河には、たくさんいたウナギの稚魚の思い出。
ニホンウナギが、とうとう絶滅危惧種に指定されたというニュース
を受けての、当ブログでのウナギの記事 の再掲載となります。
ひきつづいて 昨年1月の記事ですが、よろしかったらご参考に。
↓
市場に出回っているウナギの蒲焼きに使用されるウナギのほとんどは、養殖
されたものだといわれています。しかし養殖とはいっても、その養殖される
ウナギの稚魚は、天然のもの・・・人工的に繁殖させる技術が確立していな
いウナギでは、海から川に溯上してくるウナギの稚魚を捕獲して育てあげて
いるのが、ウナギ養殖の実態なんですね。
そんなウナギの稚魚であるシラスウナギの捕獲数が年々減少していますよ。
昭和32年 207トン → 平成20年 9トン !
これがシラスウナギの全国での数字でみた捕獲実績です。これほどまでに捕
獲される稚魚の数が激減している・・・まさに危機的な情況です。
その原因としては、ここのところの温暖化や、今年のような極端な低温とい
った気象の変化によるもの、エル・ニーニョやラ・ニーニャの影響及び潮流
の変化といった海の環境の変化、さらにはアマモ場の喪失やコンクリート護
岸の影響、さらには水質汚染や乱獲によるものといった人為的な影響などが
推測されています〔おそらくはいろいろな要因が複合的に影響しているのでしょう〕。
それにしても ウナギ です。
人気の食材として、日本人にとって大変身近な存在であるウナギ。
であると同時に、
いまだに 多くの謎を秘めた生き物であるウナギ 。
日本で続く数年越しのシラスウナギ狂想曲を横目でにらみながら、これからも
ウナギは〔その不思議な産卵行動も含めて〕人の予想を大きく超えた生命活
動をとり続けていくのでしょう。
願わくば、漁師さんのためにも、ウナギ好きな方のためにも、日本の経済の
ためにも、そしてウナギ自身の生活史に関わる水環境の改善のためにも、か
つての日本のように丼いっぱいのウナギが普通に獲れるような時代が復活し
てほしいなと思っています。
そして個人的な昭和40年代の思い出ですが・・・コンクリートによる護岸
工事がはじまっていなかった当時の 南九州の大河川の河口付近の岸では、
干潮時には砂や泥の浅瀬が残っており、厳寒期にはそこにゴカイなどの生物
とともに、シラスウナギの姿が多数見られたものでした。
川石を裏返しにすると数匹の半透明のシラスウナギが、くねくね、くねくね。
そのころには、丼鉢にいっぱいのシラスウナギも、 そう珍しいものでは
なかったはずです。・・・いまとなっては懐かしい思い出ですねぇ。
◎ タイムマシンがあれば 当時にもどって磯遊びしてみたいなって、
おもいます。
「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」
ニホンウナギが、とうとう絶滅危惧種に指定されたというニュース
を受けての、当ブログでのウナギの記事 の再掲載となります。
ひきつづいて 昨年1月の記事ですが、よろしかったらご参考に。
↓
市場に出回っているウナギの蒲焼きに使用されるウナギのほとんどは、養殖
されたものだといわれています。しかし養殖とはいっても、その養殖される
ウナギの稚魚は、天然のもの・・・人工的に繁殖させる技術が確立していな
いウナギでは、海から川に溯上してくるウナギの稚魚を捕獲して育てあげて
いるのが、ウナギ養殖の実態なんですね。
そんなウナギの稚魚であるシラスウナギの捕獲数が年々減少していますよ。
昭和32年 207トン → 平成20年 9トン !
これがシラスウナギの全国での数字でみた捕獲実績です。これほどまでに捕
獲される稚魚の数が激減している・・・まさに危機的な情況です。
その原因としては、ここのところの温暖化や、今年のような極端な低温とい
った気象の変化によるもの、エル・ニーニョやラ・ニーニャの影響及び潮流
の変化といった海の環境の変化、さらにはアマモ場の喪失やコンクリート護
岸の影響、さらには水質汚染や乱獲によるものといった人為的な影響などが
推測されています〔おそらくはいろいろな要因が複合的に影響しているのでしょう〕。
それにしても ウナギ です。
人気の食材として、日本人にとって大変身近な存在であるウナギ。
であると同時に、
いまだに 多くの謎を秘めた生き物であるウナギ 。
日本で続く数年越しのシラスウナギ狂想曲を横目でにらみながら、これからも
ウナギは〔その不思議な産卵行動も含めて〕人の予想を大きく超えた生命活
動をとり続けていくのでしょう。
願わくば、漁師さんのためにも、ウナギ好きな方のためにも、日本の経済の
ためにも、そしてウナギ自身の生活史に関わる水環境の改善のためにも、か
つての日本のように丼いっぱいのウナギが普通に獲れるような時代が復活し
てほしいなと思っています。
そして個人的な昭和40年代の思い出ですが・・・コンクリートによる護岸
工事がはじまっていなかった当時の 南九州の大河川の河口付近の岸では、
干潮時には砂や泥の浅瀬が残っており、厳寒期にはそこにゴカイなどの生物
とともに、シラスウナギの姿が多数見られたものでした。
川石を裏返しにすると数匹の半透明のシラスウナギが、くねくね、くねくね。
そのころには、丼鉢にいっぱいのシラスウナギも、 そう珍しいものでは
なかったはずです。・・・いまとなっては懐かしい思い出ですねぇ。
◎ タイムマシンがあれば 当時にもどって磯遊びしてみたいなって、
おもいます。
「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」