大型化や企業化、それに六次産業化ばかりが、もてはやされてますけれど。
日本は島国であるとともに国土の約73パーセントを山地が占める山国で
もあります。そのために地形が、一様ではないことがウィキペディアでは
つぎのように描写されています。
「日本は山国であるため日本の河川は流路延長に比し川床勾配が急で一気
に流れ下る。大陸を流れる川と比べたら滝のようなものである。しかも多
雨地帯にある。したがって侵食力が強く山地では深いV字谷を、盆地や平
野など山地からの出口には扇状地を発達させていることが多い。また河口
付近には厚い堆積層からなる平野を形成している。中部地方から東北地方
にかけては河岸段丘を発達させていることが多い。」
そのような複雑な地形は、四季があることとあわせて多種多様な気候を生
み出します。同じくウィキでは
「国土が南北に長いため、亜寒帯から熱帯まで地域により大きく異なる。
本州(一部地域を除く)、九州、四国、南西諸島(一部地域を除く)など
大部分は温帯に属する。そのほかは、北海道と本州の一部内陸部や高原地
帯は亜寒帯に属する。暖流である黒潮や、大陸辺縁部であるため季節に
より入れ替わる複数の気団の影響により、南方諸島の一部を除く国土の
ほとんどの地域において季節の変化が大きい。日本の気候は、列島の中央
を縦走する山岳地帯を境にして、太平洋に面している地域(太平洋側)と
日本海に面している地域(日本海側)とで大きく異なる。」
と、されています。
そこで視点を変えて、ここはひとつ日本におけるサカナ釣りでもかんがえ
てみましょうよ。
渓流もありますし、湖沼や海岸沿岸での釣りもできます。船釣りだって
できますし、もちろん集団の大型漁船を使たマグロの延縄漁が出来る場
所もある〔楽しい小物釣りもありますしね〕。ありとあらゆる釣りがで
きる。
地形や気候に適して魚種もいろいろなのですから、サカナを釣る方法や
仕掛けだっていろいろあるわけですよ。この国では、いろいろな場所に
対応したやり方で、各人が得意とする方法で、好きな魚を対象とした釣
りが展開されてきたわけです。
さて、ここで農業です。
農業もまた、釣りと同じように多種多用な日本の風土気候のなかのいろ
いろな場所に対応したやり方で、各人が得意とする方法で、それぞれの
技術にあった作物を対象とした農業が展開されてきた歴史があります。
しかし、そんななかでの農政・農業改革論です。
最近の改革論といえば、判を押したように
『集団化され大型機械を使った土地利用型作物の栽培こそが理想』
『企業化され、六次産業化された農業でないから、強くなれない』
といったような論説ばかりが幅を利かすのです。じつに不思議な話だと
は思われませんか?
これを釣りに例えて表現するとしたらですよ・・・
「個人個人が陸からの手釣りで魚釣りをやっていた川や池であって
も、会社化された集団の大型漁船を使ったマグロ延縄式の漁をや
るべし」といっているようなものではありませんか?
そんなやりかたじゃサカナは釣れない。だいいち楽しくもないですよ/笑。
日本のいろいろな場所に対応したやり方で、各人が得意とする方法で
釣りをやるからこそ、釣りは楽いし釣果もあがる。
農業だって同じだとおもうんです。
米国中西部やカナダにオーストラリアといった国のように、安く広大で平
坦な農地の割合が少ない。また発展途上国のような安価な労働力も無い。
そのうえに南北にひたすら長いために同一条件下の気候にないという日本
の風土であるのですから・・・そこで展開される農業は
『気象条件や地形に即した、個人の経験と知識を活かして行う農業』
のほうが、じつは効率が良いのではないかと思うんですよ。またそんな
農業をやれるからこそ、作物づくりは楽しいし、成績も上がるのではあ
りませんか?
というわけで今回は、集団化した大型機械を使った土地利用型作物の栽培
も、条件があう場所であれば もちろんあってもいい。しかしそれがすべ
てではないだろう・・・という「日本の農業は、サカナ釣りに似ている」私論
でした。
◎ 自給自足的な家庭菜園。これは〔漁師さんではない〕趣味としての釣り
ということになりますが、これはこれで、じつに楽しっ ♪
「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」
日本は島国であるとともに国土の約73パーセントを山地が占める山国で
もあります。そのために地形が、一様ではないことがウィキペディアでは
つぎのように描写されています。
「日本は山国であるため日本の河川は流路延長に比し川床勾配が急で一気
に流れ下る。大陸を流れる川と比べたら滝のようなものである。しかも多
雨地帯にある。したがって侵食力が強く山地では深いV字谷を、盆地や平
野など山地からの出口には扇状地を発達させていることが多い。また河口
付近には厚い堆積層からなる平野を形成している。中部地方から東北地方
にかけては河岸段丘を発達させていることが多い。」
そのような複雑な地形は、四季があることとあわせて多種多様な気候を生
み出します。同じくウィキでは
「国土が南北に長いため、亜寒帯から熱帯まで地域により大きく異なる。
本州(一部地域を除く)、九州、四国、南西諸島(一部地域を除く)など
大部分は温帯に属する。そのほかは、北海道と本州の一部内陸部や高原地
帯は亜寒帯に属する。暖流である黒潮や、大陸辺縁部であるため季節に
より入れ替わる複数の気団の影響により、南方諸島の一部を除く国土の
ほとんどの地域において季節の変化が大きい。日本の気候は、列島の中央
を縦走する山岳地帯を境にして、太平洋に面している地域(太平洋側)と
日本海に面している地域(日本海側)とで大きく異なる。」
と、されています。
そこで視点を変えて、ここはひとつ日本におけるサカナ釣りでもかんがえ
てみましょうよ。
渓流もありますし、湖沼や海岸沿岸での釣りもできます。船釣りだって
できますし、もちろん集団の大型漁船を使たマグロの延縄漁が出来る場
所もある〔楽しい小物釣りもありますしね〕。ありとあらゆる釣りがで
きる。
地形や気候に適して魚種もいろいろなのですから、サカナを釣る方法や
仕掛けだっていろいろあるわけですよ。この国では、いろいろな場所に
対応したやり方で、各人が得意とする方法で、好きな魚を対象とした釣
りが展開されてきたわけです。
さて、ここで農業です。
農業もまた、釣りと同じように多種多用な日本の風土気候のなかのいろ
いろな場所に対応したやり方で、各人が得意とする方法で、それぞれの
技術にあった作物を対象とした農業が展開されてきた歴史があります。
しかし、そんななかでの農政・農業改革論です。
最近の改革論といえば、判を押したように
『集団化され大型機械を使った土地利用型作物の栽培こそが理想』
『企業化され、六次産業化された農業でないから、強くなれない』
といったような論説ばかりが幅を利かすのです。じつに不思議な話だと
は思われませんか?
これを釣りに例えて表現するとしたらですよ・・・
「個人個人が陸からの手釣りで魚釣りをやっていた川や池であって
も、会社化された集団の大型漁船を使ったマグロ延縄式の漁をや
るべし」といっているようなものではありませんか?
そんなやりかたじゃサカナは釣れない。だいいち楽しくもないですよ/笑。
日本のいろいろな場所に対応したやり方で、各人が得意とする方法で
釣りをやるからこそ、釣りは楽いし釣果もあがる。
農業だって同じだとおもうんです。
米国中西部やカナダにオーストラリアといった国のように、安く広大で平
坦な農地の割合が少ない。また発展途上国のような安価な労働力も無い。
そのうえに南北にひたすら長いために同一条件下の気候にないという日本
の風土であるのですから・・・そこで展開される農業は
『気象条件や地形に即した、個人の経験と知識を活かして行う農業』
のほうが、じつは効率が良いのではないかと思うんですよ。またそんな
農業をやれるからこそ、作物づくりは楽しいし、成績も上がるのではあ
りませんか?
というわけで今回は、集団化した大型機械を使った土地利用型作物の栽培
も、条件があう場所であれば もちろんあってもいい。しかしそれがすべ
てではないだろう・・・という「日本の農業は、サカナ釣りに似ている」私論
でした。
◎ 自給自足的な家庭菜園。これは〔漁師さんではない〕趣味としての釣り
ということになりますが、これはこれで、じつに楽しっ ♪
