粗忽な夕べの想い

落語の演目(粗忽長屋)とモーツアルトの歌曲(夕べの想い)を合成しただけで深い意味はありません

福島県内の出荷制限

2015-01-13 18:41:05 | 福島への思い

昨日のブログで福島県内の母親が、義父が家庭菜園で作った野菜を子供たちに食べさせない話を書いた。そこで、それに関連して現在、福島ではどんな産品が出荷制限されているのかをネットで調べてみた。

農林水産省ホームページ「出荷制限要請等の状況(11月21日更新)に詳しく出ている。正直言って、今も青森から千葉まで東日本全域で制限が行われいるこtに驚いた。しかし、農産品をみると、シイタケなどを除けば、ほとんどが野生の産品が圧倒的に多いことがわかる。人工的に栽培したり畜産したものはまず現在は集荷制限は免れている。

そのうち特に福島県に注目してみる。いまだに避難指示区域といわれる住民の帰還が制限されている地域を除けば、1青果関係では、ウメ、ゆず、クリ、原木しいたけ、原木なめこ、きのこ類、たけのこ、うど、くささてつ、たらのめ、ふきのとう、わさび、こしあぶら、ぜんまい、わらび、ふき、うわばみそう、となる。

一部樹木、原木しいたけなどのキノコ類、山菜類だ。多くが野生と露地といった特殊な産品だ。いわゆる栽培した野菜というものはもはや福島でも出荷制限を免れている。栽培の場合は、事故後土壌を入れ替えたりして、被曝の影響を極力減らす努力がおこなれたことが大きいのではないか。

NHKの特集番組で登場する母親の義父が栽培する家庭農園も、過去の放射線の検査でも不検出のようなので、そうした配慮がなされたものと考えられる。だから、テレビで登場する母親はあまり心配しないで子供においしいキャベツを食べさせてあげてほしい、と他人事ながら思うのだが。

もっとも、この母親とて福島の産品でも検査を通過したものは気にせず食べているようだ。もはや、福島の農産品がどうのいうこと自体は過去の話だ。テレビによく登場する女性コメンテーターがかつて「福島の食品は食べない」などと公言していた。いまだにそれを実行しているとしたら、単なる意固地お姉さんでしかない。

 

コメントを投稿