予備試験に向けた夏,要件事実

2010-06-30 16:50:38 | 予備試験関連
水無月最後の日。すなわーち2010年上半期も今日で終わり。明日から下半期,さもはんきんぽーですよ。早いね。ま,上半期最後だからといってこれといった「総括」をする気力もありゃーしませんがのぅ。

予備試験・新司法試験対策でこれまた気になるのが,要件事実である。新司法試験の方では,いわゆるロースクールの要件事実の定期試験のような,「要件事実どかーーん」という出題がなされているわけではない。主張立証責任という観点からの整理ができれば良いと言う程度(但し,そのように配分される(べき)理由はおさえないと駄目)。私は,要件事実そのものが新司法試験で問われているわけではなく,「要件事実的発想」が問われている,と位置づけている。

もっとも,旧司法試験の民法と新司法試験の民法はかなり問われ方が異なるので,問題への切り込み方,答案の書き方には十分慣れておいた方がいい。例えば,旧司法試験民法定番の,「三者間の法律関係を論ぜよ」的な出題ではないということである。

予備試験で要件事実がどこまで問われるかは正直ハッキリしない。しかしインプットベースは,法曹会リリースの「紛争類型別の要件事実」である(あと,法曹会リリースの「問題研究 要件事実 言い分方式による設例15題」)。岡口裁判官の「要件事実マニュアル 上・下」,「要件事実問題集」とか,大江先生の「図解要件事実シリーズ全3冊」まで手を広げる必要は無い。無いというか寧ろ手を広げては駄目である。あれらはあくまでも参考書としての使用に留めるべきである。もっとも,「紛争類型別の~」は無駄な記述がまるで無い,見事なまでに無い「ソリッド過ぎる本」である。自学自習にはまるで向かない。あの本を一人でマスターできたら頭良過ぎると言う話である。正直,独学は厳しいし効率が非常に悪かろうと考える。「情報と時間を金で買え」ではないが,岡崎先生の要件事実の講義などで効率よくマスターするが勝ちであろう。

演習用素材としては,「要件事実論30講」か,大江先生の「ゼミナール要件事実2」がお勧めである。
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予備試験に向けた夏,行政法

2010-06-29 16:20:51 | 予備試験関連
来年からいよいよ予備試験が始まる。旧司法試験から予備試験に切り替えた方も既に多数おられると思う。来年必勝態勢で臨む為には,既にスタートを切らなければならない。さて,どこから手をつけるか。

6科目以外ということになるから,刑事実務基礎,民事実務基礎,法曹倫理,要件事実,行政法,一般教養科目辺りが脳裏をよぎる。どこから手をつけるかは完全に好みの問題であるが,行政法から手をつけるのが良いのではないだろうか。理由は簡単で,多くの受験生にとって文字通り0から始める事になるのは恐らく行政法だからである。実務基礎系や要件事実は特殊は特殊だが,実体法の刑事系科目,民事系科目と親戚関係にあると言える。しかし行政法は第7番目の科目としての独立性がやはり高い。というわけで,時間的余裕のあるうちに取り組んでしまおう,というわけである。早めに得意科目にしてしまえば,精神的にも楽になれる。

また,予備試験合格後に控える「本丸」たる新司法試験において行政法は短答・論文共に独立の科目として試験科目となっているのも見逃せない。そういう意味では重要度においてもキー科目と言って良さそうである。

行政法は,行政法総論と行政救済法の二本立てになっている。覚える事が多く中々に厄介である。記憶が定着するには時間がかかるからやはり早めスタートの方が良い。いわゆるテクニカルワードが多いので慣れるまでが大変だ。

基本書として使用するのなら,弘文堂から出ている「行政法」桜井敬子・橋本博之がお勧めだ。新司法試験まで普通に使える。若しくは宇賀先生の「行政法概説Ⅰ・Ⅱ」であるが,これは参考書として利用する方がいいと思う。分量が多い上に踏み込んだ議論が多いからである。

基本的には,シケタイ行政法か,桜井・橋本行政法をベースに,行政法百選Ⅰ・Ⅱを読み込む,という作業が基本となろう。なお,百選は2006年春が最後の改訂なのでやや古くなってきているのは否めない。行政法は判例が極めて重要なので,有斐閣から出ている年度別の重要判例解説か,伊藤塾の最新判例講義年度別版などを利用し,改訂以後に出た重要判例は必ずおさえておく事。

予備試験行政法論文対策としては,塾の問題研究で十分である。百選の事例と問題研究を回せば必要にして十分であろう。勉強方法は,旧司法試験論文対策と同様でOKである(答案ストック型)。

択一対策は,新司法試験との問題の共通化も言われているので,新司法試験短答対策も兼ねるつもりで取り組もう(これは主要7科目共通である)。そういう意味で,新司法試験の短答マスター+web de ドリルが最適であると思う。2012年の新司法試験合格までのタイムスケジュールは非常にタイトであるから,択一対策に関しては,新司法試験短答対策も兼ねるようにしよう。来年夏には,ケースメソッドと選択科目の勉強が待っている。やる事は多いが時間は少ない。効率よく攻めていこう。
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気分の上げ下げ

2010-06-28 12:54:32 | 雑感
土曜日は,横浜ネットステーション校で,2回目の特別講演をしてきました。

今回に限らず,普段のカウンセリングとか各回のOSの参加者の属性などを見ていると,最近未修の方が増えたなぁ,と言う印象を持っています。2年前なんかとはえらい違いです。

この制度,まぁ,創成期というか過渡期と言うか,短期間での変化が非常に激しい時期です。「変化」というのは,制度や試験の運用のみならず,受験生の考え方,行動パターン,心理,勉強方法というものの変化も含まれます。変化が激しい時は,その変化をキャッチアップしていかないといけないので大変ですが,乗り遅れないようにしましょう。


話変わりますが,具体的に何が悪いとか,ついていないとか,そういう具体的な事柄は全然ないのに(客観的に見たらごく平凡と言うか何も無く過ごしているような時),気分だけ盛り上がらないと言うか妙に盛り下がる時期というのが吉野はたまに来ます。


こういう時の乗り切り方は,「いずれ潮目が変わるからあえて何もアクションを起こさない」のがベストである,ということが経験則から分かってきております(笑)。淡々と時が過ぎていくのを待つのみと言うやつです。多分テンション下がり気味の時は,ジャッジ能力も下がってきている気がしますので(あくまでも個人の感想ね),ミスやら,何じゃそりゃ的な事をやらかしやすい。こういうときは大人しくするように心がけています。出来ることならひたすら寝る事で時間を稼ぎたいくらいです(笑)。起きたら「お,もう7月だ」,なんてね。

しかし,なんなんですかね。これがバイオリズム(そういや最近あまり聞かないな)というやつなんかな~。日々の生活のリズムに不思議な「上げ下げ」があります。

多分,実はこれは「タイミング」の問題なのかも知れません。自分自身で考えているタイミングと客観的なタイミングにミスマッチが生じているような場合です。これは純粋に時期的な問題ですから,何かしたところで上手くいくものでもない。かえって余計な事をしただけ,ということになってしまう可能性が高い。「待つが正解」と言うやつです。そういえば昔,女の子に「何で3日くらい返事待てないわけ?」と怒られた事あったな(笑)

受験生も人の子ですから,似たようなことはあるかと思います。何だか上手くいかない,ついていない感じがする,結果がついてこない,などです。そういう時は,「まぁ,今はしょうがない」くらいに鷹揚に構えて,変な対応策とか考えない方がいいかも知れません。何もしないのが最良の対策と言う事もあるということです。

新司法試験には,9番目の科目があるとかよく言いますが(精神的な部分のこと),本番の緊張感にどう対応するか,だけでなく,寧ろ受験勉強期間中の精神面のコントロールの方が大変でしょうし,結果に大きな影響を持ってくるような気がします。受かる前は,自己啓発系や,精神論的な本をよく読んだなー。
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文月のカウンセリング日程

2010-06-26 09:00:33 | 司法試験関連
7月21日水曜日,15時から17時の枠です。ご利用下さいませ。
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L1,L2,L3

2010-06-25 14:34:54 | 司法試験関連
「答案ストック型」の勉強というのがある。旧司法試験などにおいては,答案例を各科目100通ほど集め,構成等を覚えると言うやり方が論文対策の仕上げ段階において王道であった。論文試験直前期には,答案をストックした分厚いファイルを読み込むという風景が定番だったのだ。

しかし,新司法試験直前期には,そのような光景を見る事はほぼないと言ってよいくらいである。これも,問題傾向の変化を示す証拠である。

もっとも,このような勉強方法が一切不要になったわけではなく,あくまでも直前期の話である。寧ろ,基本問題の答案構成レベルは,もっと早い段階でクリアーしておかなければいけない,ということである。論証パターンの扱いも同様である。

基本的には,既修者は,ロー入学時点で,このレベルをクリアしておく事が前提となっている。従って,未修者の方はまずこのレベルのクリアーを目指す事になる。他方,既修者といっても正直ピンキリであるから,自分は既修者だから,という妙な安心感(=油断)をすると後で痛い目に遭うので,自分の状況の把握はしっかりしておきたい。

L1,L2,L3というレベルわけを伊藤塾では実は使っているが,L1が磐石な基礎固め段階,L2がプロブレムメソッド段階(答案ストック型はここ),L3がケースメソッド段階(=直接的かつ本格的な新司法試験論文対策がここ)である。自分が,L1・L2・L3のどの段階にいるのか認識し,その段階にあった学習をすることが肝要である。いつも言っている,「自分の弱点はどの段階の問題なのか」「その弱点を補強する勉強方法は何なのか」を間違えないようにすることが重要だと言う事である。

「勉強方法」は,時期・段階に応じて順次「卒業」していくものなのである。論証パターンや,問題研究の答案構成などは,L2レベルであるからいずれ「卒業」するものである。だから,試験直前期には,ファイルの読み込み,という風景があまり見られなくなると言うことなのである。逆を言えば,直前期にこのレベルで汲々としていては,その年の合格は厳しいという事でもある。

如何にして3年次においてL3(ケースメソッド)の勉強に取りかかれるようにするかが時期的なポイントである。
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とぅいったー

2010-06-24 19:25:35 | 雑感
最近,無性に頭良くなりたい,と思うんです。
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晴れたり,雨降ったり

2010-06-24 15:28:47 | 雑感
入梅したものの,晴れたり雨降ったり急がしい事この上ないですね。週間天気予報が全く当てにならないです(苦笑)。

明後日土曜日は15時から,横浜ネットステーション校限定オープン・スクールです。夏,横浜と来たら,是非晴れて欲しい(笑)。ま,仕事は中でするわけですが気分的に。

先日のオランダ戦,土曜夜8時半スタート,相手は人気国のオランダ,まさかの!?初戦勝利という超追い風状態だったので,視聴率すげーんだろうな,と思いきや,43%どまり。まぁ,これでも十分高いんですが,TV朝日自体も61.9%(6月19日放送だから)を目標にしていたようで期待外れに終わりました。しかし深夜放送だったカメルーン戦より低いと言うのは正直驚きです。
開催国だった02年がまぁ異常だったとしても,前回も50%前後だったことを考えると今回はかなり「低調」なんでしょう。あんまりお祭り騒ぎでもなくなってきたのかな。何となく街の盛り上がりも低いな,とは感じていたんですが(普段の会話にも従来と比べると話題として上らないし)。慣れたか。

来年はラグビーのワールドカップですよ♪南アフリカの連覇に期待がかかります!

しかし,南アフリカ懐かしすぎます。ケープタウン,ヨハネスブルグ,プレトリア,クルーガー国立公園(ここは宿泊して早朝サファリもやった),名前忘れたけど,金鉱にも潜りました。特にケープタウン最高です。新婚旅行にピッタリな街ですね~。喜望峰も懐かしい。
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嘆きの壁

2010-06-23 17:45:07 | 司法試験関連
勉強の初期段階から次の段階へステップアップするというのは実はかなり大変である。

未修者の方が,短答式試験で人並み以上に点が取れるレベルにステップアップするのは相当大変であろうと思う。

自分の経験でも(旧司法試験だが),択一で1科目辺り15点以上取れるようになるのは結構大変だった(旧試験択一は1科目20問20点満点)。10点くらいまでは勢いよく行くのだが,10点から15点レベルに上がるのが大変だったと記憶している。

特に個数問題で苦労した。個数問題と言うのは,間違っているものの個数を答させる問題で,肢5個全ての正誤を判断できなければ正解できない。肢のうち1個だけ悩んで結局間違える,という時期が長かったように思う。

60問60点満点の問題で合格推定点が42点の時に,自分は34点,でも個数問題で1個差間違いの問題が9問あった,なんてざらであった。非常に悔しい思いをしたものである。因みに15点レベルから,17,18点レベルに移行する際にはあまり苦労したな,という記憶は無い。

短答式試験では,「広く浅く正確に」という条件が要求される。しかも今は昔と違い,7科目である。旧司法試験の択一は,いわゆる択一プロパーの問題もあったが,意外に論文の勉強が役に立つ問題が多く,思考力系の問題が多かった(もっとも,妙なパズル系の問題であることも多かったが)。ところが,新司法試験の短答は,重箱の隅を突いたような問題を平気で出してくるし,文字通り広い範囲から出題がなされている。中々穴が埋まらないのである。昔以上に,一定レベルまで行くのに苦労する試験になっていると言える。これが精神的な負担となり,試験対策そのものものが歪んだ物になりやすい。

したがって,短答合格レベルに持っていくのは本当に大変である。そのことを認識した方が良いと思う。別に楽でもなんでもないし,レベルが低いところで苦戦しているな,と卑下する必要も無い。この段階のレベルアップは普通に大変だし時間がかかるものなのである。早めスタートがポイントである。
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サマー・トレーニング

2010-06-22 14:20:30 | 司法試験関連
卒業生の方から最近受ける相談事で圧倒的に多いのが,来年合格に向けてのスケジューリングに関するものである。

「どっかで詳しく話した気がするけど・・・。」と思っていたのだが,よく考えたら,5月の横浜ネットステーション校限定の公開講座でお話したので,一般的にはほぼ非公開に近いのでした。

大まかには,9月までと10月からに切り分けるのが良いかと思います。6月~9月の100日で,目指すべきスキルのレベルと現状の落差を確認すること,10月以降,スキルアップを目指す事,という感じでしょうか。「入り口と出口」理論で言うと,ケー論の過去問題分析編だけとにかく夏場に聞いておく(出来ればフレーム2009年版も)。各科目5~6時間で3年分を扱っているので聞く事自体が負担になることは余り無いと考える。そしてゴールを強く意識する。ここでいうゴールとは,自分が習得すべきスキルである。

ある程度基礎力に自信のある人は,8月から始まるペー論前期編の集中受講をするのも手。しかし基礎力に問題のある人は,寧ろ夏場に基礎固めをすべきである。急がば回れである。悪戯に難しい答練を週2回ペースで受けても混乱し不安になるだけだからである。秋からの後期編に備えてサマートレーニングをする感じである(完全に余談だが,秋からシーズンが始まるNFLやNBAは,スプリングキャンプではなく,当然サマーキャンプを行っている)。

10月以降は,「新シーズン」が本格的に始まる。後期ペースメーカー論文答案練習会をベースに,スキルアップを目指す事が主軸となる。ケー論本論編はこの時期に並行受講で問題ない。余裕があれば夏場に聞いておく方がいいが無理は禁物である。

いつも言っている事だが,「とりあえず○○する」という勉強姿勢はご法度である。大体,とりあえずって何なんだ,と言う話である。明確に,目指すべき事とそこに至る道のりを意識しなければ無駄な努力になりかねない。闇雲に「頑張るだけ」では受からない事は既に分かっているはずである。「正しい道のり」を頑張って行かなければならない。「入り口と出口」は,伊藤塾には用意が出来ている。しかし,入り口と出口の間を一生懸命進むのは皆さん自身である。

夏を制する者が,第6回大会を制するのである。遊んでいるライバルがいたらほくそえもう。やった者勝ちである。そして勝てば官軍である。


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阿蘭陀の馬鹿

2010-06-21 17:52:22 | 雑感
先日のオランダ戦,我輩,DORA@六本木で観戦致しておりました。「あんたサッカー好きじゃないだろう」って突っ込みは覚悟の上ですが(笑)。

「あおぞらプロジェクト」という学生サーク主宰のボランティア・イベントの一環でありました。招待されたのでひょこひょこ顔を出したのであります。

カンボジアの小学校の水周り等を今夏整備しに行くそうなんですが,そのための資金集めの意味もあったのです。11万強の利益を挙げられたそうです。100人くらい集まったと思います。

ヒネクレ者の我輩は昔からW杯まるで興味が無いのですが(但しアルゼンチンだけは昔から興味ありあり。以前のW杯での日本対アルゼンチン戦,アルゼンチン勝利に沸いた奇特な日本人は我輩),今回も行く前は「まぁ,完全に付き合いだな。ずっと麦酒呑んでよ。」という感覚でした。

しかーし。行って見たら非常に面白かった!!思うに,サッカーはああいう,皆で見る,に向いているスポーツだなと。こう言うと怒られそうですが,単純で分かりやすいというのは他のスポーツには無い強みだと思う。争い無いであろう。だから世界中に広まったというのは間違いない。野球とかアメフトは本当に知らない人が初めて見たら,どういうスポーツかさえ,見るだけで理解するのは困難だと思う。サッカーなら何をしているのかぐらい直ぐ分かる。これは大きい。おまけに金もかからない。普及するための要素が全て揃っている。

また話ずれた。とにかく想像以上に楽しかった!気を遣って相手してくれたと言うのもあるのでしょうが(笑)。ま,「君が代」を皆で肩組んで横にゆれながら歌ったのは初めてでした(笑)

ここ1年くらい,かなり積極的に色々なところに顔を出していますが,交際範囲が飛躍的に広がっていいですね。行動するが一番。プラスの連鎖が続きますから。

悩んだらGO!が座右の銘です。

バブルへGO!もいいけどね~。
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日本の夏,受験生の夏

2010-06-21 12:31:28 | 法科大学院関連
昨日は,「最後の」DNC適性試験でした。受験された方はお疲れ様でした。

既修者コース受験の方は,いよいよ法律科目の出番です。これが全てを決めるといっても過言ではありません。もちろん慶應も当日の法律科目ガチ勝負です。ですから,適性試験は「受験資格」のために受けたようなもんだと軽く流しておきましょう。TOEFLのスコアも同様。ロー側としても欲しいのは「法律の得意な学生」です。別に英語が出来ようが適性試験が凄かろうが,少なくとも既修者として選抜しようとするからにはかなりどうでもいいことです。

私立入試まで約2ヶ月半というところでしょうか。まだまだ時間はあります。問題研究を1問辺り10~15分程度で答案構成しまくる,一気呵成に科目ごとに仕上げることをお勧めします。答案構成は,落書き帳などに殴り書きで構いません。別に人に見せるわけでもないし,今更綺麗な「答案構成シート」を作っても仕方がないです。間違えたところ,落とした論点等はその場で押さえましょう。その際,論証パターンや基礎マスターテキストで当該箇所を確認します。また,択一・論文問わずローごとに試験傾向に(かなり)癖がありますから,過去問題研究は必須です。論文試験は,50分だったり70分だったりしますから(慶應や東大がそう)時間配分には要注意です。この10分のプラスマイナスは結構大きいです。旧司法試験組みのひとは特に気をつけましょう。
今日・明日から開講の「6月スタート 2010年コンプリート論文答練」で短期集中でしあげるが一番! http://www.itojuku.co.jp/06hoka/kouza_ichiran/13855.html

なお,吉野の数少ない!?ロースクール入試向け講座として「条文ソートアウト」講義というのがあります。商訴行政法の4科目を,あの「情報シート」を使用しながら短時間で重要論点・判例の再確認をするものです。

http://www.itojuku.co.jp/41shinshihou/kouza_ichiran/13188.html

試験では六法が貸与されますから,択一対策も兼ねて,情報シートで条文ベースで総ざらいするものです。ロー入試終了後には,情報シートは当然「新司法試験対策テキスト」に早代わりする,と言う点まで考えた講座です。

さぁ,いよいよ受験生の暑い夏が始まります! 



今日夏至です!
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YOKOHAMA 90210

2010-06-20 12:03:52 | 司法試験関連
よく考えたら,今度の土曜日(26日)は,横浜ネットステーション校で,生講義限定オープンスクールがある。2時間話して,そのあと1時間半個別面談の枠を取ってあります。

そんなわけで,7月16日実施の全国向けオープンスクールのレジュメと6月26日横浜ネットステーション校向け限定用のレジュメを同時にせっせこ作成中です。両方とも,論文対策の話をメインにしていますが,いつもの如く,「ええ,まぁ,独自性バリバリにありやがりますよ!」的風情のレジュメになります(笑)。お楽しみにです☆

6月26日横浜→ http://www.itojuku.co.jp/68sch_yokohama/setumei/14723.html
7月16日渋谷→ http://www.itojuku.co.jp/41shinshihou/openschool/14753.html

なお,短答向けのものは8月2日に電撃実施!
8月2日渋谷→ http://www.itojuku.co.jp/41shinshihou/openschool/14756.html


先週,あの!「ビバリーヒルズ90210」のファースト・シーズンの第1話と第2話が再放送されました!やべぇ,超懐かしすぎるんだけど!ブランドンもケリーもそしてデビット君若すぎる!(笑)しかし,スティーブ・サンダースは今も昔も変わらない!スピンアウトの21世紀版「90210」が放送されているんですが,その宣伝を兼ねていたようです。やるなNHK。
スピンアウトの方にも,大人になったケリー,ブレンダ,ドナ,ナットさん等が出ていて楽しいです。スピンアウト版は新レギュラー陣が明らかに女性メインのシフトになっていて,元祖版との違いがユニーク。こんなところにも女性の時代が現れているんだろうな~。

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夏至近し

2010-06-19 16:12:36 | 雑感
漸く夏めいて来ましたね。我が家の朝顔,ここ数日でえらい伸びようです!さすが熱帯にルーツを持つ野郎どもですよ。「今日は来るな」と言う日は1日でぐーーんと伸びますから。あやかりたい。・。・。・1日でぐぃーーんと頭良くならないかな。今年は約100個の種から順調に成長しておるようです。昨夜の暴風雨もダメージ0。成長期の朝顔は力強いですわ。

しかし,久しぶりに蒸し暑い夏になるような気がしてきました。我輩が子供の頃は,本当に蒸し暑い日が多くて,夜寝苦しい=睡眠不足になりがち,でした。しかし,ここ10年は気温は確かに高めのような気がしますが,蒸し暑い夜はかなり減ったように感じています。ちなみに,昔も今も吉野は,窓全開・玄関も開けてで寝て,クーラーは一切使用しない派です。もう我が家のクーラーは完全にオブジェです。エコを語る資格のある男です(笑)。

わが街の市花は紫陽花。気がつけば街中至る所,紫陽花満開です。まぁ,水無月も19日ですからなぁ。今年は夜の蛙大合唱がまだまだ続いています。今春は,春先に冷え込んで鳴き始めが明らかに遅れたことの影響でしょう。何といっても八重桜がGWに咲いていたくらいですからね~。自然は敏感だ。

レイカーズ,16度目の優勝を決めました。2勝3敗から本拠地LAで連勝し逆転Vです。ボストンとのファイナルズの対戦成績はこれでシリーズ3勝9敗。最多優勝記録もボストンの17回に迫っています。禅マスター,フィル・ジャクソンHCはシカゴで6回,LAで5回と11回目の優勝。来年,自身4回目の(!!!!)スリーピート(3連覇の事)に挑戦するのでしょうか!?しかし勝つ人は勝ちますねぇ。

第7戦終了後の,ボストンサイドのコメントが泣けてきます。「今シーズン初めて,年齢を感じた」・・・・。こんなコメントされたら,たまりませんな。後半にスタミナが急激に落ちてLAに逃げ切られた事を言っているのですが,本当に足腰に来たみたいです。ボストンの「BIG3」揃い踏みも今年が最後では,と言われていますが,またボストンは弱体化していくんですかね。だとしたら今回の復活劇は短かったなぁ・・・。レブロンが仮にクリーブランドから移籍したら,来季のイースタン・カンファレンスは勢力図が相当変わりそうだなぁ。シカゴ王朝復活期待ですよ!レブロン,シカゴにおいで~☆いや,来て下さーい!


いよいよ,2010年夏至接近!あと2日!!
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実施方法の変更に伴う留意点

2010-06-18 13:33:31 | 司法試験関連
来年から科目毎の2時間試験となる可能性が高いわけですが,現段階でいくつか注意すべきと思う点をば。

まずは民訴の難易度のアップである。これは昨年第4回試験前から,「民訴が大問で出た場合は難易度が上がるから要注意」と言ってきた事と全く理由は同じである。来年からは毎年,民訴は「大問」になるわけである。個人的には,去年みたいなスタイルになるのではないか,と考えている。今年のスタイルは特徴的過ぎるし,毎度毎度今年のような問題が作れるとは思えないからである。第2回と第4回のミックス系になるのではないかと(第3回の判例問題みたいのもあり)。どちらにしろ,旧司法試験の民訴過去問題の検討分析は必須である。問題研究等でガッツリ学習しておこう。

次は,前も書いたが,時間配分の問題である。2時間になるから楽でいい,なんてのはトンでもない間違いである。一度でも受ければ分かる話だ。少なくとも現状のままの場合は,これは由々しき問題となる。憲法,刑事訴訟法,そしてたまに刑法は明らかに2時間で解ける問題になっていない。しかし来年からは文字通り2時間で処理しきらなければ,悪夢の途中答案である。まずは処理スピードをあげて行くしかない。今まで以上に「問題文の読み方スキル」の習熟度の差が大きく出ると思われる。アプローチの仕方を当日迷っている暇は無いのである。

まぁ,こんなところがまず気になりました。あと日程関連で気になるのは,予備試験択一と新司法試験短答式試験の一部問題の共通化とかいうやつである。恐らく予備試験択一は,日曜日に開催されるであろうと思う(やはり母の日であろうか)。となると,新司法試験の初日も日曜日になるのだろうか。それともまさかの短答式試験は最終日に回ってくるのだろうか?

また,国Ⅰの試験日とかち合わせる事はありえないので,国Ⅰが5月第1週にくれば第2週か第3週であろう。第2週だとそれこそ母の日だが,短答式試験が初日なら,母の日日曜スタートの木曜終わりになるし,最終日に来れば,母の日の前の水曜日スタートの母の日最終日となるのであろうか。これだと試験期間が実質1週間前倒しになる。この辺も早めの発表をお願いしたいところである。

系統別の廃止は,恐らく短答式が現行のままだと思われるので,短答式が系統別で,論文が科目別ということはありえないから,維持されると思われます。そんなわけで,科目別実施とは言うものの,扱いは「公法系科目第1問」「「公法系科目第2問」などとなり,スケジュールもそのような告知となるのでしょう。要するに科目の順番が事前に分からない。民事系は3問あるので,困ります。最後の小憩時間の有効活用のためにも,「民事系科目第1問民法」くらいのことはやって欲しいですね。

つーか,それくらいやれと。
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系統別も廃止すべき

2010-06-17 15:48:36 | 司法試験関連
来年の新司法試験の日程に関する話の続きですが,今回の意見公募手続は,法的に要求されているものではなく,「任意に」行われているものです。

何故やらんでもいい意見公募を行ったのかと言えば,これは大大問廃止への布石と見ています。要するに,「反対意見が多かったから,止めた」という「アリバイ」作りである。今のままで止めたら誰かが責任を取らなければいけない。鳴り物入りで始めたのに早々に廃止となればみっともない事この上ない。しかし,広く意見を公募した上で,となれば法務省の対面も保てるというわけで,行政が良くやる手法だ。

1度導入したものを止めるというのは,行政機関にとってはよっぽどシンドイらしく,駄目さ加減が誰の目に見ても明らかなのに,4,5年は様子を見る。即時変更は早々無い。4,5年様子を見て,後は布石を打ってサッと制度を変えてしまうわけである。極めて官僚的である。

試験も5回やったし,試験委員からもシンドイと言う声が上がっているし,ということで,後は止める理由とタイミングが欲しかったと言う訳でしょう。ですから存続させるべきと言う強烈な意見でも出ない限り,恐らく廃止と見ています。

さて,受験生的にはどういう影響が出るのでしょうか。まだ何にも決まっていないので,添付された「イメージ」どおりの場合と仮定しての話だと思って下さい。

何が問題かって,1問2時間で区切られる事です。4時間で2問なら,1問は2時間10分,もう1問は1時間50分とか「調整」が出来ましたが,これが出来なくなります。2時間で1問という形式に慣れる必要があります。憲法や刑事訴訟法が現状通りだとするとかなり気をつけないといけないでしょう。

しかし,イメージ通りだとすると,公法系,民事系,刑事系という分類自体全く意味がないですね。1科目2時間の単なる科目別試験です。多分,系統別を維持する場合,1問目・2問目に何が来るかは事前に明らかにはしないのでしょうが,だとしたら意地悪すぎますね~。
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