ランボルギーニ・ミウラ。

トラクター製造やエアコンを製造していた「ランボルギーニ」社が、

自社で本格的なスーパースポーツ車を開発した第一弾がこの「ミウラ」ですよ。

社長のフェルッチオ・ランボルギーニさんが、

同じイタリアのメーカー、フェラーリに対抗して作ったモデルです。

日本人なら多分誰でも感じてると思うのですが、

「ミウラ」って日本人の名字みたいな名前ですよねぇ。

でも、実はこの「ミウラ」というネーミングには由来があって、

イタリアの伝説の闘牛牧場ミウラの名にちなんで命名されています。

「ミウラ」ってイタリアでは珍しくないよくある名前なんですね。

だから「ランボルギーニ社」のエンブレムも闘牛です。

66年に販売が開始されるのですが、生産終了する73年までに

生産された台数はわずかに750台。

現在、生存してるクルマは、ほんのわずかと言われています。

理由は製造の大半が人間によるハンドメイドで作られていたからですが、

それに反してエンジンは凄まじく、

当時珍しかったV型12気筒の3.900ccで最高出力は350psを発生。

2シーターのミッドシップで総重量がわずかに980kgという「ミウラ」なものだから、

相当に速かったことを物語っていますよね。

ラインナップとしては「P400」「P400S」「P400SV」とあります。

最後の「P400SV」は150台作られましたが、

有名なあのフランク・シナトラもオーナーでした。

次世代のクルマ、カウンタックに製造ラインを明け渡すため生産中止になりますが、

今でも「ミウラ」を愛する人達は大勢いると言われています！