心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

父。脱走。

2017-05-18 | つれづれ

このところずっと曇り空。 五月晴れ!が恋しくなる。

昨日も仕事のあと、15日から整形外科に検査入院している父の面会に。
病室に入ると、同室の方が二人同時に、「あれ? 今帰られたよ」。

え? 

慌てて父の携帯に電話をして「今どこ?」と聞くと、「家」と、ひとこと。

は? 

で、話を聞くと、初日の処置後2日間は食事を頂いて、テレビを見て寝ているだけ。
主治医と担当医に話を聞きたいとお願いしても、一度も説明に来てくれないから
いても意味がないし、頭に来たから、と。

いやいや・・・

とりあえず、担当医の先生に事情を聞くと、もちろん途中で
帰宅はよくないけど、ちょっと父の気持ちが理解できたりもして。

再度父に電話をすると、家の鍵を病院に忘れてきて
夕方から冷えてきたというのに、玄関の外に座っている、ときた

な? 

急いで実家に向かうと、妹が来てくれていて。
よくよく父の話を聞くと、ま、気持ちはよくわかる。
でもさ、連絡ぐらいしてよね、私にはごめんね、ってひとこと言ってくれる?

ごめんね。 by 父

父ったら、あまりの不安と強ストレスで、両手、両腕に内出血の斑点があちこちに。

患者は不安を抱えて病院に来ているわけで。

そこに寄り添ってこその、治療、医療だということを言われて久しいのに
現場はまだまだ、白い巨塔のままなのかなぁとか話していたら
父は少し元気がでたみたいでした、とさ。

あ、でもね、室長さんが私のところに来て下さって
僕はお父さんのおっしゃること、間違っていないと思いますよ、って。
僕はお父さんみたいな方、好きです、って。

父に聞いたら、主治医の先生もちゃんと話を聞いてくださって
じゃあ今夜は帰宅して、明日のお昼ご飯食べに戻ってきてくれますかって
握手してくださったそうで。

このお二人を信頼して、今日木曜日はまた病院に戻り、
土曜日、無事退院できますように。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする