eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

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極小油量遮断器(Tシャルタ)交換

2020年01月13日 | eつれづれ

Tシャルタ。

41年前の製造品。

ゴミとする前にどんな中身なのかを考察。
筒より引っ張り上げたのが固定端子なのか...下が可動リンク機構でもあるので。

接点部分。
タンク式より極小油量と言うので油はこの筒だけに入っている。
下部のロット棒が、これに刺さる様だ...三菱の柱上PGSもこんな感じ。
短絡しゃ断時は中の油がオリフィスを経て云々とある...。

1972年、電気書院発行の最近のしゃ断器と応用技術にあったものをUP...フムフム判ったか!。

10年以上前に三菱の電動蓄勢バネ式の真空遮断器に交換した。
これの切替配線、操作CAD図面、本体制御線配線替え真空遮断器本体、交換後のOC.DGR継電器試験一式、針金電気ヤが全てやったので、当時は結構儲かったゾ。

写真データがあったのでUPしたが、もう極小油量遮断器(Tシャルタ)は見られないカモ...電気技術の過渡期に針金電気ヤも生きた感じだ。






交換工事のファイルに極小油量遮断器(Tシャルタ)取説があったので一部UPする。
油補充方法とあるが今は真空遮断器オンリーとなりコンパクト、メンテナンスフリーとなった。
油入機器ついでに昔の画像UP。

66kVの油入タンク変流器(CT)。

中央は154kV空気遮断器(ABB)で動作時はバーンと大きな破裂音がした...騒音公害そのもの。

右は圧縮空気で作動するラインスイッチ(高圧で言う断路器(DS))。

275kVのアレスター?だったか...。

同じく275kVラインスイッチ。
中央でバシャーンと閉路となる...碍子が圧縮空気で回転する。
左側奥にブロッキングコイルが見える。
電力変電所の強電扱う仕事は本物の技術者かも知れない!。
針金電気ヤも自家用66kV特高変電所に20年程度在職していたが、ソチラはホッタラかして製造設備の省力化制御設計、施工配線、立ち上げを電気課員3名でやっていた。
何せ外注盤やはシステムが判らないのでお呼びでなく内作が主だった。

275kV変電所のSF6ガス遮断器(GCB)

275kV変電所のブロッキングコイル...変電所は、まだ工事中での撮影。
今となれば貴重な画像かも知れないが当時の設備は健在なのか...撮影は昭和46年当たりなので!。
オソマツ