長月も終わり

2015-09-29 19:01:06 | 雑感

入門講義ですが、本日商法の収録が終わりました。これでいよいよ両訴を残すのみとなりました!論文対策講義は行政法を収録中です。労働法は、2,3日のうちに22回まで配信される予定です!

予備試験ロードマップ講義ですが、時間と場所も決まっていないのに、早くも東京・大阪共に参加申し込みが相次いでいるようです(場所等は本日決まったそうなのでメルマガにて詳細をご確認ください)。ありがたい話です。

後期が始まったようなので、東大、慶大などの大学回りも再開予定です。東大は10月19日に駒場にて、予備試験民法論文過去問題を利用した論文講義を行う予定です。その他、上智、法政、立教、明学、明治、首都大など(例示列挙です 笑)も回りたいのでご興味ある関係者の方は、資格スクエアの方にお問い合わせくださいね!

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苦しみの中から立ち上がれ

2015-09-28 21:49:38 | 司法試験関連

今年、3回目、4回目、5回目で合格した人がたくさんいます。合格後は世の中が違って見えてきますし、自分は勝負に勝ったのだといいう満足感と自信、これから始まる新しい生活に期待に胸膨らんでいると思います。まぁ、極楽極楽、といったところでしょう。

しかしこの人たちは、同時に1年前の今頃は、絶望に打ち拉がれていた人たちでもあります。何度受けても弾き返される。また1年、惨めで辛い生活をしなければならない。何よりもまた来年あの過酷な試験をうけなければならない。楽しいことなんか何もない。あるのは押しつぶされそうな不安感だけ。

今の極楽モードの彼らがあるのは、この1年、逆境に耐え、そして乗り越える努力をしたからです。全ては自分の力で成し遂げたのです。落ちれば辛いのは当然です。絶望的な気分にもなりますし、自分の人生どうなっちゃうんだろう、という不安感で一杯だと思います。

しかしですね、人生一寸先は闇と言いますが、一寸先は栄光の日々、ってこともあるんです。全ては自分の気持ちの持ちよう、努力のしようだと思います。辛いとは思います。でも諦めたら試合終了です。ゲームの途中でぶん投げますか?

掲示板の前で2年連続泣くのも悪くない。1回目は悔し涙。2回目は歓喜の涙。人に歴史あり、です。やりきろう。

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答案指導系花盛りの罠

2015-09-28 15:31:18 | 司法試験関連

ここ数年、人気がある講座として「答案指導系のゼミ」があります(ただ、飽和状態になってきた感はあります)。ゼミであれ個別指導であれ、受講生が作成した答案をたたき台にした指導ということになります。ゼミの方が単価が安く、個別指導はそれなりの値段になります。

私自身は大々的にこれ系はやったことがなく、7,8人個別指導したくらいです。しかしながら、やり方さえ間違えなければ効果はかなりあります。私が教えた数少ない個別指導経験者のうち確認しただけでも4人が1年で論文順位を3000番以上上げています。しかもそのうち3人は純粋未修者です。

実は、この手の個別指導はそんなに多くの回数をやる必要はありません。実際問題、4、5回しかやっていない人もいます。時間的には12、3時間というところでしょうか。これで十分成果は出ますし、答案指導目的で10回20回受けるようなものでもありません。

ただ、大前提として、「素直に人の言うことが聞けること」、「知識面はそこそこクリアーできていること」というのがあります。勉強方法そのものから叩き直す場合は相当時間がかかりますし、講座の性格上向いてません。

答案指導系は、明らかな基礎力不足の人には、はっきり言って効果がありませんし、お金がもったいないです。要は、「答案作成指導ができる」レベルにはないと無意味です。その人のレベルに応じて必要な勉強と勉強方法は異なります。答練もそうで、基礎力がないのに闇雲に本試験対応のものを受けても、毎回手も足も出ず点数はボロクソになるだけで、やがて受講しなくなる、というのは年明けころの毎年の風物詩です。

今の自分にあった試験対策を取るように留意してください。

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1点への執念

2015-09-27 12:15:35 | 司法試験関連

1点をもぎ取る執念、1点への拘りを普段から強烈に持つようにしてください。このあたりの話は、短答分析会の前編でかなり具体的に話しているので興味がある方は、ご覧になってみてください。

論文試験も含め、1点差で落ちたとか、1番差で落ちた、というのはたいへん悔しいですし、何とも言えない気持ちになるものですが、やがて「惜しかった」という気持ちが強くなってきます。これは緩みの原因となります。

残念ながら全然惜しくないのです。「あと1点だけ」なら、惜しいのではなく、「なぜあと1点取れなかったのか」、を考えないといけません。「取り切る能力」も、重要な要素です。

 

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L1L2対策の取説

2015-09-26 12:43:54 | 司法試験関連

入門テキスト、論文問題集、完択、論証集などのテキストは、それこそもう数え切れないほど何度も何度も読み返すことになる。何のために何百何千回と読み返すのかといえば、それは内容を「暗記」するためである。あえて「暗記」と書いたが、理解しているのは当然の前提だからである。ただ読み返すだけでは合格というゴールから見た場合、なんの意味もない。それは試験対策としては「ノーカウント」である。

つまり唯一の目的は、「テキスト内容を記憶すること」であり、「何も見ないで」「内容を再現できるようにすること」である(もちろん一言一句、という意味ではない)。再現というのは「何も見ないで」内容を「言語化できる」ということである。

勉強時間の大半はこの作業に費やされると言って良い。1日の勉強時間の半分はこのような超単純作業であって、それが受験勉強である。だから受験勉強は「つまらない」し「苦しい」のである。調査官解説を読んで唸ったりするのは趣味であって、受験勉強ではない。

L1L2対策とは、結局はこのような作業のことなのである。

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「本件事案の特殊性」とは

2015-09-25 20:00:07 | 司法試験関連

私が7年前から主張している、「本件事案の特殊性」とは、要は「重要判例からのズレのこと」です。本試験で一番多いパターンは、「判例との違いを問う」、というものです(問い方は科目により色々ありますが)。

基本判例の事案・理由付け・規範部分が、事案の特殊性を判断する基準となる「定規」になります。この「定規」を問題文の事実関係にあてて、ズレが生じた部分が「本件事案の特殊性」ということになります。

憲法などは、少し違いますが、大まかこういうことだと思ってください。以上のことが分かっていれば、普段の判例学習が変わってくるはずです。やりきりましょう。

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予備試験合格ロードマップ第2弾開催決定!!

2015-09-25 00:00:00 | 予備試験関連

少し気が早いかもしれませんが(笑)、予備試験受験生向けロードマップイベント第2弾として、10月17日(土) @東京・10月24日(土) @大阪にて、「進捗check・軌道修正のための無料論文対策講座」を行ないます。

大好評だった7月実施の予備試験ロードマップ講義の続編です!前回は論文試験直後でしたが、今回は論文試験発表直後になります。10月の論文試験発表を受け、今シーズンの予備試験はほぼ終了します。これは同時に多くの受験生が、来季に向けて再起動する時期でもあります。その再起動をスムーズに進めるための手助けとなるような内容を目指しています。是非参考にしていただければと思います。

https://www.shikaku-square.com/yobishiken/event10171024

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司法試験合格ロードマップ講義、無料配信間近!

2015-09-24 23:46:51 | 司法試験関連

今週金曜に、9月12日・19日に実施した「司法試験合格ロードマップ講義」の東京編と大阪編が同時にアップされます。L3対策についてのご質問も出てきているので、まずはこの無料講義をご覧下さい。

東京編・大阪編の吉野担当部分を聞いてから、L3向けに加藤先生講演部分、L2向けに東京会場の瀬戸さんの講演部分を聞く、という段取りがいいかもしれません。

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予備試験のスケジュール感(概略)

2015-09-24 19:13:46 | 予備試験関連

時期柄、本試験に関する投稿が続きましたが、来年予備試験を受ける人たちに簡単にスケジュール感を。

10月から~3月は論文答練に合わせて、論文突破力を身につける時期です。本試験で言えばL2対策です。もちろん、5月の短答試験を突破しなければ話にならないので、短答対策も忘れずに。

以上は、「予備試験論文受験経験組」のスケジュール感です。「論文未経験組」は、残念ながらまだ競争の土俵にのっていないので、まずは短答式試験突破のための基礎体力作りに余念なきよう、です。基本的にはひたすら知識を詰め込んでいく作業が中心となります。この行程を少しでも早く終わらせれば、最終合格に近づくことができます。

ここで注意したいのは、各人が「予備試験最終合格年」をどこに設定するかを明確にすることです。来年決めたい人は、現時点で論文受験経験があろうがなかろうが、最初のスケジュール感で行く必要があります。従って、基礎体力づくりが必要な人はかなりタイトかつハードに作業を進めていかねばなりません。もしそれができなければ、あなたのミッションは原始的不能ということになります。予備試験対策の中心はあくまでも「論文対策」にあることを忘れないようにしましょう。

2017年合格という「2年計画」であれば、今年は短答対策に重点を置けますが、それでも論文対策を全くしない、というのでは話にならないので、ある程度は同時進行的にこなしていくようにしましょう。

同時に試験が行われる本試験と、そうではない予備試験ではスケジュール感がまた違うので注意してください。

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急がば回れの胆力

2015-09-24 14:44:08 | 司法試験関連

「敗因分析」を急いではいけません。むしろ、時間をかけて慎重に行わないといけません。そうしないと同じ轍を踏むことになります。毎年しつこいくらいいっていることですが、残念なことに言葉が届かない人のほうが圧倒的に多数です。意外に受験生は情報に疎い人が多いな、というのが最近感じていることです。まぁ、このブログを既に見ている人たちに書いても仕方がないのですが 笑

しかしながら、冒頭の話は真剣に受け止めて、かつ、実行してください。L2に関してあまり問題がない人は、特に急ぐ必要もないし、また繊細な修正を強いられるところでもあるので、各科目、敗因の可能性となりうる要素を上げまくり、そして排除していく、という方法を取って欲しいと思います。L3といってもいくつかのスキルがあります。L3のどの辺に問題があるのかで対応策も変わってきます。

事実の割り振りや評価に難があるのか、事案の特殊性に気づけないのか、判例射程問題が苦手なのか、現場思考型が苦手なのか、誘導に乗るのが下手なのか。問いに答えるという形式面がクリアーできていないのか(意外に多いと思われる)、主張反論の形式が苦手なのか。などなど。

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残り2勝を!!

2015-09-24 00:27:29 | 雑感

うーん残念。後半は以前の対ラグビー・ホーム・ユニオン戦に逆戻り。ラグビーは2トライ差に収めておかないと気持ちが切れてしまいがち。ただ、大差とは言え、今回は気持ちが切れただけで、いわゆる「ワンサイドゲーム」ではないのが大きいし、もう信じられない。

ただ、実際には各チーム「南アフリカに負ける」ことは想定内で、グループ2位狙いが本音。ジャパンはその貯金を吐き出しただけなので、まだチャンスはある。

南アフリカ・スコットランドが3勝1敗になる可能性があるので、ジャパンはサモア・アメリカに勝てば3勝1敗で並ぶ可能性がある。

残り2試合は、勝ち点勝負になるときに備えていかないとね。
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スコットランド戦

2015-09-23 23:24:13 | 雑感

スコットランドがPG狙いでジャパンが徹底したトライ狙い。感無量。アタック力が凄い。But!ミスが多いぞ。慎重かつ攻めに攻めて欲しい。

しかし笑ってしまうのが、ワールドカップでのジャパンの勝利は2勝ですが、相手はジンバブエと南アフリカ。あまりにも両極端すぐるわ。笑 しかも両国共に拙者が訪れた国というね。

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困難かどうかは主観的

2015-09-23 12:23:14 | 司法試験関連

例え高さ1メートルの壁でも、乗り越えていない人にとっては、困難なミッションである。

他方、アイガーの北壁も登頂した人にとっては、もはや困難なミッションではない。

世の中すべからくそういうものなので、深刻になりすぎないように。

悩む暇があるなら壁にかじりつけ。

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記憶の重要性

2015-09-23 00:31:34 | 司法試験関連

質問で一番多いのが、実は「記憶法」に関することなんですが、記憶方法に司法試験固有の特別な方法があるわけではありません。従来通り、記憶しなければいけない時にみなさんがとってきた方法でやればいいだけの話です。「記憶するときは書かないとダメですか」とか、こちらが「えっ」と思うようなことを聞いてくる人も少なからずいますが、なんでもいいです。覚えられるかどうかが問題であって、やりかたは自由です。

ただ、短期記憶と長期記憶の違いが分かっていないのはまずいのでこの点は注意です。何年勉強しても直近1ヶ月程度分の記憶しか残っていない人、それが正に連続して短答で落ちる人に共通する属性です。短期記憶しかしていないとこうなります。短期記憶は1週間程度でどんどん上書きされるので記憶として残りません。

それから、「解説を読んだらわかる」というのは、「覚えていない」のと同じことです。読んでも解らなかったらそれこそ事です。「解る・解らない」と「記憶しているかどうか」とは別の問題です。

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あなたにとってただ一つの必要なこと 

2015-09-22 21:11:03 | 司法試験関連

年末までの100日間が試金石になります。この期間でどこまで仕上げられるかで来年の可能性が大きく変わってきます。すなわち自分の人生を左右するということです。

結局、「腹を括って、やりきること」という話を以前からしているだけで、特に新しい内容はありません。話を聞いて「理解できない」というものでもないと思います。しかしながら、各人で大きな差がついてしまうのは、結局は「その人の受け止め方の問題」だからです。

世の中には、勉強方法、経営手法、時間管理術、ダイエット法など、文字通り腐るほど「ノウハウ系」が溢れています。いつの時代も変わりません。結局、この手の本がいつの時代もベストセラーになるのは、読んだ人がその内容を「実践できていないから」に他なりません。

方法論を学んだり話を聞くだけでは駄目なのは当たり前で、「実践できるかどうか」にかかっているのです。まずは100日、実践してみてください。

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