グリーンブレーカーズ by 高木肥料店

農業の現場の おはなしなどなど。

ラベンダーへの来訪者に、しみじみ。

2013-12-17 21:47:49 | Weblog
ラベンダーへの来訪者に、しみじみ。

クリスマスの時期に、今シーズン初のお花が咲くように目論んでいる
ラベンダー

 なにか ついているぞ 

と 気づいたのは、北風の強かった昨日。曇りだったので、寒い午後
のできごとでした。


 来訪者.jpg


右はしの前の鉢に近づいて確認すると、これが シジミチョウ。
成虫で越冬するタイプなのでしょう。


 来訪者2.jpg

 
それにしても 最高気温が10度に届かないという昨日からの曇天。
こんな寒空の天気のなかでは、さぞ寒かったことでしょう。
飛んでいる最中にラベンダーのを見つけて、 暖を求めてとにかく
とびこんだ
 ということだったのかもしれませんね。


のののの シジミチョウ.jpg


びっくりさせると、葉のなかからと飛び出してってしまいそうだった
ので、遠くから写真をとらせてもらいましたよ。

もちろん ここは宮崎ではありますが、シャッターをきりながら

 ♪ 寒い友達が 訪ねてきたよ
    遠慮はいらないから あたたまって ゆきなよ


なんていう 襟裳岬のフレーズが、頭をよぎりました。

なんとか無事に、来年の春をむかえてほしいものです。


◎ 写真のデンタータラベンダーの葉にはオイル分が多いので、
  葉のなかに潜りこむと意外に暖かいのかもしれません。

51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染





冬場の露地野菜をうまく育てるポイント。

2013-12-17 14:49:58 | Weblog
冬場の露地野菜をうまく育てるポイント。

別ブログからの記事ですが、よろしかったら。



日本列島の位置を中心としてみた場合に、地図の西の方から高気圧
が張り出し、いっぽう東の方には低気圧がある気圧配置であること
を「西高東低」の気圧配置といいますが、

この「西高東低」の気圧配置において太平洋側の天気は、晴天が多
く・雨が少ないために乾燥することが多くなります。また早朝には
放射冷却現象が起こりやすく、早朝の気温が下がることが煩雑に続
くことが常となります。

こんなときに困るのが作物栽培です。なんといっても

  水分が不足すると、作物の生育に支障がでる
  低温下では、作物の成長が緩慢になる

からです。

保温やかん水施設のあるハウスなどであれば、このような事態に対
してすぐに対処することも可能なのですが、そうもいかないのがキ
ャベツやハクサイなどの重量野菜の露地栽培です。
たとえば葉の巻きが悪くなる兆候がではじめ、生育の停滞状況に陥
り始めたと気づいて、乾燥低温下の条件下で追肥やかん水などの対
策をあわてて実行したとしても

 ● 乾燥低温下では、肥料の分解がおそい
 ● 乾燥低温下では、作物の根の動きが緩慢になる
 ● 乾燥低温下では、膨大な量の水が必要となる

ということから、追肥の効果があらわれにくい状態になることも往
々にしてあるからです。

そこでこんなときのベターな対策として農家さんにお薦めするのが
アンモニア態チッソから分解のすすんだか
たちで
〕作物に吸収されやすい

 はじめから硝酸態チッソのかたちになった資材

を使用してもらうことになります。たとえば こちら 。
この資材は、低温・乾燥の条件化でおこりやすい作物の石灰欠乏に
も対処
できることになるの重宝しています。一回当りの使用量が、
10アール/330坪の面積に対して20キロ程度の少量で効果
あらわれることもうれしいですね。

ということで今回は、低温下の雨が少ない条件下でのとくに露地栽
培における硝酸×カルシウム資材の施用効果についてのご報告でした。


◎ 作物の生育にたいしては、おかれた環境条件にあわせて  
  必要な成分を・適量やることが大切であるということでも
  ありますね。 → 適量散布に関連した回は こちら 。

 51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg夢で終らせない農業起業」「本当は危ない有機野菜