心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

書の品格は

2010-11-19 | つれづれ
                         (半紙)

昨日の書道教室で書いた、千字文一節「節義簾退」せつぎれんたい
節度をわきまえた正しい行い、清廉潔白な謙虚な心。

義の終筆の伸びに対して、簾の一画目を伸び~としてみた。
また遊びすぎ・・って言われそうだけど 

色は同じにしながらも、しらじらしくなく個を出すというのはなかなか難しく 
まともに書くと味気なく、奇をてらうと品がなくなり。


敬愛する 上田桑鳩 の作品は、大胆な遊び心に溢れながらも品格があるのでして。
その「品」は、どこから来て、どこから滲み出ているのかと、
ここ数日、図録の作品を眺める日々。

書だけを学んでいても、桑鳩のようなどでかいスケールの作品は書けないわけで。

あぁ・・もっと心も磨かねばのぉ 


昨年筆の里工房での「上田桑鳩 書展」ちらしから

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2 コメント

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Unknown (ゼロヨン)
2010-11-20 14:37:03
伸び~の線もさることながら、
丸い点やタケかんむりやシンニョウのピョンとした終筆のユーモラスな部分に惹かれます

>しらじらしくなく個を出すというのはなかなか難しく
>まともに書くと味気なく、奇をてらうと品がなくなり。
え、沙於里さんでもそう思われるのですか?
驚きですが心強くもアリ(あれ?)
私も抜け出せない問題です。

いつもUPされるのは何枚も書かれた中の1枚なのでしょうか。
毎日の事なので「次の1枚をUPするんだ!」と気合の1枚かと思っていました~
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ゼロヨンさん (沙於里)
2010-11-20 16:54:08
はい・・そこいら辺は一応気にかけておりますです 
その「違い」は何なのか・・と考えるに、まずは「自然であるか」「自然でないか」なのでは・・と考えまする。

いつもUPしている作品は、たまにどうも気に入らないって時は数枚書きますが、ほとんど1枚だけです。
なにせ毎日のことですのでね
というわけで、気に入らないのもUPしている次第でして。
そうすると父から、今日のは全然よくないなってメールが来たりしとります 


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