やめるか、続行か

2016-09-09 16:17:16 | 司法試験関連

一度は、「やめるか、続行か」を真剣に検討するのもいいと思います。

「不合格」 → 「自動更新のごとく再挑戦」というよりは、改めて自分の決意を再評価する方がいいと思います。

「やめる」という選択肢を検討してなお、「やはり受かりたい」と考えた、という手続きを踏めば、自分に厳しく勉強できると思います。「やめようと思えばやめられたのに、あえて自らの意思で茨の道を選んだ」わけですから、言い訳できないですよね。

メンタル面に関するひと工夫です。

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何番以内を目指すのか

2016-09-09 13:54:09 | 司法試験関連

5,6年前から、「1500番あたりを目指す勉強は危険だからやめるべき」と強く言ってきました。合格者の数が、2000から1800、1700、そして1500と減っていけば、この勉強スタイルの危険性は理解できると思います。

人数が現実に減ってから、「勉強方法を変えましょう」なんて言い出すのは遅すぎるのです。司法試験の場合、勉強期間が長いので、今年の受験生であれば、4,5年前のトレンドで勉強をしてきています。何年も1500番あたりを目指していた人が半年そこそこで、1000番以内を目指すとか、簡単に切り替わる訳ありません。

なので、私は、やや高めに目標設定をし、講義においても受験生に対する要求水準が少し高かったと思います。それはこのような理由からです。

人は100を目指して勉強すると、せいぜい70か80くらいにしか届きません。経験則でなんとなくわかると思います。しかし、最初から120を目標にすれば、最終的に90から100くらいまで行く可能性が高くなります。

別のエントリーで述べたとおり、今後合格者数は、合格率ベース(おそらく対受験者比率で21%前後)で調整してくると思います。このことは、受験生の数が減れば比例して合格者の絶対数が減少するということを意味します。

新たなトレンドに変わりつつある以上、意識も変えないといけません

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「フォーム改善」の必要性

2016-09-09 11:09:47 | 司法試験関連

そのうち順位が通知されると思います。私は毎年、「敗因分析に10月いっぱいかけてもいいくらい」ということをいいますが、このことは特に2500番以内の人達に強く当てはまります。

この層は、来年受かる可能性が高い層ではありますが、同時に似たような順位で落ちる危険性も高い層です。この点は本当に注意しましょう。

なぜならば、知識不足というよりは(もちろんそういう人もいる)、方向性の誤り、試験委員の意向を理解していない、という点に問題がある可能性が高いからです。要は「間違ったバッティング・フォーム」なのです。フォームの改善をしないで練習を始めるとどうなるか「間違ったフォームがより強固に身につくだけ」です。「とりあえず勉強するのはやめておけ」という趣旨はそういうことです。

フォームの改善はご存知のように難しいものがあります。だから、時間をかけてじっくり分析しろと言っているのです。間違った方向に全力で走れば、ゴールからより遠のくだけなのです。

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383人

2016-09-09 09:24:11 | 司法試験関連

今年、3回目、4回目、5回目で合格した人がたくさんいます。タイトルの数字はその人数です。更に2回目で受かった人が333人います。つまり、700名以上の合格者が、少なくとも1回は掲示板の前で涙を飲んだと言う経験があるということです。

合格後は世の中が違って見えてきますし、「自分は勝負に勝ったのだ」といいう満足感と自信、これから始まる新しい生活に期待に胸膨らんでいると思います。まぁ、極楽極楽、といったところでしょう。

しかしこの人たちは、同時に1年前の今頃は、絶望に打ち拉がれていた人たちでもあります。何度受けても弾き返される。また1年、惨めで辛い生活をしなければならない。何よりもまた来年あの過酷な試験をうけなければならない。楽しいことなんか何もない。あるのは押しつぶされそうな不安感だけ。そもそも、頑張ったところで受かる保証などありません。

今の極楽モードの彼らがあるのは、この1年、逆境に耐え、そして乗り越える努力をしたからです。

全ては自分の力で成し遂げたのです。予備校なんてのはそのきっかけを与えているに過ぎません。落ちれば辛いのは当然です。絶望的な気分にもなりますし、自分の人生どうなっちゃうんだろう、という不安感で一杯だと思います。

しかしですね、人生一寸先は闇と言いますが、一寸先は栄光の日々、ってこともあるんです。全ては自分の気持ちの持ちよう、努力のしようだと思います。辛いとは思います。でも諦めたら試合終了です。ゲームの途中でぶん投げますか?

受かるも落ちるも自分次第です。自分次第で来年の結果が変わってきます。受かって辞めるか、このまま撤退するのか。ただ、マイナスに触れている状況をプラスに転じるにはそれ相応の努力は必要です。「頑張れば受かるよ!」なんて嘘臭いことは言いません。無責任すぎます。しかしながら、まずは頑張らないと結果は絶対変わらないのも事実です。

掲示板の前で2年連続泣くのも悪くない。1回目は悔し涙。2回目は歓喜の涙。人に歴史あり、です。やる以上はやりきりましょう!

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