンは始まっていて、その動きに惹きつけられました。これはエクササイズの動きではなくダンスです。円盤に付いたハンドルを持ち、滑らかならせんを描きながら全身を動かしているゲイルを見ていると、本当に気持ち良さそうでした。
 そのうちにもう一人レッスンに来ました。彼女の動きにも驚きました。あそこまで身体を動かせるとは何をしている人だろう。
 マシンは円盤が付いているベンチと、滑車式の重りのついたストラップがあるタワーと、二つが離れるようになっていました。それらを別々に使ったり、うまく組み合わせて使ったりしながら、レッスンは流れ良く進んでいきました。
 見ているうちに自分の身体も動かしたくなってきました。元々動きの悪い脊柱も良く動くようになりそうです。調子の悪い右肩も良くなりそうです。
 一時間半ほどのレッスンをそれぞれが終えると、「ノリコもやってみる。」と声を掛けて下さいました。「YES!!!」
 先生は動きの悪い右肩を注意しながら、そしてそこの動きが良くなるように導きながら、私の身体を自由になるように動かして下さいます。ショーをご覧になったことがあるということで、私の動きを思い出しながらエクササイズを組み、また、上半身のエクササイズのみならず、ストラップをつけて下半身のエクササイズも体験させて下さいました。見て感じていたより身体の導き方が簡単ではなく、ゲイルがどれだけのエクササイズをしていたのかが分かり、短い時間でしたがでしたが、これは私に必要なものを本当に取り入れられそうだと実感できました。早速レッスンを受けようと思います。
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ちょっと心残り、その分思いきって

2008-04-26 | KA
 昨日お会いできなかったキャスティングの方にお会いできました。そして、昨日ショーを観たと、あなたをシルクに迎えて良かったと。本当に嬉しくなりました。


「アブナイ…。」
 久しぶりに、双子の男の子からアブナイの合図。今日のアブナイはどこだろうと、ドキドキしながら、観察しながら演技を続けました。
 ケイジに行くとすぐに穴を見付け、ケイジがいつものものではないことが分かりました。これか…。さて、どう振付を変えましょう…。
 どうにか踊り終え、振り返ると、いろいろな場面でいつもと何かが違うところがあったことに気付きました。それらを気にし過ぎずに、踊る場面をむかえて良かったのかもしれません。
 ショーが終わり、カツラを外して通路に出ると、ぞろぞろと歩く人たち。今日はモントリオールの本社の方々がショーをご覧になっていたようです。
 私はケイジのことが気になって、踊りが小さくなっていたような気が急にしてきました。急場は凌いだけれども、いつものようにはできなかったかもしれません。
 更衣室に戻ると、みんなはモントリオールの人たちがご覧になっていたことを知っていたようでした。そして、緊張していたようでした。
 トレーニングルームに行く途中、何度かショーが良かったと彼らが話しているのを耳にしました。いつもの流れではなかったショーです。それでも本当に良かったのなら良いのですが…。ケイジを置き間違えたのは私ではありませんが、少なくとも私には心残りがありました。
 二回目のショーは、その分思い切って踊りました。今週最後のショー、踊り切って気持ち良く終えられました。
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思い出せない

2008-04-25 | KA
 出番の直前に、どなたかをお見かけしました。とても気になって、考えながら過ごしていました。
「あ、キャスティングの方!」
 私のことを見付けて下さった、キャスティングの方でした。大事な方なのに、すぐに思い出せなくて…。
 もしかしたら、今、客席にいらっしゃるかもしれません。初めてお会いした時のことを思い出しながら、そして少しでも成長している姿がご覧頂けるといいなと思いながら、今の私そのままで舞台に立つようにしました。
 その後お会いすることもなく、お話しする機会もなく残念でしたが、彼女のことを思いながら舞台に立て、気持ち良く踊らせて頂けたことに感謝しました。
 そして、ふと思い出しました。今日の事とは反対に、四六時中「ヒューヒュー。」と声を掛けられて、とても踊りにくかった時があったけれど、いつのことだったっけ、と。
 そのことを指摘した、ズラに尋ねると、「あ、それはね、昨日のショー、一回目。」即答。そして、その時の状況をこと細かに話してくれました。若さなのでしょうか、他人の事でもよく覚えていること。他人の事というよりも、起きていることをいろいろ見て感じているのでしょう。楽しそうに話す彼女を微笑ましく思いました。
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フルートで『瀕死の白鳥』

2008-04-24 | 日記
 今年は5月に『キャバレー』があります。今日はプレゼンテーションの日でした。
 参加を申し込んだときに、「あなたは何をするの。」と訊かれ「バトンだったら分かるから、どういうことをするか、どういう曲を使うか言ってくれればプレゼンテーションには参加しなくてもいいから。」と、KAのアーティスティックコーディネイターのマリーヘレンさんに言われていました。参加希望者が62組あり、私は昨年参加しているので、なるべく新しい人を参加させてあげたいという彼女の思いは分かっていましたし、私も昨年よりは気負わずに参加希望を出し、彼女にそう言われたことで、さらに「たぶん『キャバレー』に参加することにはならないだろう。」と思っていました。
 しかし、実際に運営する人には「ノリコはプレゼンテーションの必要がない。」ということが伝わっていなかったようで、火曜日にプレゼンテーションのリストが出来上がると私の名前も載っていました。そして折角なので行くことにしました。
 希望を出してから、何をするか考え、そのうちにルクソールのアーティストたちと会い、3人で何かをしようという話になりました。でも実際に彼らのクリエーションが始まると、忙しくてそのための練習はできそうにないということになり、やはり私一人で参加をすることになりました。
 作品を決め、日曜日に図書館でCDを見付け、数日前から練習し始めたものの、シルバーのレギュラーバトンを手に馴染ませる時間がなく、私にはこだわりがあっても、観る側にはないだろうと、フルートで踊ることにしました。
 フルートで『瀕死の白鳥』。ちょっと変です。ちょっと変ですが、やりたいことは見えるでしょう。
 身体の準備があるので予定時間の1時間前ほどに行きましたが、今空いているのですぐにやってもいいと言われました。いくら「気負わずに」と言っても身体の準備は必要です。充分に身体を温めて、ミスティアの劇場で『瀕死の白鳥』を踊りました。
 踊り終えると、マリーヘレンさんが「素晴らしかったわ。私が思っていたバトンとは全然違かった。ありがとう。」と。
 通常は、作品を見せた後にご覧頂いた方々と少し話す時間があります。私はその時に、本当はフルートではなくシルバーのバトンでやることを言うつもりでおりましたが、みなさん私に何も訊く必要がないようで、「ありがとう。」で終わってしまいました。
 たぶん、いや、やはり、これは形式上だけのことだったのかもしれません。でも、完璧ではありませんが、ご覧頂く機会があって良かったかな、と思いながら「ありがとうございました。」と言いその場を後にしました。
 MGMに戻り、KAの為に、出番前に身体を動かしているとマリーヘレンさんがいらっしゃいました。
「あなたの今日の作品、私はとても気に入りました。ノリコがバトンをすると言った時に、みんなから『でも彼女は去年しているじゃない。』という声が上がったの。でも、『まあ観てみましょう。』ということになったのよ。観たら去年のとはまるで違うし、びっくりしたわ。結局32組の希望者となったのだけど、それでもたくさんで、どうなるか分からないけれど、本当にありがとう。」
 初めに希望を出したときの、彼女の反応との違いがおかしくて、心の中で笑いました。
「また、次の機会にしてもいいことですから。」
 そう言いながら、今日は実際に踊ってみて本当に良かったと、次回はまた、全く違った作品をして彼女をびっくりさせてみようかなと思いました。
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予定が変わり

2008-04-23 | メディア
 予定では代役の日でした。でも出演することになりました。終わってみると二回とも、日本人のお客様が一生懸命にこちらを向いて手を振って下さっているのが見受けられ、出演で来て良かったと、ほっと胸を撫で下ろしました。

 4月17日付の『SANKEI EXPRESS』に掲載して頂きました。
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『ティン』の人

2008-04-22 | 日記
 今日は自由に、思いのままに舞台に立ちました。すると、身体も自由に動いて踊るのも気持ちの良いこと。幸せなひととき。出来るならば、こうして毎日を過ごしたいものです。

 バトンのビデオを観ました。用が済んで、何となく他のものも観たくなり、いくつか観ました。
「よく動くね、この人。」
 思わず他人事のように呟いてしまいました。今日の身体は良く動いていたけれど、それとこれとは違います。この作品を練習していた時、一曲通し終えると「この疲れた身体でもう一度踊りたい。」などと言っていたことを思い出し、
「いや、本当によく動くね、この人。」
 と、しみじみとまた呟きました。
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ゴルフ大会

2008-04-21 | 日記
 ゴルフというものを体験したことがないので、やってみようかと一日悩んでいたら、定員になり締め切られていました。それでもせっかくの機会ですから、ギャラリーとして参加をする事にしました。
 場所は、遠く北にある『SILVERSTONE GOLF CLUB』。朝9時にスタートということなので、8時前に家を出ました。順調に車を走らせて、いい時間に到着。28キロほどありました。少し風はありますが、気持ちのよい天気です。そして、ラスベガスに居るとは思えない雰囲気。
 すぐにビクトリアとカースティンに会いました。アシスタントカンパニーマネージャーとプロダクションコーディネイターという役職にいる方々で、いつもイベントがあるとお世話をして下さいます。そしてクラブハウスに入ると、カンパニーマネージャーのジャックさんにもすぐにお会いしました。
 そのままゴルフ場に出ました。カートがずらっと並んでいます。今日はゴルファーになる、見慣れた顔も、ぽつぽつと現れはじめます。そのほとんどがバックステージテクニシャンです。
 私は何もかもが初めてのことなので「わー。」と口をあけながらあたりを見渡していました。ビクトリアとカースティンには笑われました。
 だんだんと人が集まってきて、カートにクラブを載せ、2人で1台に着席し、出発を待っています。
「みなさんカートに乗ってホールを回るのですか。」
「そうだよ。ここには9つのホールがあるゴルフコースが3つあって、今日は2つのコースを回るんだよ。ノリコは僕のカートに乗っていいから。」
 私はテレビで観るゴルフ大会しか頭になかったものですから、そのイメージでギャラリーになるつもりでしたが、そういうことにはならないようでした。昨日たまたまジャックさんにお会いして、ギャラリーとして参加してもいいか尋ねておいて本当に良かったと思いました。
 参加者たちを乗せたカートはコースへ出て行き、あっという間に散らばって行きました。私達のカート2台は彼らの様子を見ながら、おいしいものを差し入れながらホールを回って行きました。
 見ていると、4人でチームを組み、一番いいボールを残しながら進めて行くという方式のようでした。とにかく楽しくというチームもあれば、真剣なチームもあります。ゴルフが初めてという方もいました。それぞれがそれぞれに楽しんでいて、こちらも楽しくなります。
 ジャックさんは、膝を痛め手術をしたので今でこそゴルフはしないが、昔は毎日通っていたというほどのゴルフ好きな方で、何も知らない私にいろいろなことを教えて下さいました。カートも少し運転させて下さいました。
 どこのチームと会って、どこのチームと会っていないか、何度も確認しながら、公平に、そしてなるべくたくさんみなさんの顔を見られるように私達のカートは進みました。
 カートの走る脇には普通の住宅があります。庭がゴルフ場に面していて、みんなで「ここに住むのは大変だね。」と話していました。庭はいつもきれいにしていなければならないし、くつろいでいるところは人に見られるし、ショットの時は静かにしなくてはならないし…。それでもたくさんの住宅があり、まだまだ建設されていました。
 もう終わりの頃になると、ゴルフをしたことのないカースティンが誘われて、ボールを打ってみることになりました。空振りをして3度目にヒット。すぐそこに転がりました。私も誘われました。ドキドキしながら打つと、あまりパッとはしない感じで低く少し遠くまで転がりました。
「ゴルフは野球とは違って力を入れて打てば遠くに行くというものでもないんだよ。そこがまた面白いところだね。」
 カートを先に走らせると、私の打ったボールが転がっていました。記念にもらっていいというので持って帰ることにしました。
 GPSを載せたカートには、自分の位置だけでなく、コースの回り方が遅いか早いかなどの情報も出ているようでした。一般のお客さんがチームの間に入ったりして、コースを回り終えた1組目のチームから、最後の7組目のチームまで1時間ぐらいの差がありました。
 全員が戻ってくると、簡単に表彰をしました。写真撮影の時はカメラマンにならせて頂き、ジャックさんもビクトリアもカースティンもみなさんに入って頂いて全体写真を撮りました。
 ゴルフ場での半日、いろいろな初体験が出来たばかりでなく、ジャックさんはじめ、いつもお世話して下さる方々がどういう視点で私達のことを考えて下さっているのかを感じることもでき、いい時が過ごせました。
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