今回の「SL 銀河」の乗車、一番注目するべき点は私は客車の方であったと思います。
この客車キハ141系700番台、これは気動車です。
4両編成の客車ですが、動力となるエンジンがついているのが3両、つまりは蒸気機関車と気動車3両と客車1両というような編成で運行されています。
車両の側面は青色の旧型客車を思わせるようなデザインかと思いきや、実は「SL銀河」の銀河という部分にあわせて青いボディとなっています
その青いボディーには金色の星が描かれており、星座のような美しいデザインが観られます
車内には多くのフリースペースが用意されています。
元々50系客車だったということもありボックス席がかなり狭く向かいの人と膝が接触するぐらいのスペースでした。
その狭さを感じさせないようにするためにフリースペースを多く設けてあるとのことでした
フリースペースにはC58が復元をされる工程の写真が飾られていました、まだグッズの販売もありました。
蒸気機関車とキハ141の連結面を見ると多くのススが飛び散っているのがよくわかりました
これぞ本物の蒸気機関車
ちなみに結構勘違いされていることなのですが、蒸気機関車の後ろには気動車が連結されていますが、これは急勾配ので蒸気機関車だけでは登れない時、後ろの気動車の推進力を活かすというものであるのです。
毎回気動車が押しているわけじゃないんです
例えば
小雨が降って蒸気機関車だけでは坂が登れなくなる、そういう時は機関士から後ろの気動車の運転士に連絡し力行するように指示したりすることはあるそうです。
実際私が乗ったこの日は、蒸気機関車の調子も良くレール当面の状況も悪くなかったためC58の力だけで走行していました。
よく言われるのはあそこは後ろの気動車が押すから邪道だというような意見もあるようですが、安定輸送するためには一番この方法が良いというのは、添乗されていた検修の方のご意見でもあり私の意見でもありました。
ちなみに後ろが気動車たから人気がない、というわけではないです。
乗車率は常に年間85%以上を保持、人気がない?本当にそうでしょうか?私はこんなに素晴らしい蒸気機関車の客車は他になかなか存在しないと思っています