心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

母との別れ

2020-10-02 | 母・父

               母の書

           主人不相識 偶坐為林泉 

           莫謾愁沽酒 囊中自有錢

 

 

しばらくブログを更新できなかったのは、

スマホからgooブログの編集がややこしかったということと、

6年前から父母の介護が始まっていたこともあり。

 

母は4年前、脳動脈瘤の予防の手術中に脳梗塞をおこし、

そのまま高次脳機能障害となり、リハビリを続けていました。

2年前から自宅とショートステイで、家族との時間を

過ごしてきましたが、昨年9月に亡くなりました。

 

その4年間は、父と二人三脚で、色々な出来事の中、

目まぐるしい感情が入り乱れつつも、家族としての

温かく、濃厚な貴重な時間でした。

 

家族は何でも分かり合えていると勝手に思っていましたが、

実はお互い何もわかっていなかったことに気づき、目から鱗でした。

母が最後に身を持って、家族の絆を紡いでくれたのだと感じています。

 

書が大好きだった母の影響で私も書を始め、ライバルであり

同志でもあり姉妹のようでもあり、愛して愛してやまない存在でした。

 

2年前の書展で。

母の師 故)中平南谿先生の作品(左)を見つめる母

右は母の作品「寂然不動」

 

先月、無事に一周忌を終え、以前、このブログを通して

ご縁を頂きました皆さま、お言葉をかけて下さった皆さまに、

この場を借りまして・・

ありがとうございました。

 

いつかまた母に会えた時に、作品を褒めてもらえるよう、

がんばります。

 

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