「歓笑盡娯」吉村英僊氏
先週末、母と出かけた書展巡り。
目的は、日本書道学院の代表作家展だったんだけど、
その前に何かしら展覧会をやっているので、銀座鳩居堂に立ち寄る。
この日は、思いがけず会場に入るなり、「好き!」と思える作品に出会えたなり。
肆心(ししん)展のメンバーは、中村伸夫氏・河内君平氏・吉村英僊氏・池田英毓氏の4名。
今井凌雪一門1980年代中国書法留学生という、2つの原点からのつながりとか。
吉村氏だけ女性、男性陣は大学教授、准教授でもあり、日展・読売などの理事でもあられ。
それぞれに独特の雰囲気があり、この何ともいえない「好き感」はなんだろう・・と。
図録を頂いてしまい、拝見して、あ・・・そっか、今井凌雪一門なんだ・・
この雰囲気は、確かに、そうだ
母も私も、今井凌雪氏は好きな作家さんの一人でもあり。
特にこの、吉村氏の作品は・・いいなぁ・・ って。
自由で、かっこつけたところがなくて、
これでどうだって言わんばかりの堂々とした、突き抜けたものを感じるなり
「虚行實帰」 額も油絵用のように重厚
落款のほかに「行」と「帰」の間に押されていた印がこれ↑
「静観」「忘懐物我聞」「飛觴」
そして池田英毓氏の『四魂 「勇・親・愛・智」』
中村伸夫氏の「有為法」
河内君平氏の「苦鐵道人詩」
いい作品を書けたらと思いつつ「印象に残る」とは何なんだろう・・と、ふと
吉村氏のプロフィールには、敢えて「専業主婦」の文字が。
そんなところも、なんだかかっこいい
写真もブログ掲載も、了承を頂いています。
吉村さま、ありがとうございました
今日は奎星展に行って来ま~す。
私はまだまだだぁ・・ いつかこんな突き抜けた作品書けるといいなぁ。