eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

電気の出来事を技術者向けに適宜up中。
質問等はコメント欄にて。

地絡事故のVo.Io計算エクセル

2013年08月19日 | eつれづれ
電力変電所側の地絡電圧、電流計算エクセル。

150Ωで地絡した例。

4000Ωで地絡した例。

1MΩで地絡した例。
自家用側のPAS動作検証、地絡電圧、電流計算エクセルをドッキングしたので配電線、静電容量、地絡抵抗を入力すると直ぐ数値が判る。
設定値よりオーバーし継電器動作時は赤文字で動作、不動作時は青文字に変化する。
これは、どこにも無いオリジナル本物の技術者なら使えるかも...巷には地絡事故の文献は捨てる位に多くあるが、入力を変えて技術誌面の数値検証が直ぐ出来る。
OVG電圧設定(%でなくV設定)セル内、一部手直し。

自家用側の地絡事故Vo.Io値計算

2013年08月19日 | eつれづれ
地絡事故における地絡抵抗1000MΩ!!(1000000000Ω)時は当然Vo.Ioとも0である。

地絡抵抗が300Ωに低下した場合、Vo電圧は1,874Vまで上昇しIo電流は0.187A(187mA)Tが流れPASは動作する事が判る。現実は高抵抗時微地絡を繰り返すがある程度の値まで来ると一気に流れ出す...これは素人でも理解出来る。先の3ヶ月前には波及事故例の様に高絶縁抵抗値だったが....幾ら保安管理していても運良くリスク回避出来る幸運に恵まれのは希...起きるときは何時でもおきるのが現実。

電力会社配電線側の静電容量、自家用側の高圧ケーブル太さ、長さの静電容量等によっても数値は変化してくる。(これは黄色セル内に任意の数値を入れる)