決意する

2018-06-29 12:13:51 | 司法試験関連

説明会では毎回言及していますが、何かをする上で極めて重要なことは「決めること」である。

受験生であれば、「来年受験する」,ではなく「来年合格する」と決める。「来年合格する」と「来年は受かりたい」では天と地の差があります。「単なる願望」と「決意」には大きな違いがあります。

1度決めたら,あとはどうすれば良いかを真剣に模索し,そして実行に移すはずです。「~だといいな」の場合は,結局やることなすこと温くなりがちです。だから,単なる「願望」は「願望」のまま終わってしまうのです。

「来年合格する」と決めれば,楽しようなんて思わないはずです。何が何でも受かる必要があるので,「この程度でも受かるかもしれない」なんて発想は出てきません。単なる可能性にかけるなんてできないからです。

「1%でも勝つ可能性を上げることに執着する」。そうなればトコトンやれるだけのことをやるようになります。

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7月の説明会

2018-06-27 13:19:39 | 予備試験関連

基礎攻略講座の説明会を7月に行います。

東京は、

2018/7/11(水) 品川 19:30-21:30

2018/7/13(金) 秋葉原19:30-21:30

名京阪は、 

7/21土@名古屋11:00~、@京都16:00-~、

7/22日@神戸11:00~、@大阪16:00~

以上6会場で開催予定です。詳細はHPでご確認くださいませ。

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手形法突入

2018-06-24 14:18:36 | 予備試験関連

4期基礎講座は、4科目目の商法がもすぐ終わりそうなところまできました。最後のパートの手形法に入っています。

手形法は予備試験では択一のみならず、論文でもたまに思い出したように出てくるので気が抜けませんが、負担も減らしたいですよね。

今年も、12~14時間程度で収めるつもりでいます。内容的には過不足なく満遍なく拾うので、とりあえず試験対策的には本講義を復習すれば問題ありません。

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マニュアル

2018-06-19 11:16:45 | 雑感

「昨今のマニュアルブームをどう思いますか」、というド直球なご質問が来たので、ちょいと持論をば。

何であれ、マニュアル自体は便利でいいと思います。事例分析の方向性に悩んでいる人などには福音でしょう。ただ、留意点があります。マニュアルは「それを作った人」が一番力が伸びます(笑)。ユーザーがどこまで伸びるかは当たり前ですが人それぞれです。

マニュアルは、ユーザーがある程度L1・L2をクリアしている人であれば、かなり有益なツールだと思います。最後の詰めというか、ある程度自分で問題を解いた経験があれば、当然「具体的悩み」があるわけで、それの解消にもつながりえます。力が伸びる可能性大です。

しかし、「ショートカット目的(=楽したい)」が主目的の場合は、危険だなと言う風に感じます。一時期あった「肢別本さえやれば大丈夫ですよね?」と同じ臭いがしないでもないです。人それぞれと言うのはそういう意味です。

マニュアルは、一定の「処理手順例」に過ぎず、それが絶対的なものではないことを留意しなければいけません。全ての問題に対応できるわけでは無いので、何でもかんでも無理やり形式的にマニュアル通りに寄せる答案を書く危険性もあります。マニュアルが「薬になるか毒になるか」は、使い手が臨機応変に使い分けることができるかどうかです。その為に自分なりに問題にぶつかり頭で考える経験をしておく必要があると思います。「マニュアル覚えて安心もう終わり」ではなく、なんなら今まで以上に問題解いて「肌感覚まで落とし込む」作業が必要かなと思います。最後は「使いこなせるかどうかが全て」です。

あと、当たり前のことですが、マニュアルを覚えるのに苦労して肝心の知識のインプットがお座なりになると言う愚は避けなければいけません。優先順位を間違えてはいけません。

個人的な感想はこんな感じですかね。ワシもBEXAで買うかな?笑

Comments (2)
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苦手科目の正体は

2018-06-15 17:48:46 | 司法試験関連

「苦手科目」って誰にでもあると思います。「苦手科目」が中々できるようにならないという悩みを抱えている人は多いと思います。

まぁ、理由は千差万別だと思いますが、いつも私が指摘している「原因らしきもの」があります。それは、単なる「勉強時間不足」

「苦手科目」と「得意科目」を比べると分かりやすいと思うのですが、恐らく勉強時間の総量が全然違うと思います。やはり苦手科目は避けたくなるんじゃないかと。人間の脳はつまらないことをやるのを嫌がる傾向が強いからです。意識的に取り組まないと嫌なことは自然と「後回し」にしてしまいがち。

1日の最初の勉強科目は何でしょうと。恐らく「好きな科目」や「得意科目」から始める人が多いのでは?会社法とか民訴法から始める人はあんまりいないんじゃないかなとか(笑)。

そういう意味でも、科目別の勉強時間の「可視化」は有益だと思っています。

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成果を可視化する

2018-06-15 13:38:42 | 司法試験関連

継続性に難がある方は、1日の勉強の成果を「可視化」して記録すると良いかもしれません。

毎日、科目ごとの勉強時間などを棒グラフなりで記録していくのです。解いた問題数などでもいいでしょうし、テキストの進んだページ数でもいいです。百選の判例数でもいいでしょう。

私は百選を潰すときは、目次の判例事件ナンバーに〇したり、判例名に斜線をひいたりしていました。何処まで進んだか、あとどれくらいかかりそうかが可視化できてペースアップに繋がりました。「あとどれくらいかかりそうか」が分かると言うのが寧ろ大事です。

「可視化する」とやっているのかやっていないのか、目に飛び込んできますから刺激になると思いますよ。何事も一工夫です。

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やってたはずなのにできない

2018-06-14 19:45:58 | 予備試験関連

短答なんかの場合は本当に分かりやすいのですが,テキストには自分が線を引いたり,マーキングしたり,印をつけている箇所であるにもかかわらず,問題解いたら「できなかった」場合ってよくありますよね。

そういう時,「どう感じますか」。

「悔しい」とか「情けない」とか「自分は温いな」など強く感じますか。感じない人は相当問題があります。何故悔しくないのか、と言う話です。

「ああ,書いてあったか」,「ああ,やってたか」,「ああ,覚えていなかったわ」程度で済ませては駄目なのです。そんなことだからいつまでも「覚えられない」なんて言い訳を平気ですることになるのです。「覚えられない」のではなく,「覚えようとしていない」、「覚えようと言う意欲が欠如している」だけなのです。

「やってたはずなのにできない」。これは,受験生にとって一番怖いことです。本当に怖い。何故できなかったのか,せっかくやったのに何故ちゃんと覚えようとしなかったのか,猛省するのが当たり前になるようにして下さいね。

「何でできなかったんだよ!」と悔しくて仕方ないと言う気持ちが普通になるようにしてくださいということです。何故なら、「今皆さんのしている勉強」に皆さんの人生がかかっているのですから。だからこそ,できないと物凄くイライラするのが普通なんです。私もよく1人で癇癪起こしてました(笑)

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敗因分析

2018-06-14 17:05:49 | 予備試験関連

敗因分析は、科目別に行います。できたできない、ケアレスミス、細かい細かくない、などでは全然駄目だと言うのはお分かりだと思います。

条文系、判例知識系、学説系、択一プロパー問題、計算問題、事例問題、正誤問題、個数問題、などなど、色々なチェックポイントがあります。自分は何がどう苦手なのか、をまず焙りだすこと。そしてその対策として「何をいつまでにやるかを具体的に決めること」。ここまでが「敗因分析」になります。

ケアレスミス、というのは危険なマジックワードです。そこで思考が止まります。何故不注意にも間違えたのか、きちんと詰めておきましょう。何故その場で不注意を冒したのか、についても考えてください。不合格の原因を具体的に全て洗い出すのです。

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2612名

2018-06-14 16:14:42 | 予備試験関連

今年も160点でしたね。下げ止まりました。合格者数は2612名と多めに出ましたね。採点対象者が1000人ほど多いのが影響したのかどうかは分かりませんが。例年並みにするには162点とかで切ればいいのですが5点刻みに拘りもであるんでしょうか(笑)。

対受験者比率でいうと、合格率は23.5%となりました。4人に1人と言う感じです。合格者平均点が177.5点。昨年の論文合格者数で照らし合わせると、190~191点ラインが「合格ライン」となります。昨年が185点なので上にぶれていますね。上位層はレベルが少し上がっているのかな。

行政法と商法は相変わらず低いなと言う印象。刑訴がと言うか刑事系が平均点高いですね。他方で民法が低いなぁと個人的には思います。民法で点を取らないといけませんから。

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予備試験短答合格発表日

2018-06-14 11:52:11 | 予備試験関連

今日は先週の本試験に続いて予備試験短答の合格発表日。どきどきしますね。ここ数年の結果から見て、合格者数は2300人~2400人程度となるのではないでしょうか。

それよりも個人的にはボーダーラインが何点になるかが気になっています。ここ数年の傾向としては5点刻みで下がる感じでできています。170点~160点と言うのは中々幅のあるレンジ。今年は何点なのか気になるところです。

因みに、昨年の論文合格者数の人数を短答の成績で見ると、185点になります。270点満点で比べると得点率68%、一般教養を除く法律基礎科目210点満点で比べると得点率88%になります。まぁ、流石に搬教0点は無いとは思うので、「法律科目で8割を狙う」、という方向性は間違っていないと言えると思います。

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工程管理の重要性

2018-06-12 14:42:09 | 司法試験関連

昨日、中期的な目標を立てた方が良い、と言う話を書きました。これは本当に実践した方がいいと思います。これは本試験も予備試験も同様です。

例えば、本試験受験生であれば、短答落ちの人は当然短答対策をしなければいけません。ここで重要なのは、「いつまでに」と言う締切です。「来年は短答で落ちないようにする」なんて言うのでは全然駄目です。話になりません。「いつまでに8割の得点ラインをクリアーできるようにするのか」、日時に具体性がなければ「目標」ではありません。それはただの「願望」です

そもそも本試験の場合、論文対策がメインですから、いつまでも短答ばかりやってもいられません。できれば答練の始まる時期までにある程度の水準はクリアしておきたい。仮に「9月末まで」という締切を設けた場合、残り3カ月半です。3カ月半で3科目をクリアしなければいけません。単純に割ると1科目1カ月ちょいしかありません。インプットの教材に何を使うのか、問題は何問解くべきなのか、条文の叩き込み作業は、暗記するのにどれくらいかかるか、と考えていくと、既に恐ろしいほど時間がないことが自覚できます。

この「自覚」が大切なのです。既に本番から3週間近い日が過ぎ去り、喉もと過ぎればではないですが、試験直前の「もっと時間があれば!」という切実な思いは消え去っているのではないでしょうか。

それではまた同じ轍を踏むことになります。今は「長い夏」に感じるかもしれませんが、実は時間は全然足りません。その自覚を常に持つためには、中期的な目標を設定し、追われるように次々とクリアしていく、という流れを作ることが大事なのです。

いきなり垂直に上昇し合格ラインを越える、という現象は起こりえません。右肩上がりの曲線を描いてレベルは上がっていきます。例えば、20年夏のオリンピックに間に合うように会場を建設するには、18年末にはここまで、19年夏にはここまで、と言う具合にその時期その時期にクリアできていないといけない工程があり、もし未達であれば「その時点で」20年夏には間に合わないことが確定します

「既に年末の時点で19年合格は原始的不能だった」、ということならないように成長ペースを維持していきましょう。その為には中期的に目標を落とし込んでいくことがポイントになるのです。

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今日に集中する

2018-06-11 18:52:03 | 司法試験関連

来年合格に向けてプランを立てる上で、複数の中期的な目標を設定するといいと思います。「来年合格する」はもちろんそうなんですけど、漠然とし過ぎています。

そこで「9月末までには~」、「11月末までには~」、と言うように段階的な目標を設定していくのです。到達度が分かるようにある程度数値化できるものならば尚更いいです。幾つかのマイルストーンを設定してそれを目指していくわけです。1カ月、2カ月スパンで締め切り効果を活かし、自分を追い込んでいくイメージ。どうしてもだらけてしまうのが人間の性ですので。

あとは、「今日に集中する」ことを日々繰り返すのみです。

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うっかり

2018-06-11 17:29:31 | 雑感

9日は、1年ぶりにうっかり歳を取りました。いつも年明けから1歳年をとった気分になるので、あんまり感慨はないんですけどね(笑)。そんなことよりも「18年ももう前半戦が終わるなぁ」、という方が気になる年頃です(笑)。

先週に続き、今週は予備試験の短答合格発表があります。160~175点の範囲に収まる気がしますが、ちょいと幅があるレンジで落ちつかない人も多いでしょう。

予備試験の天王山は何と言っても7月の論文ラウンドです。あと1カ月程度ですがギリギリまで追い込んでやり切りましょう!

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妙に細かいランク付けは有害

2018-06-08 20:33:30 | 司法試験関連

論点に対するランク付けは昔からありますが、妙に細かいランク付けは有害です。

そもそも、A、Aマイナス、Bプラス、B・・・。これらの違いって何なんでしょうか。何となく重要度が客観的に示されているようでいて、数値化されているわけでもなく、要は講師個人の純粋主観に過ぎません。「AマイナスとBプラスの違いは何なんでしょうか」、と言う話です。どっちにしろやらなきゃダメでしょう。

以前、一緒に受かった同期が、「吉野さん。ランク付けなんて要らなくないですか。何か根拠あるならともかく、要は感覚的なものに過ぎないですよね」と言っていたことがあります。私もそう思います。

もちろん、「論文に出る可能性があるor頻出の論点」、「択一プロパー」といったある程度の区別は必要です。「細分化され(過ぎ)たランク付け」には意味がないという事が言いたいのです。「BはやるけどBマイナスだからやらなくていい」、というのは実は根拠があるようで全然ないので、危険です。

昔も、ランク付けでCとかDと言うのはありました。例えば「根抵当はCランク」と言った感じです。問題はこの「C」というのを「どう受け取るか」です。最近の傾向は「やらなくてよい」と言う感じがしますが、そうじゃないのです。そもそもやらなくてよいならテキストに載せる必要はないでしょう。妙に細分化すると「やらなくてよい理由づけ」になりかねない危険があると考えています。

ランク付けに惑わされたり、振り回されたりしないようにしてくださいね。

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第一に網羅性

2018-06-08 19:09:40 | 司法試験関連

来年に向けてリスタートする上での注意点は、変に「ショートカットしようと思わないこと」です。ランクがどうとか四の五の言わず、1冊キッチリ自分のものにしましょう。

効率がどうとか言ってる場合じゃありません。効率がいいのか楽してるのか区別がつかないことも多いからです。

まずは「網羅的に潰していく」という作業を1度しましょう。メリハリ付けはそれからです。

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