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グリーンブレーカーズ by 高木肥料店

農業の現場の おはなしなどなど。

米国でのBSE発生を受けての、こんなに話し。その2。

2012-04-25 15:34:40 | Weblog
米国でのBSE発生を受けての、こんなに話し。その2。

2011年03月の当ブログ記事です。米国でのBSE発生を受けての
参考資料として再掲載しました。1回目にひきづき2回目です。よろし
かったら、ご参考に。ただし、当時の原文ままである点は、考慮されて
くださいね。

 ↓

『前原前外相がアンクル・サムに愛された理由〔わけ〕』

日本は現在、脳や脊柱などの特定危険部位を除去した生後20ケ月以下
の牛
にかぎり、米国産牛肉の輸入を認めています。もし仮に、この輸入
条件が満たされない場合、輸入される牛肉が月齢20ケ月以下の牛かど
うかが確認されない場合は、〔この新聞記事のように〕その肉を出荷し
た米国の出荷会社からの輸入手続きを停止するという措置
がとられます。

 BSE 1.jpg

そして、これは2011年02月に米国ネブラスカ州のグレーター・
オマハパッキング社のケース


動物検疫所東京出張所が東京港についた同社の出荷牛肉のうち、輸入条
件を満たしているかどうか確認できない部位が含まれていることが判明
したため、農水省と厚生省が同社からの輸入手続きを停止すると同時に、
米国側に詳細な調査を要請したという記事となります。

・・・こういった輸入条件は、科学者や専門家からなる食品のリスク評
価を行う食品安全委員会によって決定されたものです。いうまでもなく、
食の安全が外交に利用されることや、政治的な圧力によってゆがめられ
ることがないようにとの配慮から定められている
わけですね。

 BSE 2.jpg しかるに この新聞記事です。

2010年09月23日に、米国で「月齢制限緩和を一つの可能性とし
て検討し、出来るだけ早く方向性を出したい
」と、日本の消費者の不信
感を高めそうな発言をした政治家がいます。

そう、日本の前原誠司外相です。 BSE 3.jpg

ニューヨークで行った米国のクリントン国務長官との会談で発せられた
この〔科学的知見や農水・厚生両省の考えを無視した形の〕前原外相発
言は、日本の食の安全を揺るがすものとして当時話題になりました。

今回の前原外相辞任に際し、「アメリカが一番期待していた政治家であ
ることは間違いないのでとショックを隠し切れない
」という米国側の報
道があったのは、このような前原氏の“米国側に前のめり”の姿勢が多
いに影響しているといえるでしょう〔TPPに関する発言もありますしね〕。

以上、彼がアンクルサムに愛された理由〔わけ〕でした。

◎当時の状況は・・・・
 
牛肉輸入問題については、2010年04月に〔4月当時に農相であっ
た〕赤松広隆農相が、来日した米国のビルサック米国農務長官に対して、
「日本は科学的知見に基づいて従来どうりに食の安心と安全性を確保し
ていく」と、説明していた状況であった。



◎ ジョハンズ氏の超党派の議員団の中には日本の民主党もはいってたりして/笑。

51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg 「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染





米国でのBSE発生を受けての、こんなに話し。その1。

2012-04-25 15:17:58 | Weblog
米国でのBSE発生を受けての、こんなに話し。その1。

2011年03月の当ブログ記事です。米国でのBSE発生を受けての
参考資料として再掲載しました。よろしかったら、ご参考に。
ただし、当時の原文ままである点は、考慮されてくださいね。

 ↓

『テーブルに着く前に、BSE対策である牛肉輸入制限緩和を?』

8日午前の参院予算委員会で、参加の是非を検討している環太平洋
連携協定(TPP)について、「いろいろな選択肢がある。(参加
への)一本道で行っているわけではない
」と述べ、不参加の可能性
にも言及された菅直人首相。

その舌の根も乾かないうちに、元米農務長官のジョハンズ上院議員
(共和党)を含めた超党派の27議員
の連名となる米国の議員団は
米国産牛肉の輸入制限緩和を、環太平洋連携協定(TPP)交渉
に日本が参加するに当たっての前提条件とするよう求める書簡を、
オバマ米大統領に送付した
』というではありませんか。

「米国産牛肉の輸入制限」というのはいうまでもなく、米国での
牛海綿状脳症(BSE)発生を受け、日本が米国産牛肉の輸入を
月齢20カ月以下の牛に制限していること
を指すのですが・・・
これって

農業だけの問題ではなく、国民全体の食の安全に関する大事な話

であるのはまちがいないことですよね。

・・・交渉のテーブルに着く以前から、このような米国の議員さん
たちの動きがあるという状況だというのですから、いざ環太平洋連
携協定(TPP)のテーブルについたとしたらいったいどんな状況
になってしまうのかと、〔日本の一国民として〕わたくし危惧
せずに
はいられないのです。

環太平洋連携協定(TPP)不参加となった場合の影響について
なぜそういう行動を取るか日米間で話をする。決して関係がおか
しくなることはない」
とも、首相はの参院予算委員会で発言されて
いるわけですから、6月とはいわず すぐにでも不参加を表明され
るという選択肢もアリなのでは? とおもうのですが。

以下は、ちゃくちゃくとテーブル・セッティングの動きを進められ
ている
ジョハンズ上院議員に関するニュースに なります。

 2月25日の『牛肉輸入制限緩和を条件に、日本のTPP参加で
  米議員』のニュースは こちら 。

 3月09日の『牛肉制限緩和を条件に。TPP参加で米議員団』の
  ニュースは こちら 。

よろしかったら。

◎ オバマ・レストランへようこそ。テーブル係りはミスタージョハンズです、
みたいな?

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『TPP交渉は農業問題だと思わせたい勢力』に対処するには。

2012-04-17 04:59:31 | Weblog
『TPP交渉は農業問題だと思わせたい勢力』に対処するには。

TPPを扱った回である 11月21日分『TPP交渉は農業問題だと
思わせたい勢力』に対処する方法についてです。

こういった作戦への対処策として、もっとも効果的な方法は、農業に関
係する仕事をしていない方の〔TPP交渉に対する第三者的な見地か
らみた意見をお伺いすること
だと思うのです。

そしてそのようなスマートな対抗策が、日本農業新聞紙上で展開されま
した。“日本の針路”と題されたシリーズ企画に登場され、農業を第三
者の視点から眺められた上でのお話をされたのは、


 農業新聞トップ.jpg

 4月10日が脚本家の 倉本聰 さん
 4月11日が漫画家の 小林よしのり さん


そして4月12日がジャーナリストの

 カレル・ヴァン・ウォルフレン さん

の お三方。

お三方のご意見を拝読したのですが、お三方とも、じつにまっとうな
ご意見を展開されていると、わたくしは思いましたよ。バックナンバ
ーなど閲覧できる方で、ご覧になっておられない方にはお薦めの企画
記事ですので、よろしかったら。

残念ながら、バックナンバーを閲覧できない方についてはですが・・・

カレル・ヴァン・ウォルフレンさんの日本農業新聞以外の関連事項と
して、たとえば こちら や そして こちら で、ご本人関係のペ
ージが視聴可能ですので、ご興味のある方は ぜひご訪問ください。

いじょう、カーク代表の郵政改革批判 でも話題になっているTPP
交渉に関してのおはなしでした。


◎ PRESIDENT 2012年1月30日号 には こんなはなし も。
  ・・・賛否が分かれるTPP参加問題。対峙しているのは、結局の
  ところ “国vs国”ではなく“多国籍巨大企業vsそれ以外”・・・。
  
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たしかに投票したもので・・・My Favourite Game に思う。

2012-04-16 23:10:19 | Weblog
たしかに投票したもので・・・My Favourite Game に思う。

カーディガンズのクリップ、 My Favourite Game です。

 こちら 。

フェリックス・ザ・キャット を マニフェストを信じて投票した国民 、
乗っている車 を 民主党 、
そしてドライバーを・・・・ 政権を盗ってからの三代目党首

として連想してしまうんですね、どうしても。


◎ 支持率が下がれば下がるほどに不退転の決意を強める
  党首の熱中するゲームからは、抜けたい気分でいっぱいです。

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次の一手〔TPP交渉は農業問題だと思わせたい方々の〕

2012-04-16 10:13:50 | Weblog
次の一手〔TPP交渉は農業問題だと思わせたい方々の〕

・・・2011年11月の記事ですが、次回関係で再掲載です。・・・

 ↓

そんな時代の中にあって、いまだに「TPP交渉は農業問題にす
 ぎない」と国民に思い込ませているのに成功していると信じ込ん
 でいるらしい政府内の民主党のお歴々の、ここにいったての時代
 錯誤的な発言の数々には驚きを禁じえません


・・・という回を書いてからしばらくたちました。 こちら 。

そして11月も終わりに近づいた今、『TPP交渉は農業問題にす
ぎないと思わせたい』派は、新たな議論を展開する段階
に入ったよ
うですね。

いわく・・

 現状では放っておいても日本の農業には未来がない

といった論旨です。

 こんな農業に誰がした

みたいな言い方もあるみたいで/笑。

そのうえで、

 農林水産業をどう建て直し、競争力を高めていくか

という問題提起を行い、解決策として
 
  規模の拡大をはかる
  そのための農業の法人化をすすめる

ことを、早急におこなうことを主張していくようですね。「農業の
救済策となるような対策をおこなっていくためにも、だからこそ農
業問題にすぎないTPP交渉はすすめていくべきなのだよ
」みたい
なそんなご主張なのでしょう。
 
 大規模化した農業に、企業的なセンスと資金とを持ち込む

といった話になるのだろうと思います。

しかしですね、いち農業関係者としては、たとえば こんな話しを
思い浮かべずにきはおられない
んです。農業に関心のある、いゃ関
関心がなくとも、広告活動を一度でも 見た方が多いはずの、この
農業関係の会社
 も 

 ■ 大規模経営によるスケールメリット
 ■ 生産物を最終段階まで育て上げることもできる経営

を売り物にしていたのですよね。 こちらの会社 です。


▼ 面積がいらない農業もあるんですよ。こちらです。

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