脳脊髄液減少症患者のつぶやき、「とりあえず、生きてみよか・・・。」

過去から現在へ、脳脊髄液減少症、体験克服記。

菜の花

2007年04月01日 | 小さな幸せ
食用で買った、菜の花。

ゆでて食べようとしたら、

緑の固いつぼみの間から、

きいろの花びらがのぞいてた。


なんだか、かわいそうになってしまって、

ゆでられなくなった。


下の茎のところだけ食べることにして、

上の花のつぼみは、茶碗に水を張ってさしておいた。


1日、2日とどんどん黄色の花びらが咲いて開いていく


3日たったら、

花であふれんばかりになって、

茶碗の中が、小さな菜の花ばたけになっていた。


「脳脊髄液減少症」の私の目は、

パソコンの画面では、赤や黄色の原色は目にきつくて、

チカチカしてつらいのに、

菜の花の黄色は、なぜか目にやさしい。


見ていると、気持ちがふわっと明るくなる色。

きいろは、元気の出る色。


テーブルの上が、そこだけ、ぱっと明るく感じる。

やさしい気持ちになる、うきうきするような、春の色。


具合が悪くて、なかなか外に出かけられない私に

一足早く、小さな菜の花畑を見せてくれた、

ゆでて食べられるはずだった、菜の花。


少ししか食べなかったから、

少ししか、体の栄養はもらえなかったけど、


たくさん目と脳に元気と刺激をくれて、

たくさん、心の栄養をくれた菜の花。


私も、生きているうちに、

人生に、

もう「ひと花」、咲かせたいなぁ・・・。




コメント (35)
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