1カ月半

2019-03-30 06:10:39 | 司法試験関連

学部や法科大学院の卒業式が全国で行われる時期ですね。法科大学院を卒業するといよいよ天王山がやってきます。あと1ヶ月半ですね。

基本的には「現状の力で如何にして受かるか」を考える時期です。

例えば、判例学習においては、「どの判例を使ってこの問題を解くのか」、という点に重点を置きましょう。論文問題は判例を「道具」にして事案を処理するからです。条文は、短答がない科目なら条「文検索能力」を高める。制度趣旨や規範は迷わずスラスラ出てくるように何度も何度も暗証を繰り返す。

それから、スキル面では、各科目の「お約束」をきちんと身に付ける。「問題文の読み方」をもう一度再確認する。書面化能力を高める。答案構成が終わり、答案を書き始めたら、基本的に「筆が止まることはない」の原則です。止まるのは事実を拾う時と、答案構成を確認するときくらいです。私は答案に書いた部分については、答案構成にバツ印をつけ、問題文中の事実に関してもチェックを必ずいれ、書き漏らしがないようにしていました。

但し、暗記重視の勉強に偏らないよう注意が必要。1ヶ月も詰め込み型の暗記中心の勉強を続けると、驚く程に頭が固くなります。その意味では適宜、新作問題に触れるのもありです。

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超直前期

2019-03-26 19:46:28 | 司法試験関連

本試験受験組の方は、いわゆる全国公開模試を受けている方も多いかと思います。

早い日程で受けた人は答案返却も早いので、返却後に修正をする時間があります。遅めの日程で受けると、答案の返却時期が大分遅くなるのでその点は留意しましょう。受け終わった段階である程度自分で再チェックした方が良いかもしれません。模試の成績自体はあくまでも「参考程度」にしておきましょう。イメージ通りにできなかった点を最後に修正していくのが模試の一番の目的です。復習も知らなかった論点、判例、条文辺りを押さえる程度でいいと思います。復習に時間をかけすぎないようにしましょう。やるべきことは他にあります。

また、残り時間が限られているので、「時間的にやれないことはやれない」と割り切る必要があります。いつまでも気にしていると精神的に良くないです。4月末までの予定で優先順位の高いことをこなしていきましょう。多少の無理は必要ですが、高望みしすぎて予定を組み過ぎると、消化しきれないときにストレスになりますから注意しましょう。5月はあえてフリーにしておけば、スケジュールに遅れが出ても対応できるので、安心です。

 

 

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原則からの例外へ

2019-03-24 11:05:51 | 司法試験関連

講義を聞いて復習する際に、原理・原則を覚えることに集中すると思います。憲法で言えば「内容に着目した規制は厳格に」、「事前抑制は原則禁止」などですね。もちろん、全てが原則の確認から始まるのでとても重要なことです。

しかし、試験では、原則をそのままどストレートに聞いてくることはまずありません。正直試験で問われるのは「原則の逆」「例外」の方です。復習の際にはこの点を強く意識する必要があります。

例えば、憲法で言えば「表現内容着目規制なのだが厳格度を緩めたい」等が典型でしょう。で、どうするか、ということです。表現内容着目規制の場合、厳格度を上げるべき理由を考えます。原則の確認です。「権力が恣意的に規制権限を行使するおそれがある」というのが大きな理由の一つです。要は、「権力の考え次第で規制権限が行使されるから」内容着目規制は一般的に危険だ、というわけです。

であるならば、その恐れがなければ多少緩めてもいいのではないか、という考え方が出てきます。これが「趣旨から考える」ということです。営利広告規制の場合に厳格度を緩めたいなというときに、このあたりから理由をひねり出していくわけです。この作業が「現場思考」なり「応用力」ということになります。原則の逆、例外をどう肯定していくか、入門段階からそれを意識することが大切です。

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条文読み込み

2019-03-21 18:39:29 | 予備試験関連

予備試験受験の方は、そろそろ短答対策に本腰を入れないといけません。油断は禁物です。

点数を上げやすいのはやはり条文知識です。知っているかいないか、と言うシンプルな出題なのでひねりがあまりなく、やればやるだけ点が伸びます。

論文でも「条文検索能力」はモノを言います。しっかり読み込んでいきましょう。

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論点抽出能力、瞬発力

2019-03-19 16:19:44 | 司法試験関連

論点の抽出能力は、理想は、「問題文を一読して、大よその論点には気付ける」、というレベルになります。目指すのはこのレベルです。

二読しようが三読しようが、哀しいかな、一読目で気が付かないものは気付かないままなのが普通でしょう。2回目以降は詳細の確認など詰めの作業として読むことになります。

また、予備試験も本試験も多論点型の問題が増えてきていますので、「気付ける」だけではなく、気付く「瞬発力」も重要になってきます。

そしてこの「瞬発力」を付けるためには、「チェックリスト」が頭の中にインプットされていなければなりません。この「チェックリスト」は、論点、判例、条文知識、処理手順だったりします。これらがインプットされていなければ、問題文と照らし合わせても何が問題になるか気付けません。そのために入門段階があると思ってくださいね。

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統治マーキング講義

2019-03-17 13:53:34 | 司法試験関連

第6回 83条~91条

第7回 92条~最後

トータル4時間弱で収まりました。論点レジュメもつきます。

たまたま?内容的に切りよくなりました(笑)。

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クイズの答え

2019-03-15 19:41:01 | 司法試験関連

・公序良俗を害するような場合であっても対審は公開しなければいけない場合がある。

→ 正しい 82条2項但書

・裁判官は懲戒処分として減給されることがある。

→ 誤り 79条6項、80条2項

・裁判官は懲戒処分として罷免されることがある。

→ 誤り 78条前段、79条2項に限定。

・政令で憲法を直接執行することができる。

→ 誤り 

・法律および政令に対する主任の大臣の署名と総理大臣による連署は、法令の制定責任・執行責任を明らかにしたものである。

→ 誤り 法律の制定責任はない。

・予算を国会に提出するのは内閣である。

→ 正しい 73条5項

・憲法上、内閣が総辞職しなければいけない場合は3つ規定されている。

→ 正しい 69条、70条

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憲法統治マーキング講義(収録状況)+クイズ

2019-03-14 17:03:52 | 司法試験関連

憲法統治の進行は以下の通り。

第4回 65条~75条

第5回 76条~82条

各回35分程度になっています。

<○×クイズ>

・公序良俗を害するような場合であっても対審は公開しなければいけない場合がある。

・裁判官は懲戒処分として減給されることがある。

・裁判官は懲戒処分として罷免されることがある。

・政令で憲法を直接執行することができる。

・法律および政令に対する主任の大臣の署名と総理大臣による連署は、法令の制定責任・執行責任を明らかにしたものである。

・予算を国会に提出するのは内閣である。

・憲法上、内閣が総辞職しなければいけない場合は3つ規定されている。

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条文マーキング講義憲法統治(収録状況)

2019-03-10 18:17:46 | 司法試験関連

第1回 1条~9条

第2回 41条~51条

第3回 52条~64条

です。1コマ30分程度で収録しています。

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条文マーキング講義憲法統治

2019-03-10 12:22:11 | 司法試験関連

条文マーキング講義の憲法統治編を収録します。他の科目同様、条文の文言チェックが主目的ですが、統治は、短答で統治の「論点」が問われることが多いと言う特殊性があります。

そこで、今回は、論点をまとめたレジュメ(ワードベタ打ちで35ページ程度)を作成しました。論証部分と学説整理部分で構成しています。

プロパー的な細かい知識を講義で一気に確認し、論点はレジュメで確認して貰う形式です。

詳細決まりましたらまた告知致します。

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過去問演習

2019-03-07 02:34:42 | 司法試験関連

短答の過去問題ですが、そろそろ、フルスケール型で系統別に時間を図って一気に解いてみましょう。マークシートも使って本番のつもりでやってください。

本試験組は、そろそろ、1日1問、論文の過去問を解いていきましょう。今まで試行錯誤してきた答案スタイルを肌感覚まで落とし込むのが目的です。何度も解いていると思うので、時間はやや短めで解いてみてください。

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超直前期へ

2019-03-06 14:48:19 | 司法試験関連

3月6日。あと3週間もすれば桜の開花時季と言う感じでしょうか。春ですね。

というわけで、受験生的にはいよいよ、超直前期になりつつあります。現時点で「やるべきこと」のリストの再確認を。時間的にやりたいこと全てはできません。これは仕方がないこと。勝つために「やるべきこと」の優先順位付けが重要です。

勉強計画も、4月末までで作成した方がいいでしょう。どうせ計画通りには行かないので、5月は予備日扱いにしておいた方が、精神的に良いと思います。

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