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ヤマハ初のV型2スト!TZR250R。(番外編vol.918)

2015年09月19日 09時28分21秒 | Weblog
1986年にホンダから「NSR250R」がクラス初の2ストV型2気筒エンジン搭載車として登場し、

これに対抗すべくヤマハも1989年に後方排気の「TZR250」3MA型を登場させるのですが、

この時点では、まだ、なぜか並列エンジンでした。

さらに、スズキからも1988年にV型2気筒エンジンを搭載した「RGV250γ」が登場し、

カワサキとヤマハだけがV型でない状態になってしまうのですが、

カワサキの2ストレプリカだった「KR-1」はその進化をやめてしまったため、

残るはヤマハのみとなってしまいます。

そこに満を持して登場したのがこの「TZR250R」3XV型だったんですよね。

V型エンジンを搭載したこのモデルより「R」が最後につきます。

で、初期モデルの登場は1991年から。

3度のマイナーチャンジが行われ1999年まで生産されます。

当時、まだ峠を攻めていたボクとしては「やっと出たか!」って感じで、

とても興奮した記憶があります。

峠を走るヤマハ・ファンは、2ストV型エンジンを搭載した新型モデルの登場を

首を長くして待ってたんですよね。(笑)

後方排気の「TZR250」3MA型でも十分な戦闘力はあったのですが、

やはり「NSR250R」や「RGV250γ」の安定した加速力は魅力的でした。

で、初期モデルの「TZR250R」3XV型ですが、

エンジンは水冷式2ストV型2気筒DOHC4バルブで、排気量は250cc。

ノーマルの最高出力は馬力規制で43psほどですが、リミッターカットと吸排気の交換で、

パワーは70psあたりまで上り、最高速も200km近く出るバイクに変貌します。

まさに中排気量のモンスターです。

トータル性能は若干「NSR250R」に劣ると言われていますが、

見えないところにこだわりを見せるヤマハの作りは、細部に渡ってしっかりしたものです。

今見てもスタイル完成度は高いですね!(笑)