eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

電気の出来事を技術者向けに適宜up中。
質問等はコメント欄にて。

ヘボ感たよりの原因探求...

2013年08月05日 | eつれづれ
サイロよりコンベアラインに入って来るが、もう制御盤は社員の電気主任技術者が勝手に追加して図面も無しグチャグチャ状態。主電源の漏電ブレーカが自動に入れるとしゃ断...朝から呼び出し電話。こりゃーヘボ感だけで調べる他無し、コモン渡りが多数あり1つ1つたどるしか無いがせめて制御図面さえあれば!!制御盤全部の作り直しを進言。

漸く不良回路を切り離しを行い運転再開...梱包、計量これより2袋、10kgにセットし自動で紙袋へ入れる...最終はパレタイザロボットにて積み上げる。


「虚数」という不思議な数...一線地絡事故

2013年08月05日 | eつれづれ
新聞に載っていた虚数iの解説...。

一線地絡事故における配電変電所からみた各種エクセル。

配電線が持っている静電容量μFと地絡事故発生時の抵抗を入力するとIo.Vo他、位相角が出てくる。(エクセル中のiが虚数)

静電容量6.915μF、地絡抵抗150Ωで一線地絡した時、Ig、Icは12A流れ、地絡電圧入力は71%となる。最近は高圧ケーブルの長さ、口径の大容量化に伴って20Aも流れる記事もあるが地絡事故のイメージが判れば良い。

静電容量2μFにした場合、Igは2A流れVoは3500V程度に上昇し対地電圧6600/√3=3810Vに近くなる。