グリーンブレーカーズ by 高木肥料店

農業の現場の おはなしなどなど。

放射性物質を自分で測定するレンタルスペースについて。

2012-01-18 16:00:19 | Weblog
放射性物質を自分で測定するレンタルスペースについて。

消費者庁が放射能測定器の150台の導入を行ったことで、各自治体で無
料検査ができるようになったとはいうものの、機器の数が圧倒的に少ない
という事態が〔事故から10ケ月たったいまでも〕続いています。

東北や関東の現場では「気になる食品を検査に持っていっても、検査が予
約待ちになる」といったケースも多いということです。日ごろ食べている
ものに、どのぐらい放射性物質が含まれているか知りたいのは、消費者と
しての当然の要求だと思うのですが、じつに残念な状況であるといえます
よね。

そんなときに耳にしたのが、ベクミルのはなしです。

「ベクミル」とは、ドイツ製の機器を使用した放射能測定器レンタルスペース
利用者が自身の手で機器を操作し、食品や土壌などの放射性セシウム含有
量を計測することができるという施設です。

「ベクミル」のホームページは こちら 。

昨年10月に千葉県柏市にオープンしたのに続き、12月には東京上野に
2号店も開設されたということですので、とりあえずのご紹介でした。

そしてなんといっても農家さんです。取引先などからの要請で土や生産物
の数値を早急に調べなければならない場合
などには、「ベクミル」はじつ
に重宝な施設だと思うんですよ。


▼ 厚生労働省は食品に含まれる放射性セシウムについて、4月から実施
  する新たな基準値を設けたわけですが・・・このまま各地の検査機器
  の数が増えていかないようであれば、せっかくの厳しい基準値も、
  “絵に書いた餅”になってしまいそうですね。

51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染