さてさて 今回は高松の奥座敷と呼ばれる塩江町の「行基の湯」行ってきました。 たぶん牡蠣くさいはずだし、綺麗な格好で食べに来るなと店の人に言われたため、トレーナーにジーンズという格好のアタシたちは、シャレた場所に遊びに行けません。行き先は萎びた温泉となりました。 ←萎びてはいません。昔から名の知れた名湯/塩江(しおのえ)温泉っす
てってけてーと橋を渡り行基の湯へむかうテルさん。問題は入浴したら吐いちゃうかもしれないってくらい腹いっぱいなことだけです。
脱衣所は暖かい雰囲気の木造り。脱衣カゴも なんだか可愛いでしょ。昔ながらの体重計。そして“かわや”って でも ここの脱衣所とっても使いやすかったわ♪
名湯のはずが 人っ子一人見あたらず 大人430円で貸し切りじゃーん こんな木材で作られた内風呂は大好きー♪
少し塩素臭いけど泉質無臭。なんだか肌にピリピリくるお湯です。こんな山奥で「塩」ってことは塩分濃度の高い温泉なのかな~?それとも体が冷えててピリピリしてるだけなのかな~?なんて思ってつかってましたが ピリピリ感は結局最後までとれず なんだか入浴時間のわりに温まった気がしません。ムムム
塩江温泉は冷泉ってことだから沸かしてる間に効能が薄れるのかしらね?源泉が遠いとかー?
地下に岩風呂があり 室温60℃程度のサウナがあったそうです。
これは脱衣所の天井。見上げてビックリさ。浴室もこんな大きな丸い梁があり なんだか懐かしく温かい雰囲気。そもそも浴室のガラス戸が古臭い格子戸ってのがナイスです。湯船の枠に使われてる木材も「どこの寺が放出したんすかっ?」ってくらい太かった。
の~んびり着替えていると ジワジワと塩江のパワーに包まれ癒されるアタシ。「温まらん!!」なんて思ってたのは入浴中だけだったようで じつは体が芯から温まっていたことに気が付きました。浴後に噴出すような汗はない。でも体は不思議にホッカホカ。フッ素イオンとメタホウ酸の含有率が高いらしいです。
近隣の新しい温泉地に人気を奪われつつあるとはいえ、さすが讃岐第一の温泉郷 塩江。やっぱ温泉は「お湯の力」が大事なんだなーと実感できました。驚くことに帰宅しても体はホッカホカ。名湯は錆びれても名湯です!
あとねー塩江の人はみんな穏やかで優しいのです。浴室に入ってきた人も 脱衣所で着替えてる人も(3人だけだけど)みんな 優しい声で挨拶してくれるんです。温泉に行って デカイ声で話しかけられなかったのはじめて。たいていフレンドリーで声の大きなジモヤンが見慣れぬ入浴客に探りを入れて 無作法をしているとビシッとたしなめたりするのが常なのに。そんな雰囲気は全く無くて“のんびり一緒に温まりましょ~”って感じ。お土地柄なのかしらね~行基さまの教えなのか。なかなか良いぞ 塩江温泉