グリーンブレーカーズ by 高木肥料店

農業の現場の おはなしなどなど。

数年前までは、おめでたいことだったのだけれど。

2013-12-27 18:08:27 | Weblog
数年前までは、おめでたいことだったのだけれど。

世の中の吉か凶かは、状況で変わるものなのだなと実感することが、
おおくなってきました。
 
たとえば クマ 。クマの大群の映像です。

 クマ.jpg

これは、ルーマニア版の厄払い

クマの毛皮をまとい、歌って踊りながら家々を回るという、ルーマニア
の伝統的な新年行事

日本でいえば、獅子舞の獅子がいっぱい・・・とったところで、じつにおめ
でたい写真だなと、おととしには思ったのです。

けれど数年前からの人里におけるクマの出没や、それに伴う物的・人的
被害がおこったいま、わたくしはこの写真を見て怖いとかんじずにはおら
れません。

そして、いっぽうこちらは、おめでたい鳥〔亀は万年、ツルは千年〕で
あるツル、その ナベヅルの大群 です。

 images.jpg

こちらも、 おめでたさ満載 ともいえる写真だったはずなのですが・・・
日本各地で強毒性の鳥インフルエンザウイルスが野鳥から検出され
ることがめずらしいことではなくなった今、この写真をみて身構えない
農業関係者はおそらくいない
はずです。

わずかに数年、はっきりいえば60ケ月もたっていないはずなのに、この
心の変わりようって、いったいなんなのでしょうね。わがことながら、
驚いてしまいます。

いじょう、 かは状況で決まる というお話でした。。


◎ 厳冬となった本年。各都道府県の、とくに養鶏関係者は
  渡り鳥の数や、〔ウイルスを含んでいるかもしれない
  フンに神経を尖らせています。
  そして・・・ヒトの健康にも直結するFAОのお話は こちら です。

51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg夢で終らせない農業起業」「本当は危ない有機野菜