ポンティアック・GTO（5代目）。

アメリカGM社の子会社にあたるポンティアック社で作られた

「ポンティアック・GTO」の5代目ですよ。

ボディは2ドアクーペの1種類。

古くは64年から存在した「ポンティアック・GTO」マッスルカーの子孫になります。

登場は04年からで06年の3年間、販売されています。

しかも1つ前のモデルの4代目から30年近く間が空いての登場でした。

GM社としてはかなり期待を込めて開発したようですが、

結局は失敗車の道を歩むことになってしまいます。

この「ポンティアック・GTO」は60年代から70年代にあった、

初代や2代目の人気モデルにあやかろうとして、

そのコンセプトをそのまま引き継いだことに大きな原因があったようですね。

6,000ccオーバーの大排気量アメリカンV型8気筒エンジンは、

すでに時代のニーズにあってなかったようです。

また逆にデザインがダッジ・チャージャーやフォード・マスタングのように、

近代的でありながら初代をそのままイメージした外観デザインに対して、

「ポンティアック・GTO」は逆に初代のイメージとは違う、

まったく新しいデザインが魅力として欠けていたことも要因だったようです。

結局、6代目の登場はなく、廃盤車となってしまう訳ですが、

FR駆動ということで、アメリカのドリフト選手権などで、

ベース車として仕様されているようです。

ターボ車やスーパーチャジャー車に負けないビッグ排気量エンジンが、

ここでは有効に使われているようですね！