グリーンブレーカーズ by 高木肥料店

農業の現場の おはなしなどなど。

照葉樹林に点るあの明かりを探して。

2014-07-15 11:31:55 | Weblog
照葉樹林に点るあの明かりを探して。

夕暮れになるのを見計らって、雨の照葉樹林に入る。聴こえるのは波の音と、
ききおぼえがあるが何の声がわからない鳥の声、そしてカエルの声。

梅雨時の林の中は、意外ににぎやかだ。

そんな声も、ときおり激しくなる雨の音にかき消される。3日にあけず定期
的に降雨のある本年だが、とくにここのところの台風8号から延びる雨雲の
雨量は すごい。

まあ、だからこそ、きょうは、この場所にいるのではあるが。

さあ、めぼしをつけていたシイの木はもうすぐ。落ち葉を 踏みしみて、滑
らないように山道を登る。

あった、あのシイの木だ。

シイの木の倒木のそばで、はやる心を躍落ち着かせて、暗闇になるのを待つ。
南国とはいえ、厚い雨雲に覆われている今宵の闇の訪れは、予想以上に早か
った。

そんな暗闇の中、身の丈2・3センチの彼らは昼間とは別の顔を見せ始める。

シイノトモシビタケ / 学名 Mycena lux-coeli 。 306481md.jpg

つまり椎の木には生える灯火のようなキノコである。伊豆諸島・八丈島特産と
考えられていたが、現在では紀伊半島、六甲山、大分県、宮崎県、 そして
現在では たしか沖縄でも発見された、日本の発光キノコの一種・・・。

この幻想的な光を放つキノコを見ると、いつも思う。

肉食性だといわれているホタルだけれど、じつは、こっそりとこのキノコ
を食べてやがるな
」、と/笑。

いつかホタルの犯行現場を押さえてやろうと思いながら、数年がすぎた。
このぶんでは、もう少し時間がかかりそうです/笑。

シイノトモシビタケのもっとたくさんの画像は こちら 。


◎ 定期的な降雨がるせいで、ことしは家の庭にもアマガエルが
  たくさん。ちなみにカラ梅雨の年は、カナヘビが たくさん。

51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg 「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」