グリーンブレーカーズ by 高木肥料店

農業の現場の おはなしなどなど。

「水中を自在に泳ぐモグラ」を見た。

2014-07-27 01:04:30 | Weblog
「水中を自在に泳ぐモグラ」を見た。

いまから5年以上も前のこと。

夏は海よりも渓流[かわ]ということで、暑気払いに膝下ほどの清流でシュノー
ケリングしていたときのことです。マスクの右手のほうから、ヒトのこぶしほど
の長い尻尾がついた茶色いタワシ状の物体が流れに逆らって流れてきたかと思うと
いきなりすごいスピードで潜水しそのまま岸辺の岩陰のほうに泳いでいきました。

 なに?いまのはなんだ?

と、岩陰の先までいってみると、その先には川岸。ということは、あの尻尾のつ
いたタワシは、いきついた岸から陸に上がって歩いていったことになります。

 姿はモグラみたいだけれど、尻尾があるのをみるとネズミ?

そんな動物なんているはずもない、何かの拍子に水に落ちた野ネズミの死に物狂
いの泳法をみせられたのかもしれないな・・・と勝手に解釈していたところ、後
日そんな生物が実際に存在していることを新聞で見て知ったのです。


それが 左下のこの小さい動物である → 長田小学校.jpg

ニホンカワネズミです。

そう、ニホンカワネズミとは「モグラでもなくもちろんネズミでもないのだが、
ネズミのような尻尾と水かきのついた足を持ち、清流を自在に泳ぎ回りながら
水中や水辺で魚類・カエル・水生昆虫等の小動物を捕食し、河畔の土中や石の
下に営巣するというモグラの仲間である動物
」だったのです。

この清流にしか棲まないというカワネズミ、地方によっては「水中モグラ」と
もよばれていることを、その5年ほど前の新聞記事[宮崎県三股町・長田小
学校のやまめクラブの活動とともに
]は伝えていましたよ[こちら]。

いやー、しかしです。
世の中って、ほんとに広いものですね。

まさか、 水中を泳ぐモグラというか、水中でも生活できるネズミというか、
そんな生き物がほんとに日本にいるなんて。いまではテレビで取り上げられた
り、施設で飼われてるようにもなって[ユーチューブは こちら]結構有名に
なりましたが、当時はほんとにびっくりものでした。

ということで今回は、[マスコミに登場するのは むしろカッパよりも少ない
かもしれない
]ニホンカワネズミという生き物のご紹介でした。


◎ 予備知識がないまま、たとえばカピバラやシャンハイハナスッポンに
  遭遇したとしたら・・・きっと “ネズミ”や“スッポン” の化け物
  [イコール妖怪]だと思い込んでしまうのも無理ないことなのでしょ
  うね。。

51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染