木簡節臨 (半紙)
人はなぜ迷うのか
それは自分を飾ろうとするから。
人を羨んだり、自分を卑下したり、つい比べてしまうから
たとえば上手に書こうとか、「恥かしくない」ようにとか、意識的に表面的なことに
かかずらわっていると、書というものは、自分から遠ざかるような気がする。
自分から離れた書には迷いがあり、見る側にしたら居心地の悪いものになってしまう。
木簡の線を眺めていると、嘘がつけなくなってくる。
飾ったって駄目だ。無心に自分の力量を出しきればいいんだと思えてくる。
素直な心になれたら、それだけで書は楽しくなる。
たぶん人生もまた然り。。
突き抜ける素直な心を無意識裡に持てたなら、迷うことなく自分を発揮できるのにね。
でも、たったそれだけのことがなかなかできないわけで
そんなことを感じながら、今日も木簡に感謝
別枠で(↓)昨日に続いて、展覧会を2つご紹介しますので、ご覧下さいませ~。
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こんな世の中に生きていたら邪念だらけですよ。
筆を持っているときぐらい
「無」もしくは「快」になれるといいのにね。
素直になれる場所があれば。
そしたら、いつの日か裸の自分になれる気がします