ちょうど穂が揃ったばかりの早期イナ作なのに。

ちょうど穂が揃ったばかりの早期イナ作なのに。


７月中の収穫を狙って３月末から４月初めに田植えされた南九州・宮崎
の沿岸部の早期コシヒカリ作は、ただいまイネの穂が出揃う時期にあた
ります。

まずこちらが、３月２５日くらいの時期に田植えされた水田の様子。
穂の出揃いが終わり・穂が重くなってきて折れ込みはじめたたとこ
ろです。


のの


そしてこちらが上の写真よりも１０日ほど遅く、４月５日らいに田植え
された水田の様子はこんなかんじ。ちょうど穂が出揃ったところです。


のの


例年よりも夜の気温が低く推移したおかげで、本年はイモチ病やモン
ガレ病などの病気も少なく、このまま生育が順調に推移すればきっと
豊作になることだろうとおもっていたのです。

しかし。

ここでどうやら台風です。４日現在の進路予想では、９日前後に宮崎
県の真上に台風８号がいる。

問題はもちろん、台風の持つ雨と風のパワーです。
まだ穂が出たばかりの柔らかいモミが、数十時間にわたってこの巨大
な台風の力で吹きさらされた、と　したらどうでしょう。

考えただけでも、ゾッとします。

ねがわくば台風８号の進路が１ミリでもいいからすこしでも南になる
ようにと、［台風が通過するまで］お祈りする日々が続きそうです。


◎　エルニーニョ現象のときは台風が少ない。進路が南寄りになる。
　　といった説もありますよね。
　　今年がエルニーニョなのかどうかは、いまだ　判然とはしませんが
　　いまのイネの状態だけを考えた場合は、とりあえず　いまだけでも
　　エルニーニョ現象であってほしい［身勝手は承知の上で］。

　　「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」