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ノロウイルスが原因とみられる感染性胃腸炎が流行の兆し。

2012-12-05 14:46:17 | Weblog
ノロウイルスが原因とみられる感染性胃腸炎が流行の兆し。


27日分ですが、再掲載です。よろしかったら。

 ↓

下痢や嘔吐(おうと)を繰り返す感染性胃腸炎の患者が急増し、流行期を
迎えつつあることが、国立感染症研究所の調査でわかりました。

「最新の1週間(5~11日)で、全国3千カ所の小児科で確認された
 患者は1カ所当たり平均8.75人で4週連続の増加。患者の中心は
 乳幼児で、0~5歳までの患者が全体の6割以上を占める。宮崎、福
 岡、熊本などの九州地方や西日本を中心に全国的に増える傾向・・・」


ということでですので、注意が必要ですね。 ニュースは こちら

そして、このノロウイルス。

感染したヒトから、感染していないヒトへの感染」が、おこりやすい
ことに、特徴があります。
つまり「ノロウイルスに汚染されたヒトの手などによって汚染を受けた
食品
」を食べたヒトが感染してしまう。

これが、厄介なのです。

ちなみに一昨年までの過去のノロウイルスの発生状況ですが、


 一昨年までの状況   t02200377_0292050010421335452.jpg 


12月初旬から年末にかけてに感染のピークがきていることがわかりま
すし、学校関係が冬休みに入る時期になると、とたんに発生が減るのも
わかります。これなどは、ノロウイルスが「ヒトからヒト」感染の典型
的なタイプのウイルスであることを証明するものだといえるのではない
でしょうか。

そして、12月初旬から年末にかけての、そのようなノロウイルスによ
る食中毒が起こる原因のひとつとして考えられるものとして・・・
挙げられるのは、その時期に幼稚園や学校関係で行なわれることの
多い モチつき大会などです。

そこで このような行事に臨んで何よりも大切になるのは、 手洗い

とくに調理の前後に、手洗いを徹底することが大事だといえますよ。
そのうえで

  まな板や包丁、ハシや皿などを清潔に保つ
  モチを手でちぎったりするときには、手洗いを徹底する
  モチをきな粉などで調味するときにも、手洗いを徹底する

といった対策をとることで、食中毒の発生を予防できることがわかって
いますから、とくに 衛生観念の少ない小さなお子さまの手洗い
については、大人が充分に注意してあげたい
 ものですよね。

といったわけで、流行しつつあるノロウイルスが原因とみられる感染性
胃腸炎についてのおはなしでした。


▼ 近年になってからの、このウイルスによる食中毒の急増は、「上水
  から下水に、そしてまた上水に至る日本の水の循環」に限界

  きはじめてているようにも思われたり。

51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg 「夢で終らせない農業起業」「 本当は危ない有機野菜