みんな・江田幹事長を“更迭” 後任に浅尾氏
参議院選挙を受けた臨時国会が７日に閉会します。野党のみんなの党では、渡辺代表が江田幹事長を事実上更迭する人事案を提示して了承され亀裂が決定的になりました。
民主党、みんなの党、共産党、生活の党、社民党の野党５党が発表した声明では、麻生副総理が日本を代表して国際会議に出席することは国益を損なうとして、自ら辞任するか安倍総理が罷免することを要求しているほか、衆議院予算委員会での集中審議も求めています。民主党の高木国対委員長らは声明を届けようと総理官邸に行きましたが、面会の予約がないとして官邸には入れませんでした。政府・与党側は、麻生氏が発言を撤回していることから、審議などに応じない姿勢です。
また、民主党の参議院執行部の人事が遅れた影響で参議院の常任委員長がなかなか決まらず、自民党が６日に民主党の３人の委員長の解任決議案を提出する異例の展開となっていました。自民党と民主党は協議を続けた結果、民主党に内閣委員長などのポストを割り振ることでようやく合意し、午後の参議院本会議で委員長を決定、臨時国会は閉会します。
「皆さまからご信任をいただき、人事を断行させていただきます。新しいみんなの党の方向性を実行をしていくための人事であります」（みんなの党 渡辺喜美代表）
みんなの党は両院議員総会を開き、渡辺代表は新たに幹事長に浅尾政調会長を充てる人事案を提示しました。江田幹事長が事実上更迭される人事案で、了承されました。渡辺代表と江田氏との間では、参院選の候補者擁立や野党再編をめぐって対立が続いてきました。江田氏は６日夜も自らに近い十数人の議員と会合を開いていて、すぐに離党する可能性は低いものの、党の分裂含みの展開が予想されます。
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ついに江田を更迭した渡辺みんなの党、党首．．．民主の細野と行動を起こすのか。
