何番以内を目指すのか

2016-09-09 13:54:09 | 司法試験関連

5,6年前から、「1500番あたりを目指す勉強は危険だからやめるべき」と強く言ってきました。合格者の数が、2000から1800、1700、そして1500と減っていけば、この勉強スタイルの危険性は理解できると思います。

人数が現実に減ってから、「勉強方法を変えましょう」なんて言い出すのは遅すぎるのです。司法試験の場合、勉強期間が長いので、今年の受験生であれば、4,5年前のトレンドで勉強をしてきています。何年も1500番あたりを目指していた人が半年そこそこで、1000番以内を目指すとか、簡単に切り替わる訳ありません。

なので、私は、やや高めに目標設定をし、講義においても受験生に対する要求水準が少し高かったと思います。それはこのような理由からです。

人は100を目指して勉強すると、せいぜい70か80くらいにしか届きません。経験則でなんとなくわかると思います。しかし、最初から120を目標にすれば、最終的に90から100くらいまで行く可能性が高くなります。

別のエントリーで述べたとおり、今後合格者数は、合格率ベース(おそらく対受験者比率で21%前後)で調整してくると思います。このことは、受験生の数が減れば比例して合格者の絶対数が減少するということを意味します。

新たなトレンドに変わりつつある以上、意識も変えないといけません

Comment    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「フォーム改善」の必要性 | TOP | やめるか、続行か »
最新の画像もっと見る

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。